今日(米国時間1/3)、Netflixは、LG Electronicsとの提携を発表。米国郵政公社への依存をさらに軽減する。動画をインターネット経由でユーザーのTVにストリームしようとするものだ。すでに、Netflix利用者は、映画を直接PCにストリーム可能 だ。今回の提携はサービス対象をテレビにまで拡大しようというもの。LGは、Netflixの動画ストリームサービスをLGトップボックスで直接利用できるようにする。方向性としては正しいものだ。しかし、市場を揺るがすような新製品の投入では無く、技術コンセプトを形にしたデモとして捉えるべきだろう。
LG Electronicsは、ネットワーク接続機能を備えたセットトップボックスについて、2008年第2四半期に提供開始すること、Netflixの動画にアクセスできるという点以外に多くを語らない。問題は、Netflixの映画を鑑賞できるというだけのセットトップボックスを、わざわざ買いに出かける人などいないだろうということだ。(一般に)セットトップボックスを購入する人にとって、購入の決めてとなるのはNetflix映画の鑑賞ではないはずだ。Netflixの映画をTVにストリームできるというのはちょっとしたボーナスに過ぎない。
LG electronicsの広報担当者はその他の機能も備えていると話してくれた。しかし、その詳細ついては言及しなかった。幾つかの可能性が考えられる。セットトップボックスとブルーレイ/HD-DVDプレイヤー、ネットワーク接続機能を備えNetflix以外のウェブサイトからの動画もストリームできるセットトップボックス、ユーザーの音楽、写真、パーソナルな動画などをPCからTVにストリーム可能なWiFi対応のWindows Media Center Extender、あるいは、以上全てをひっくるめたもの、だ。
しかし、いくら付加機能で華々しく飾りたてても、セットトップボックスの関連市場というのは売り込みが難しいものだ。テレビの下に、(既存のものに加えて)さらにもう一つセットトップボックスを設置する必要のある人などいないだろう。リビングルームに設置するボックスの数は限られている。別の部屋に設置されているかもしれないブロードバンドモデムにコードを接続する手間は言うまでもない。ケーブルTVやサテライトTVが配布しているセットトップボックスに同機能が統合されるようになるまでは、このセットトップボックスがNetflixのビジネス全体に大きな影響を与えることはないだろう。Netflixは、今回の件はセットトップボックス契約として最初のものに過ぎず、今後、同様の契約をその他のセットトップボックス製造メーカーと結ぶ可能性を示唆している(Googleの秘密のセットトップボックスプロジェクトにNetflixを含めるようにGoogleに持ちかけるべきだろう)。(ビジネスとして成立するため)必要最小限のユーザーを獲得するまで、Netflixはこれら一部デバイスの輸送費を負担しなければならないかもしれない。また、アメリカの一般家庭向けに(ビジネスとして)有意義な流通量を得るには何年もかかるかもしれない。
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(翻訳:Nobuko Fujieda)




