2006年9月9日

ユーザー生成コンテンツ、プロスポーツ成績データ、写真を融合したスポーツサイトSportingo

Marshall Kirkpatrick

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Sportingoは、スポーツファンによって書かれたオリジナルコンテンツ、オフサイトからのブログコンテンツ、それにライセンスされたスポーツ統計データ、スケジュール、プロの写真を統合させたスポーツニュースと分析サイト。大きな成功を収めている韓国のOhMyNews英語版はここ)とイスラエルに拠点を置くScoopをモデルにし、開発面でもサポートを受けた。

Sportingoは、はじめはヨーロッパのサッカーとテニスに重点を置いていた。ユーザーのオリジナル記事をアップロードするのに総合的なコンテンツマネジメントシステムをユーザーに提供。アップロード後、Sportingo編集部によって編集される。編集者たちは、見出しの作成、文法修正、一貫性を保つためのタグ承認、各記事のサーチエンジン最適化メタデータ適用、関連データと外部ベンダーからライセンスされた写真添付、Sportingoサイトでの記事レイアウトなどを行う。編集者たちはテンプレートの書式を利用して記事の各部分に対する追加、削除、配置を簡単に行える。各記事に対する読者からの反応も記事の配置に影響する。勝敗の賭け、スポーツニュースも表示されるが、あくまで人々からの関心に応えるためで、 Sportingoを通じて賭けを行うことはできない。収益モデルは広告収入のみに基づいている。

同社は9人からなるチームで構成されている。設立したのはTal BarnoachとZe’ev Rozov。1996年にロンドンで株式公開したスポーツマルチメディア百科DVD会社を以前率いていた。

Sportingoは、韓国のOhMyNewsがワールドニュースで行ったことと、とても良く似ている。最近の韓国大統領選挙に関して最も重要なメディアの一つとしてOhMyNewsが認められた後、新たに選出された韓国大統領が当選後最初のインタビューを行ったのも同サイト、とかなりの成功を収めている。Sportingoチームは、OhMyNewsとイスラエルのScoopと開発、編集プロセスで協力。Sportingoは登録の際に、お馴染みの登録事項だけでなくそれ以上に多くの個人情報を求めるが、それというのもジャーナリズムを人々の真のアイデンティティとして結びつけるためだ。OhMyNewsは、寄稿者に身分証明書のスキャン、提出を依頼という更なる徹底ぶり。

オリジナル記事に加え、Sportingoは外部サイトの選ばれたブログ記事から記事を抽出し、トップレベルのスポーツフォーラムの管理人によって提出された見所のフォーラムディスカッションやReutersからのスポーツ速報を取り込む。また、スポーツイベントの実況ストリーミング放送のライセンス、スペイン語に加え、その他言語によるサイトのローカライゼーション版のローンチ、速報ニュースに重点的に取り組むユーザー寄稿者層開拓などを計画中。これらのプランによってプロによる記事が注目されなくなる可能性もある。

ユーザー寄稿者は寄稿記事に対する読者の評価によって、記者としての評判を築いていく。レベルはRookie(ルーキー)から始まり、Sportingo Hall of Fame(Sportingo殿堂入り)まで最終的には上り詰めるという具合。上位にランクされた寄稿者達は選手たちとのミーティング、サイト上の自分のセクションに関して編集をコントロールするなどの特権を得る。多数の類似サイトとは異なり、寄稿者とサイト側での収益の分配プランはない。

すばらしいことだと思う。スポーツから個人資産運営、投資に至るまで、多数のスタートアップ企業がブロゴスフィアにおける話題性があり多産なセグメントに構造的なシステムを今持ち込もうとしている。しかし、専門的能力の開発を必要とするSportingoの編集管理と外部資源への投資は、とても魅力的なスポーツ・ジャーナリズム・コミュニティにユーザーが参加する機会を提供するかもしれない。僕たちみんな、主流メディアの多くの欠点を知っている。だが、純粋なユーザー生成型コンテンツの落とし穴も次第にはっきりと表れてきた。それだけに、Sportingoのような“ハイブリッド”はとても興味深いものだ。

【日本語版ひとこと】
市民参加型のインターネット新聞OhMyNewsは、ソフトバンク株式会社の支援を受け先月末に日本語版も創刊された。

[原文へ]

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