ステルス運営中のスタートアップ Mixx、 プライベートβをローンチ
by Michael Arrington on 2007年9月22日

Mixxというスタートアップにここ数週間われわれは注目していた。このサービスはごく最近まで極端な隠密行動を取っていた。非常な有名人―Yahoo Newsの元ゼネラル・マネージャーで、最近はUSA Todayの副社長を務めたChris McGillがファウンダーであるにもかかわらずそういうことが可能だったのはこの会社がシリコンバレーを遠く離れたバージニアに本拠を置いているからだ。

McGillのYahooでのニューメディア、USA Todayでの旧メディアと、両方のメディアの経験があることは、今晩(米国時間9/20)プライベート・ベータを開始した新しいスタートアップの運営に役立っているに違いない。Mixxは新ソーシャル・ニュースだ。他のサービスとの比較をするなら、Digg、LinkedIn、MyYahooをかけ合わせたようなもの。一言でいえば、ユーザーの住んでいる地域と興味に合わせて選択されたニュースを配信してくれるソーシャル・ニュース・サービスだといえる。

このサービスの特徴のひとつはそれぞれのユーザーがDigg風のカスタム・トップページを持てることだ。つまりDiggなどに比べてより狭いニッチな範囲に的を絞ったソーシャルニュースだといえる。これは逆にニッチなウェブサイトの運営者にとって記事が採用されやすいことを意味する。現在、小規模サイトからの記事がDiggのトップページに掲載されるのはほとんど不可能だ。しかし小規模サイトのベタ記事もMixxを通じてならそれなりのトラフィックを集められるかもしれない。テキスト記事、ビデオ、写真はすべてブックマークできる。

一方、Mixxへ簡単にブックマークできるようリンクを送ってくれるサイト運営者と提携することを希望している。これは双方にトラフィックをもたらすので、理屈では誰もが得をする関係になるはず。

それぞれのユーザーはカスタマイズされたトップページが割り宛てられ、Mixxがユーザーの関心を引くと考えたニュースが配信される。一般的トップニュースのページやビジネス、スポーツ、健康といったカテゴリーへのリンクも用意されている。ユーザーは特定のトピックをテーマにしたグループに参加したり、作ったりできる。これによってユーザーは受け取るニュースの内容をさらに正確にコントロールできるようになる。

Mixxはうまく行くだろうか? この実験は試みる価値が十分あると私は思う。起業家はここ数年、個人向けにカスタマイズされたニュース・サービスという分野で成功の道を探ってきたが、ことごとく失敗している。しかし、いつか誰かが正しい解答を見つけるはず。ThoofのようなニュースサイトもMixxとは別に独自のモデルを試みている。われわれが紹介してきたこの分野の試みには、 Searchfox (Deadpool入り、資産はYahooが買収)、Findory (Deadpool入り)、Spotback (戦略を変更)、Feeds 2.0などがある。

Mixxは今夜プライベートなベータテストを開始した。テストに参加するにはトップページからユーザー登録しておくこと。正式スタートに向け、ここ数週間かけて次第にユーザー数を増やしていく予定だ。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/digg-competitor-mixx-takes-2-million-series-b/ TechCrunch Japanese アーカイブ » DiggのライバルMixx、シリーズA1で$2M調達

    [...] Mixxはカテゴリーで分類された記事のソーシャル投票サイトで、Digg、Reddit、Propellerなどのライバルになる。バージニア州McLeanに本拠を置くMixxは、元Yahoo!、AOL、USA TODAY、APなどの幹部が集まって作った会社で、2007年9月にベータ公開された。これは既存のサービスに熱心な固定ファンがついている分野だが、Mixxは新機能を次々にローンチして存在を際立たせようとしている。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081121mixx-growing-fast-but-are-they-really-more-mainstream-than-digg/ Mixx急成長中―しかしDiggと比べて微妙な統計数値

    [...] ソーシャル・ニュースのMixxはステルス・モードを脱して以来、順調に成長を続けている。去年の5月にCNNが各記事に「これをMixxに投稿する」ボタンを付加したときには、トラフィックがほぼ2倍になるという大きなジャンプがあった。このときに月間ユニーク訪問者数が100万人近くになった。新しく付加されたコミュニティーづくりの機能もそれなりに貢献しているようだ。Google Analyticsのスクリーンショットを見ると、MixxがDiggのライバルとして着実に力をつけてきているのがわかる―先月のユニーク訪問者は580万だった。Competeの推計だと、 (いつも通り)数字はもっと低いが、急成長のパターンは確認できる。Google TrendsやQuantcastを見ても訪問者数はほぼ正確だと裏付けられそうだ。さて、そこでDiggとの比較だ。われわれはDiggの内部資料を全く持ち合わせていないのだが、Comscore、Compete、Quantcast、Google Trendsなどを総合すると、Mixxが右肩上がりで、Diggはいささか頭打ちの感があるもの、Diggの方がはるかに大きなトラフィックを集めていると推定できる。Mixxはまた、ユーザーがDiggよりも多様性に富んでいることを示そうとやっきになっている。 Hitwiseのレポートを引用して、Diggに比べてMixxの方が女性が多い(49%vs. 33%)、年齢が高い(18-24歳に36% vs. 45%)、収入が多い(15万ドル以上の層が、4% vs.19%)などの点を上げている。しかしcomScoreのアメリカ国内のユーザーに関する統計はこれと違った結果を伝えている。comScoreによると、女性ユーザーはMixxが47%、Diggが46.4%と、ほとん同じ数値だ。18-24歳のユーザーについては、comScoreの推定では、Mixxの方が若い―17%に対してDiggが14%だ。世帯の収入については、$100,000(10万ドル)以上の層が、Diggが30%であるのに、Mixxは27%だった。どちらの数字がより信頼できるか? この点で、、Hitwiseの調査はたった4週間の期間を調査しただけだというのが気になる。私の意見ではユーザーの人口動態調査で有意な結果を得るには、期間が短すぎると思われる。そこでcomScoreのデータを信じるなら、ユーザー層の差はほとんど無視出来るほど小さくなってしまう。少なくとも、Mixxの方がDiggよりもユーザーの多様性の点でメインストリームに近いと主張できるようなはっきりした根拠はなさそうだ。もちろん、そうであってもローンチ以来約1年、集めた資金もわずか$3.5M(350万ドル)のスタートアップとしては立派な成績をあげている。(Diggはこれにたしいして$40M(4千万ドル)の資金を調達している)。下にcomScoreによるアメリカ市場のグラフをいくつか載せた。CrunchBase InformationMixxInformation provided by CrunchBaseCrunchBase InformationDiggInformation provided by CrunchBase[原文へ](翻訳:Namekawa, U) ShowListings(“arc3″); ShowListings(“arc2″); AddClipsUrl = ‘http://jp.techcrunch.com/archives/20081121mixx-growing-fast-but-are-they-really-more-mainstream-than-digg/’; AddClipsTitle = ‘Mixx急成長中―しかしDiggと比べて微妙な統計数値’; AddClipsId = ‘2CBE02C952CFE’; AddClipsBcolor=’#78BE44′; AddClipsNcolor=’#D1E9C0′; AddClipsTcolor=’#666666′; AddClipsType=’1′; AddClipsVerticalAlign=’middle’; 次の投稿へ 前の投稿へ トラックバック [...]