緋文字「A」(Aは”antitrust=独禁法違反”のA)を付けられたMicrosoftは、未だに過去のツケを払い続けている。本日(米国時間3/17)最高裁は、MicrosoftがWordPerfectを壊滅させたとして、同社に対してNovell社が起こした独禁法単独訴訟の続行を承認した。Microsoftは時効(WordPerfectを潰したと言われるのは10年以上前)ならびにNovellがオペレーティングシステム市場では競合していなかった(WordPerfectはワープロソフト)ことを理由に訴訟を停止しようとしていた。
今となっては思い出すのも大変だが、WordPerfectはいっとき(1990年) ワープロソフト市場の50%以上を占めていた。それが、6年後には10%以下に落ち込み、その理由は、といえば、Windowsと互換性がなかったからだった。Bloombergが次のように書いている。
Novellによると、WordPerfectの価値は1994年5月の$1.2B(12億ドル)だったものが1996には$170M(1億7000万ドル)へと急落した。同社はこの時点でこのプログラムをCorel Corp.に売却している。マサチューセッツ州Walthamに本社を置くNovellは、この損害の3倍を賠償要求している。
つまり、想定される賠償金は$3B(30億ドル)で、Microsoftはこれまでにもすでに、Sun MicrosystemsからAOL(Time Warner)にいたるあらゆる会社に計$5B(50億ドル)を支払っている。しかも、そこには、Netwareオペレーティングシステムに関する独禁法訴訟の一部和解金として、Novellに対してすでに支払った$536M(5億3600万ドル)も含まれている。さらに、EUは過去5年間にわたって、計$2.6B(26億ドル=16億8000万ユーロ)の罰金をMicrosoft ATMから引き出している。いやはや独占というのは本当に金がかかるものだ。
この一連の出来事を喜んでいるに違いないのが、Novellの元CEO Eric Schmidtで、現在はGoogleのCEOとして、相変わらず機会あるごとにMicrosoftの緋色の “A”を指摘するのが大好きだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)




