700MHz周波数帯オークションの高等戦術― ミシシッピー渓谷から不意打?
Erick Schonfeld
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たとえばeBayのオークションの場合、何かのアイテムを本当に落札したかったら、最後の瞬間まで待ってから一発で高値をつけて入札に勝つというような戦術がある。現在進行中の政府による無線周波数のオークションでもそれによく似たことが行われている可能性がある。FCCはこういった「最後の瞬間の一発入札」を防止するためにルールを設けてはいる。しかし十分に資金力のある入札者はその裏をかいて、オークションの最後の瞬間まで手の内を見せずにいる方法を使えるかもしれない。
オークションの規則によると、入札者は毎回のラウンド(毎日、数回のラウンドが実施される)で、入札資格を得るための保証金を払いこまねばならない。しかも毎回のラウンドで必ず入札するか(全員が入札をパス―3回まで許されている―した場合を除く)、あるいは最高額入札額を維持している(この場合は自己の前回の入札額を上回る入札を行う必要はない)かでなければ、次のラウンドに参加する資格を失う。
周波数帯は数十のブロックに分割されてオークションにかけられているが、なんといってもいちばん注目を集めているのはいわゆる「全国区」のCブロックだ。昨日(米国時間1/31)、Cブロックに$4.7B(47億ドル)の入札があった後で、動きが止まった。それまでのオークションの推移のパターンと参加ルールから考えて、一部にはこれでCブロックのオークションには決着がついた、たぶん勝ったのはGoogleかVerizonのどちらかだろう、という観測が出ていた。
しかしどうやらもうひとつ可能性があるらしい。Cブロックに応札する企業は地方(北東、南東、五大湖、ミシシッピー渓谷、中央、西部)別に参加することができる。この地方別参加者の最高入札額は、当然だが、全国区に対する47億ドルの入札額を下回るので今まで注目されてこなかった。しかし地方区の最高額入札者は最後まで地方区のオークションに参加を続ける資格があり、さらに最後の瞬間に全国区に入札することができるのだ。
そして実際そういうことが起きているのかもしれない。たとえば、ミシシッピー渓谷地方のここ数回のラウンドを観察すると、 ラウンド24で$884M(8億8400万ドル)、ラウンド25で$1.2B(12億ドル)、ラウンド26で$1.4(14億ドル)の入札が行われている。これは資金潤沢な大企業(単独か複数かわからないが)でなければできないことだ。そこでこの大企業は最後の瞬間に全国区に飛び込むために入札を続けているのではないかという観測が出てきた。全国区へ参加するタイミングを遅らせれば遅らせるほど、「パス」の権利を使いきったり、あるいはオークションから完全に下りたりして競争相手は少なくなっているはずだ。もちろん、ライバルも同様の手段をとっているかもしれないのだが。そういうわけで〔全国区の動きが止まったように見えても〕、まだ決着がついたわけではないのかもしれない。
誰でもリアルタイムでオークションの状況を見ることができる。このFCCのウェブ・サイトを訪問して、「Auction 73」の「Result」タブから「View Auction Result」というリンクをクリックすればよい。ちょうどラウンドRound26が完了したところで、FCCは全てのブロックを合計して$18.6B(186億ドル)を受け取ることができる状態になっている。
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(翻訳:Namekawa, U)







2008年 2月 4日 at 4:55 am
2008年 3月 20日 at 6:33 am