MySpace人気下降のうわさは誇張にすぎない
by Duncan Riley on 2007年6月21日

「Yahoo自社株25%と引き換えにNews CorpからMySpaceを買収する」というYahooとNews Corpの交渉は、MySpaceの価値の見積もりに関心を集めた。大半のコメントは否定的なものだ。Michael ArringtonはMySpaceは勢いを失いつつあるスターだと表現 。他の人たちも、「Facebookがアーリーアダプターたちからの人気を獲得した事実から、MySpaceは縄張りを失いつつあり、苦戦中ではないか」と見た。

まず、はじめに公平を期しておきたいのだが、私はMySpaceの人気の秘訣がどうしても分からなかった。MySpace機能一式のひどさ、Facebookに比べてのMySpaceのサイトのまとめ方のまずさ、それに、Facebookがどれ程より良いプラットフォームかなどについて、私は数ページにわたって記事を書ける程だと思っている。私はFacebookの魅力については、はじめからすぐ理解できた。それに、とてつもない数に上る「友だちリクエスト」を毎日受け取ることから見て、他にも同様の人は多数存在するようだ。しかし、私が「数字は嘘をつかない」という事実を受け入れてからずいぶん経つ。

MySpaceは下り坂ではない。それどころかMySpaceは伸びを見せている。現在の成長レートから見ると、Facebookがトラフィックとユーザー数でMySpaceに追いつき、MySpaceユーザー数の大幅減少が目に見えるのには数年かかるだろう。

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Facebookのような手強いライバルに真っ向から対抗されても、MySpaceは成長を持続している。Alexaによる3月のデータからは、MySpaceの成長を示す図中のラインにわずかな下降あるいは平行線が見えるものの、6月のトラフィックは、これまでにおいて最も強みを見せたものとなった。

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comScoreによると、MySpaceは2006年8月のユニークビジター数5580万から2007年4月には6680万に成長。成長率にして20%をわずかに下回る。Facebookの成長率はより高いパーセンテージだが、ベースになる数字は、はるかに低い。同期間中においての成長は、1480万から2300万にすぎない。トラフィックの割合はおよそ3対1。

MySpaceユーザーがFacebookに何百万という単位で殺到しないのは何故か。

ユーザー層の違いがまず最初に理由として挙げられるだろうし、私はこの点についてはすでに上記で述べている。私はMySpaceがどうもよくわからない。だが、Facebookの魅力は理解できる。そして、私は現在31才で16才(のティーン)ではない。Facebook(のアプローチ)は、構造化されており、Generation XそれにGeneration Yの上限の世代にうまく訴えかけるものだ。一方、MySpaceは全く昔の西部劇を思い出させるような荒っぽさで、何でもありのようだ。MySpaceユーザーのページは不細工に見えるかもしれないが、Facebookの画一性を好ましく思わない反抗期の若者グループにとって表現の場となっている。パーソナライズ化は年長のユーザーに比べ、より若いユーザーに魅力のあるものだ。MySpaceページはhtmlで編集可能だが、Facebookで最大限に出来ることと言えば、スタンダードな青と白のページでのウィジェットサポート。

ユーザーがどれほど時間を費やしたかということは重要な要素だ。そして、このことはMySpaceが同分野における先発者であるということを反映している。1.7億人以上の人々が、友だちの追加からブログを書くこと、リンク作成、とてつもなくひどいテンプレートデザインなどに至るまで自分のMySpaceページ作成に時間を費やしてきた。一部のMySpaceユーザーはFacebookを利用するようになるかもしれない。しかし、大半のユーザーは「友だちみんなが使っているサービス」というティッピングポイントにFacebookが至らない限り、Facebookを利用する事は無いだろう。そして、Facebookはまだその時点に達していない。同様に、ユーザーは友だちが多く利用しているサービスを利用する傾向がある。Facebookはアーリーアダプターたちの間で人気がある。というのも、われわれ大半は、MySpaceを完全には受け入れられなかった。そこで、MySpaceページ作成のために費やした時間を(他サービスに乗り換えることで)ムダにするということはまずない。そして、友人や同僚と同じような立場でつながることもできる。

数字の面のみで考えるなら、 News Corp/ Yahooがタイアップするのも、ある人たちが言っているほど悪いことではあるまい。Yahooは、メジャーなソーシャルネットワーキングサービスをのどから手が出るほど欲しいと思っているだろう。Facebook買収はまとまらなかったし、Bebo買収の試みは「どうも何の進展も無かったようだ」という噂がある。MySpaceがYahooグループとして運営されるということは、すでに安定しているYahooにとてつもなく人気なサービスが加わり、Yahooが提供する様々なサイト・サービスを活用することで富を生み出すということである。MySpaceの検索エンジンとして採用されたGoogleの地位を奪うことで(今後3年間で$1B[10億ドル]相当と過去に評価された)、すぐにでもYahooは検索トラフィックと利益を増加することができるだろう。もちろん、交渉は何の成果もないままに終わるかもしれない。しかし、今回のディールの評価は、ソーシャルネットワーキング分野のプレイヤーとして、MySpaceを優位な方向へと導くものとなるだろう。

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/has-the-myspace-to-facebook-switch-begun/ TechCrunch Japanese アーカイブ » MySpaceからFacebookへの乗り替えは始まっているのか

    [...] ソーシャルネットワークの市場シェアがハイプだけで決まるものなら、Facebookの圧勝ということになるが、いくらみんながFacebookがすばらしいと言っていても、未だにMySpaceが一番人気のソーシャルネットワークであることに変わりはない。 [...]