ブランド戦略が泣いて喜ぶ?バイラル宝くじ「ScratchYourself」
by Michael Arrington on 2007年4月28日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

今日(米国時間4/27)、ScratchYourself という新サービスを見つけた。これはわりとシンプルなFlashベースのアプリケーションで、ユーザーは自分の好みの画像をアップロードしてスクラッチカード式の一種の宝くじを作ることができる。ベータテスト期間中、全ユーザーを勝ち抜いた人には毎日総額90ドルというささやかな賞金が当たることになっている。

スクラッチカード(普通はコインでこする宝くじ券のこと)ができたら、ユーザーは友達にリンクをメールで送ってもいいし、自分のウェブサイトにエンベッドして公開してもよい。早速TechCrunchのロゴ入りカードを作ってみた。エンベッドしておくのでマウスカーソルでこすってみて欲しい。

私が興味を持ったのはユーザーインタフェースよりも(これは簡単にコピーできる)、ビジネスモデルと賞金の支払い方法のメカニズム。ScratchYourselfではユーザーがスクラッチカードを作ってブログやMySpaceページその他に思わずエンベッドしたくなるようなインセティブが用意されているのだ。つまりユーザーがスクラッチカードを作って、そのカードで誰かが「当たり」を引いたら作成者であるユーザーも同じ賞金がもらえる、というもので、賞金はユーザーの好みによってPayPal、小切手の郵送、Amazonのギフトポイントのいずれかで支払われる。

この会社のビジネスモデルは広告主を賞品(キャッシュ、賞品、クーポンなど)のスポンサーとして引き寄せることにある。ScratchYourselfのシステムが信頼でき、かなりややこしい連邦と州の宝くじの運営に関する法令もクリアできることがわかれば、企業ブランドの売り込みツールとして魅力的なものになる可能性がある。ユーザーはカードをスクラッチする間、カード表面の画像を十分長い時間注視することになる。これは普通のバナー広告では望めない効果だ。しかも作成者も当たれば同じ賞がもらえるというのはうまい仕組みだろう。

ShycastBix (Yahooが買収)もブランド戦略志向のコンテストをビデオで実験している。 (ShycastはSNSでもある)。

注: goatseみたいなグロサイトの画像でスクラッチカード作って私に送りつけないように(最近は読者のみんながやりそうな企らみにだいぶ詳しくなってきた)。

【日本語版ひとこと】ちょっとシステムがわかりにくいかもしれない。ScratchYourselfには、賞を提供するスポンサー、スクラッチカードを作る作成者、カードをこすってみる利用者の3者がいる。システムがランダムに決定した時刻の直後、最初にカードをこすった利用者が「当たり」になる。このときカードの作成者も当たりを引いた利用者と同じ賞がもらえる。

[原文へ]

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