できたてのホヤホヤだが、Scribdは大成功かもしれない
by Nick Gonzalez on 2007年3月26日

scribdlogo.png2週間とちょっと前、われわれは「文書のYouTube」ともいうべきScribdのローンチを伝えた。このサイトはその時点でかなりのトラフィックを集めていたが、たいていのスタートアップと違って1日、2日でトラフィックが急激に落ち込んでしまうことはなかった。

Scribdには毎日10万近くのユニーク訪問者がある。現在までに8600のユニーク登録者があり、1万2千の文書がアップロードされている。(うち35%は匿名)。Scribdチームによると、トラフィックは米国内からと国外からがほぼ半々となっているという。(約半分が英語以外の文書)。ことに目立つユーザーとしてはBuilder (こと、Bill Allin)がおり、113の文書をアカウントにアップロードしている。その中のひとつ、「なぜ知的な人間は不幸になる傾向があるのか 」は大きな反響を呼び、Diggにも載ったし、Adam Corollaのモーニングショーでも紹介された。

Scribdは小規模なスタートアップが事業を立ち上げる際のお手本といっていい。サービスは本質的にバイラルな性格を持ち、ユーザーインタフェースはばかばかしいほどシンプルだ。投稿も閲覧も匿名でできる。投票システムにより、面白い文書は上位に表示されていっそう他のユーザーの目にもとまりやすくなる。また、このシステムはGoogle検索と相性がいいらしく、多くの文書が検索結果の上位に表示されている。

やはり著作権者からの苦情は出ている。Scribdに対してはすでにDMCA法に基づく削除要求が25件出ている。どのケースでも文書はただちに削除され、問題は友好的に解決している。それでもかなりの量の著作権侵害の文書がサイト上に残っており、ScribdはWilson Sonsini Goodrich & Rosati 法律事務所(YouTubeも契約している) に著作権問題の法的処理を依頼している。ただしYouTubeに比べるとScribdはこの種の問題にもっと容易に対応できそうだ。ビデオコンテンツと異なり、多数の個人によって書かれる文書の量は圧倒的に大きいので、違法なアップロードに頼る必要性はずっと少ない。しかもテキストベースの文書の著作権侵害は、マルチメディアコンテンツの場合に比べて発見が容易だ。

近くScribdは文書をエンベッドする際のサイズを調整可能にしたり、文書の公開範囲をグループに制限するなどの新機能を追加してユーザーインタフェースの改良を図る。

下に載せたのはScribdの社内データによるローンチ以来のトラフィック。この内部データはAlexaの数値とおおむね合致している。

scribdtraffic.png

Scribdはベンチャーファンド、Y Combinatorが投資している会社のひとつで、ファウンダーはTrip Adler、Jared Friedman、Tikhon Bernstamの3人。

[原文へ]

  • http://bolinc.net/?p=594

    [...] ͥȤϤ ScribdᤤäȥƥYouTubeɤǤ롣åץɤʸ˥䥳ȤĤƶͭǤ륽ͥåȥȤǰե.doc.pdf.txt.ppt.xls.ps.litʤɤ롣 [...]

  • http://netsurfingmem.jugem.jp/?eid=110 【最新情報とおもしろ情報を30秒で伝えるネットサーフィンメモ】改め【なんだいのネットサーフィンメモ】http://netsurfingmemo.com/

    【30】文書共有サイトscribdの話…

    [:びっくり:] 時代は何でも共有なのじゃ!!だが、妻の財布は共有ではないのじゃ!!なぜじゃ!?…

  • http://jp.techcrunch.com/archives/19-billion-words-scribd-is-catching-up-to-wikipedia/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Scribdは19億ワード、Wikipedia英語版は百科事典750巻分!

    [...] Scribdの過去半年は快進撃と言っていいだろう。サービス開始後の大きなトラフィックにも持ち堪えたし、Redpoint Venturesから$3.5M(350万ドル)の調達も完了した。彼らを見ていると、オンラインに文書を手軽に発行するという問題が、まだ未解決だったことが実感できる。 [...]

  • http://www.ebook2forum.com/2010/04/sharing-is-publishing/ ソーシャル・パブリッシングとは何か:共有即出版 : EBook2.0 Forum

    [...] Scribdは、弱冠23歳のトリップ・アドラー (John R. Adler III)が2007年、サンフランシスコで創業した。パロアルト生まれながらハーヴァード大学で生物物理学を専攻。サーフィンやサキソフォン、ゴーカートなどにも非凡な才能を発揮した彼が Scribdの着想を得たのは学生時代、著名な神経外科医の父親との会話の中であったらしい。学術論文の出版の難しさを知った彼は、文書共有サービスのアイデアを実現するために共同創立者の2人とともにケンブリッジ市にある Y Combinator を訪ね、支援の獲得に成功する。サービスの立上げは2007年だが、使い勝手のよさからすぐにトラフィックが上昇。2008年にはソーシャルメディアのトップ20にランクされる。 [...]