TechStarsの「起業家のためのサマーキャンプ」、招待者決定
by Steve Poland on 2007年4月19日

TechStarsYCombinatorと似たようなやり方を始めている。10チームのスタートアップに最高1万5千ドルをシードキャピタルとして投資し、さらにコロラド州ボールダーで、オフィススペース、事業運営のサポート、ビジネスリーダー(その後、本格的投資者になる可能性もある)からの助言などのサービスを提供する。投資とこれらいっさいのサービスと引き換えにTechStarsが求めるのは、スタートアップ企業の株式のわずか5%に過ぎない。われわれの紹介記事はここに

300件の申し込みから10件のスタートアップのアイディアが選定された。

すべてのスタートアップ・チームは5月15日にボールダーに集まり、プログラムは5月21から向こう3ヶ月間にわたって実施される。毎週3回の晩のミーティングが予定され、スタートアップチームは40人のメンターからプライベートな指導を受けたり、公開のパネルディカッションに参加したりする機会を与えられる。同時に著名なベンチャーキャピタリストであるTechStarsの4人のファウンダー、Brad Feld、David Cohen、Jared Polis (BlueMountainと ProFlowersのファウンダー)、David Brownから頻繁に指導を受けることができる。

どんなスタートアップが選定されたのかまだ全容がはっきりしないが、そのうちの2つはSocialthing!Intense Debateだという。Socialthing! はSNS方面の活動を行う予定で、Intense Debateはオンラインのリアルタイムでのディベートを扱うらしい。

YCombinatorのモデルもこれに似ていて、ファウンダー1人あたり6千ドルを支給、スタートアップの6-8%の権利を得る。この仕組みはすでに成功しており、YCombinatorの投資先のひとつRedditは去年のハロウィーンにCondé Nastに買収された

招待が決まったチームについてみると、年齢は20歳-36歳で中心値は25歳。7つのチームが一般ユーザー向け (ソーシャル・ラーニング、ソーシャル・ネットワーキング、ソーシャル・メディア、モバイル、ソーシャル・メディア共有、アラート/メッセージ、地域/コミュニティー)、残りの3チームが企業向け (SMB/ニューメディア、インフラストラクチャー / VOIP 応答、企業向けソーシャルネットワーク)。 1チームはパートナーの1人がスウェーデンから来ているものの、他のチームはアメリカ各地から来ている。(ニューヨーク市、フィラデルフィア、セントルイス、サウスカロライナ、デンバー、シアトル、ジャクソンビル、ロサンゼルス)。

応募者の80%は20-30歳、最年少が14歳で最年長が62歳だった。アイディアの内容についてみると、一般ユーザー向けサービスが75%、企業向けサービスが20%、一般公開サービスが5%となっている。

編集部注: この記事はWeBothLikeの共同ファウンダー Steve Polandによって執筆された。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/y-combinators-european-clone/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Y Combinatorのヨーロッパ版無認可クローン

    [...] 「模倣は最高の賞賛である」というのが本当なら、Y Combinatorは大いに誇ってもよいだろう。若い起業家による多数のスタートアップに対して広く薄く、小額ずつを投資するというY Combinatorの手法はすでにコロラドのTechStarsなどのプログラムに影響を与えている。そして、今週、今度はヨーロッパでまたひとつY Combinatorのクローンが生まれた。YEurope (Y Combinatorと提携しているわけではない)はヨーロッパのインターネットとコミュニケーション業界を対象に同様のプログラムをローンチした。この名前はY Combinatorのニュースサイトで一騒動を起こしたが、それももっともである。YEuropeは、Yという文字やトップページのスライドショー (皮肉なことにこれがY Combinatorの投資先のスタートアップのサービスだった)ばかりでなく、投資プログラムも丸ごとコピーしている。しかし、ヨーロッパで起業家精神を奨励しよというこの会社のもくろみに対して、こういった[紛らわしい名前などの]細部は残念ながら好ましい影響を与えない。Paul Böhmは過去にソーシャルソーティングサービスのスタートアップを立ち上げて失敗した苦い経験( コメントで詳しく述べられている)を元にこのプログラムを始めた。フィンランドの元首相を委員長とするAhoグループによる最近の研究も、ヨーロッパにおけるベンチャー投資の現状について Böhmが述べているような懸念を裏付けるものとなっている。彼自身のスタートアップを閉鎖した後、Böhmはコンピュータセキュリティーに関するコンサルティングの仕事に戻り、起業家精神に富んだ小人数のコミュニティーのためにメンバー間の交流の場やセミナーなどを提供するMetalabという非営利組織を創立した。Y CombinatorやTechStarsと同様、YEuropeは各スタートアップのファウンダーに1人あたり(最大3人まで) 5000ユーロを投資し、見返りとして会社の2%から10%の権利を得る。当面8組のスタートアップを受け入れる計画で、採用されたスタートアップはウィーンに移動して会社を設立する必要がある。今回のスタートアップ募集の締め切りは5月15日。われわれはこの試みを賞賛したい。もっとも、もう少し本家と紛らわしくない名前をつけたほうがよかったのではないかとは思うが。[原文へ] Y Combinator yeurope [...]