われわれが現に住んでいるリアルな世界とすっかり同じバーチャル世界の街路を散歩できるようになるのはいつのことだろう? 現在次々に登場している新しいテクノロジーを見ると、どうもそう遠くない将来に実現しそうだ。ここ数年、MicrosoftはStreet SideとVirtual Earthを開発してきたし、Googleも同様の技術を公開している。しかし最近また別の、一層興味あるテクノロジーが開発されている。 これらは有力企業によって開発された技術で、大量の写真を迅速に標準的な3D画像に変換処理できる。
中でもMicrosoftのPhotosynthプロジェクトと、 今日(米国時間6/14)、O’Reilly RadarでBrady Forestが紹介していた新顔、Everyscapeが有力だ。
Photosynth
編集部注:Photosynthのビデオファイルを閲覧されたい方は、本家版でご確認ください。ご迷惑おかけいたしますが、宜しくお願いいたします。
まずPhotosynthを見てみよう。これは同一の対象、ないし地域をさまざまな角度から写真に撮って3Dに合成する技術だ。周囲を飛びまわることもできるし、ズームインもできるし、自由自在だ。結果は息を呑むほど美しい。今年公開されたBlaiseAguera y Arcas によるデモビデオを見ていただきたい。最近BBCもMicrosoftと提携してPhotosynthテクノロジーを利用した新しいサイトをスタートさせた。ここでは英国の有名な史跡( Ely Cathedral、Burghley House、the Royal Crescent、Bath、theScottish Parliament buildings and Blackpool Tower Ballroom)が3Dで鑑賞できる。ただし今のところPhotosynthはWindowsマシンでしか利用できない。
Everyscape

Everyscapeは技術的見地からするともっとシンプルな製品だ。しかし近い将来についていえば、Photosynthよりはるかに広い範囲で役に立つと思われる。この技術は普通の2D画像から立体カメラで撮ったような3D画像を合成する。見る者は違う角度から3D領域を見ることができる。つまりで視点を移動できる。Everyscapeのサイトのデモを見れば感じがつかめるだろう。この記事のいちばん上にエンベッドしたビデオはファウンダーのMokOh andの制作によるものだが、初期のベータ版に比べてはるかに強力な機能が用意されているようだ。
Everyscapeは今年の秋に10都市を3D化して公開する予定だ。Everyscapeではこの3Dモデルの構築を助けるため、都市の写真を投稿するようユーザーに呼びかけている。
Everyscapeは、「現実世界をそっくり3Dで再現して、ユーザーにその中をぶらぶらと歩いてもらう」という課題に関してGoogleとMicrosoftに正面から挑戦している―そして勝てる可能性もある。つまりEveryscapeのモデルでは特別なソフトのダウンロードは必要なく、さらにソースとなる写真の多くは、というよりほとんどかもしれないが、このサービスを利用しようとするユーザーからの投稿に期待している。その目論見がうまく行くかどうかはまだなんとも言えないが、面白く遊べるサービスであることは間違いない。グッドラック、と言っておこう。
もうひとつ、Fotowooshもわれわれがカバーしたサービスだ。こちらの目的はPhotosynthやEveryscapeよりはるかにシンプルで、たった1枚の普通の写真から3D画像を生成するというもの。しかしその結果はなかなかクールだ。
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