Second Life2.0を追うThe Metanomics Conference
Duncan Riley
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Second Lifeでの雰囲気が変わってきている。企業各社が大はしゃぎでSecond Lifeに参加して、オフラインでのブランドをPRする為に巨大なビルを建てたものの、誰も訪れず、結果として撤退するという時期は一段落したようだ。今、Linden Labのオンラインワールドに参加しているプレイヤーは、何らかの新しさ持ち、また、おそらく今後持続可能で、かつユーザーのニーズに合った内容のサービスを構築しつつある。
表面上では、Second Lifeはインターネット業界に見られる開発サイクルを繰り返しているように見える。スキャンダルとオフラインブランドをSecond Lifeに持ち込もうという無駄な試みが多数見られた時期はちょうどウェブ最初のブーム期にのようなものだ。その後、2000年のクラッシュの後、ウェブから撤退した者も多数いた。その一方で少数ながらコアなウェブプレイヤーたちは新たに参入したプレイヤーと共に、その後もウェブにとどまり、便利なインターフェース構築を開始。現在のSecond Lifeはちょうど2001-2002のようなもので、新時代の幕開けと言えるだろう。いわば、Second Life 2.0だ。
Second Life 2.0にやや遅れて登場したのがNick Wilsonだ。Wilsonは「Threadwatch」サイトで数年間に渡ってブログを書いているSEOブロガーとして最もよく知られている。同サイトを売却後、彼は興味の対象をSecond Lifeへと向け「Metaversed Blog」をスタートした。同サイトはSecond Life内でのビジネスの浮き沈みを記録したもの。そのWilsonが、Cornell Universityと共同で、この先数ヶ月に渡りバーチャルワールドの「メタバース」でのビジネスとポリシーについて探る一連のイベント「Metanomics Conference」について正式に発表した。
果たして本当に転換期を迎えつつあるのかWilsonにきいてみた。
SecondLifeでの各企業は反動を気にせず、その動きを利用している。最初の反発で多数の参加企業が撤退したが、依然としてSecondLife内でのプレゼンスを継続しているものは堅固な立場を築きつつあり、その他を先導しつつある。言うなれば、道を切り開きつつある存在といってよいだろう。華々しい報道よりは、遠隔地にいる同僚、カスタマーとより緊密なコミュニケーションを図るなど、SLプラットフォームでの実験を通じてバーチャル環境の有意義な利用方法の発見が重視されている。
興味深いことにWilsonは、いまだにSL内での活動を継続している企業、そして今から新たに参加する企業は、より長期におけるゴール達成を目指している、と考えている。
これら参加企業の中で、「バーチャルベンチャーによって直ぐに利益を上げよう」と考えている企業は無い。しかし、全ての参加企業はこの可能性に気付いている。そして、Sun、Cisco、IBM、Intel、Amazonといった各社は長期にわたるプロジェクトに取り組んでいる。
Metanomicsは「Second Lifeをごく自然に受け入れている企業と、警戒心を抱いている企業との橋渡し役」になることを目指しているとWilsonは言う。
私が実行してみたいと思っていることの一つに、動画、ポッドキャスト、ウェブなど人々がすでに馴染みのあるフォーマットを利用して、SLをより身近なものとして紹介することがある。「SLCN.tv」での番組を通じてのパートナーシップ、それにCornellとチームを組むなどにより、SLをごく自然に利用している人たちと、まだそれほど馴染んでいない人とのギャップを埋めたいと思っている。
同コンファレンスのプレビュー動画は以下。最初のセッションは9月17日開催。あいにくにも、TechCrunch 40の真っ最中だ。しかし、もし、サンフランシスコでのTechCrunch 40に参加しない人、Second Lifeやその他のオンラインワールドの可能性に興味のある人にとっては、チェックしてみる価値のあるコンファレンスだろう。
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2007年 10月 12日 at 7:01 am