2006年7月27日

SayNowでミュージシャンがファンとおしゃべり

Marshall Kirkpatrick

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システムというのはシンプルなのが一番だったりするが、このSayNowもそんなシステムの一つかもしれない。まだプライベートベータ版のこのシステムは、MySpace上でファンと音声でメッセージのやり取りをしたいミュージシャンを対象に作られた。ミュージシャンが声を録音すると新規メッセージの着信アラートがSMSで送られ、ファンは自分がフォローしているミュージシャンのメッセージを聞いた後、返事を録音して残したりできる。もちろんこれは、声のイントネーションと使い易さが決め手となる1対多のモバイル通話にも使えるモデル。SayNowは使い方こそ簡単だが見た目よりシステムは複雑にできている。音声認識、SMSを統合化して消費者にアピールするサービスを実現したい大企業からは買収のターゲットになる可能性もあるだろう。もっとも私は今のままで充分このサービスが気に入っているし、買収がなくても自力で成功できるとは思うけどね。優れた機能性と強い需要、それにビジネスモデルも手堅い。

SayNow開発に当たる8人のチームはPalo Altoを本拠にしており、非公開の資金調達を1回実施している。

SayNowはファンベースともっと一対一の対話を深めたい人にはピッタリのシステム。声というのはテキストより身近なコミュニケーション手段だし、通話者双方の電話番号交換の間にワンクッション置くことでプライバシーも保つことができる。テスターと私が早速ベータのシステムを試してみたが、SayNowがプロの仕事であることは一目で分かる。サクサク使えるというのは、開発にある程度時間をかけたアプリケーションだということだ。

電話の利用に応じて音声認識とajaxウェブインターフェースが起動するのも好印象だ。SayNowのMySpaceウィジェットの利用例を見たい人は、フューチャーアーティストAM KiddのMySpaceページをチェックしてほしい。SayNowがこれまでフューチャーした利用アーティストの中にはMySpaceアカウントに何万という友だちを抱えている大御所もチラホラいる。これは、ソーシャルメディア市場に大きな需要が見込めるだろう。このサービスは、単にクールでこれから市場を探すサービスとは違うのだ。

長期収益モデルはメッセージに広告を入れるというものとなろう。もし、サービスが軌道にのればかなりうまく行くと思う。メッセージ前後に会社名と一行広告を挿入しても、聞くのを嫌がる人はいまい- それと引き換えに尊敬するミュージシャンとコミュニケーションできるんだからね。

SayNowで何度かメッセージを送ってみるまで、このアイディアはつまらないと考えていたが、こうして実際に試し、その背後のチームとビジネスモデルを見てみると、これはもしかしたら成功するスタートアップかも。そう確信を強めた。

Noah Kagan、情報提供サンクス!

[原文へ]

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