Salim Ismail、Yahoo Brickhouseの責任者に
by Michael Arrington on 2007年3月16日

Yahoo Brickhouseは半独立の新サービス開発を担当するビジネスユニットだが、まだ正式にはローンチしていない。しかしすでに忙しく業務を開始している。2月7日にローンチされたYahoo PipesはBrickhouseが開発したプロジェクトだ。

明日(米国時間3/15)、Yahooは外部の起業家、Salim IsmailをBrickhouseの責任者として採用することを発表する予定。Ismailは現在の暫定責任者(でFlickrの共同ファウンダー)のCaterina Fakeからこの地位を引き継ぐことになる。FakeはYahoo内で別の役職に就く。

Ismailが創立した最近のスタートアップは Confabbで、同社はこのほど新しいCEOとしてDavid Dellを採用したと発表した。Ismailは会長としてConfabbに止まる。最近のConfabb買収の噂について、Ismailは「わが社は現在ベンチャーファンドと資金調達ラウンドについて話し合っているが、それ以外の戦略的可能性も検討されている」と述べた。IsmailによればConfabbの経営は順調で、有料ユーザー層が拡大を始めており、今年後半には大規模な政治的集会をサポートすることになるだろうということだ。

私は今晩、IsmailにBrickhouseのことを尋ねた。Brickhouseのプロジェクトについてはほとんど情報がない。(最近のBusiness Week の記事参照)。

Ismailによると、Brickhouseの目的はスタートアップ同様の環境でイノベーションを行うことにあるのだという。Brickhouseは、SunnyvaleのYahoo本社から遠く離れたSan Franciscoに所在する。ProjectのアイディアはYahoo社内ものを使う。Ismailは「Yahooの数多いHack Dayイベントで生まれた新しいサービスのアイディアが何百もあるし、Yahooの社員から直接提案されたアイディアもある。Brickhouseではいちばん見込みのあるアイディアを選んで実用化を目指す。年に4-6の新サービスをリリースする予定」と語った。

Brickhouseの従業員の大半はYahooの社内からリクルートされる。選ばれた社員は一時休職してBrickhouseのプロジェクトで働くことになる。外部の人材も必要に応じて採用する。またベンチャーファンドに支援された本物のスタートアップ同様のボーナスシステムを採用して、プロジェクトを成功させた社員に報酬を出す予定だという。

IsmailはYahooのサービス戦略担当VPのBradley Horowitzの指揮下に入る。

YahooがBrickhouseの責任者にベテラン起業家を得ることができたのはめでたい。新しい血を入れて物事を活気づかせるのはまさにYahooが必要としていたことだ。Brickhouseのプロジェクトから新しいサービスが生まれてくるのが楽しみだ。Pipesで素晴らしいスタートを切ったといえるだろう。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/yahoo-fireeagle-a-platform-service-for-geo-information/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Yahoo、「FireEagle」を発表―地理情報サービスのプラットフォーム

    [...] 今晩、YahooはKickstart に加えて、Salim Ismailの〔先進サービスの開発グループ〕Brickhouseから非常に有用な新しいプラットフォーム・サービスを発表する。これは現在暫定的に「FireEagle」というコードネームでアルファ・テスト中で、正式公開に向けて名称とその期日を検討中。おそらく今月末にローンチされるはず。FireEagleは完全にRuby on Railsで開発されたプロジェクトで、以前YahooがZoneTagサービスを開発していた際の副産物として生まれた。これはユーザー位置情報をコントロールするプラットフォームで、FireEagleに(直接に、あるいはFireEagle APIを利用してサードパーティーのアプリケーションから)ユーザーがどこにいるかという情報(正確な緯度経度情報、都市名、郵便番号その他)を入力すると、システムがそれを登録する。またGPS付き携帯(その他GPS機能を持つデバイス)を持つユーザーは位置情報を定期的にFireEagleにアップロードすることができる。もちろんユーザーは位置情報のモニタをいつでもオフにすることができるし、すでに登録した位置情報データをすべて削除することもできる。Yahooによると、このとき情報は即座にサーバーから削除されるという。収集された位置情報は、ユーザーの許可を得て、他のアプリケーションのサービスに直接に取り込んで利用することができるようになる。これは、たとえばFlickrにとっては理想的な機能だ。Flickrはユーザーの投稿する写真にどうやったら 緯度・経度情報を付与してもらえるかで苦闘している。(FireEagleが利用できれば、Flickrは写真のタイムスタンプをFireEagleのデータと付き合わせるだけで、ユーザーがその写真を撮影したときにいた場所を特定できる)。FireEagleはまた既存のPlazesのような場所に関するブログとの間でユーザーの位置情報をやり取りすることで相互にメリットを期待できる。FireEagleは情報をエクスポートしたりインポートしたりするためのオープンなAPIをサポートする予定だ。Ismailは「ここ数ヶ月、50以上のサードパーティーのデベロッパーと密かに共同開発を続けてきた」と語った。これらのデベロッパーの多くはFireEagleの正式ローンチに合わせてアプリケーションを公開できるという。私は先週Brickhouseを訪れてデモを見せてもらったときに、携帯カメラで何枚か撮影した。画質はあまりよくない(というかヒドイ)が、どんな感じかつかんでいただけるかと思う。一番下はFacebookアプリケーションの例。FireEagleを見て大いに興奮するデベロッパーが多数出ることは請合っていい。[原文へ](翻訳:Namekawa, U) fireeagle Yahoo [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/yahoo-brickhouse-left-headless/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Brickhouseのトップ、Yahooを去る

    [...] 2007年3月以来Yahoo Brickhouseを率いてきたSalim Ismailが、今日(米国時間2/13)Yahooの大量レイオフの一環として、同社を後にした。レイオフ特典が用意されており、同氏は自分からやめたと語っている。 [...]