電話管理サービスの新しいスタートアップ「GrandCentral」のことは、2006年9月のデビュー当時から追跡してきた。この会社は多くのブロガーやメジャーのプレスに認められ、注目されてきた。Tim O’Reillyは同社について「Web 2.0のアドレスブックができたかもしれない」と言っているし、New York Timesも3月に詳しい紹介記事を書いている。
GrandCentralの基本概念は、持っている電話全部を番号1つにまとめて、生涯にわたって使うというもの。仕事や家や携帯電話を変えるたびに、たくさんの電話番号がつきまとって、今の番号をみんなに知らせるのは本当に大変だ。GrandCentralを使えば、人に教える番号は1つだけ。その番号にかけるとどうなるかは、かけた人との関係や、自分が何をしている時かによって変わる。
われわれの追跡記事での評価は全面的にポジティブというわけではなかった。3月終りには、一部のベータテスターに逃げられる原因となったサービスの不具合を報告した。それでもわれわれはサービスを使い続け、モバイルサイトのローンチを紹介したし、全体的には、過去1年間で際立ったサービスの1つだと考えている。
まだ使ったことのない人のために、ここ何ヶ月間かユーザーとして書いてきたメモをまとめてみた。山ほどの機能があるが、このサービスを有効活用するためには、少なくともいくつかは知っておく必要がある。
注目しておくべきサービスだと言ってよい。直さなければいけないバグもたしかにあるが、GrandCentralのチームは$6 M(600万ドル)に満たない資金で真に使えるサービスを作りあげた。この買収の風潮の中、近々誰かが触手を伸ばしても不思議ではない。
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はじめに
GrandCentralは無料で使いはじめられるが、メインの電話番号として使い始めて多くの人がかけてくるようになると、ほとんどのユーザーが毎月$10払うようになる。
GranCentralの世界の中心にあるのは自分専用のGrand Central番号。(理屈の上では)人に教える最後の電話番号ということになるので、どんな番号を選ぶかは重要だ。Grand Central(GC)の登録プロセスは、市外局番か米国の州を選ぶことから始まる。これが終ると、空いている番号が表示される。面白い番号や、覚えやすい番号を見つけたい人はこのサイトに行くと、番号にいろいろなことばをアテてくれる。
GC番号を決めたら、通常の登録事項を入力した後、自宅と携帯の番号を教える。GC番号に電話がかかると、決めておいたルールに従って実際の電話が呼び出される。
基本機能
GCを使ううえで最大のハードルは、新しい電話番号を知っている人が誰もいないので、前の番号にかけ続けられること。GCのメリットを生かすためには、できるだけ多くの人がGC番号にかけてくれなくてはいけない。ただし、大量のメールを出したり、名刺を大量に刷り直す前に、このサービスを使い続けるのかどうかをよく考えるべきだ。
次に、電話がかかってきた時の挨拶メッセージを録音する。かけてくる人やグループごとにメッセージを変えられるので、仕事とプライベートで別々のメッセージを流すことができる。
アドレス帳もインポートできる。対応している形式は、Outlook/Outlook Express、Yahoo、Gmail、vCards、CSVファイル。手動で追加することもできる。
電話のルールを決める。仕事の電話は必ず鳴らす、家族からなら全部の電話を鳴らす、友人は家の電話に、などなど。特定の人からの電話を直接留守電に繋いで、話さずに済ませることもできる。
一時的に全部を留守電に回したり、別の番号に転送することもできる(遠くに出かける時に便利)。
かかってきた電話と留守電の操作方法
一旦電話がかかってくるようになると、このサービスから離れられなくなる。
誰かがGC番号にかけて、発信者番号から知り合いであると認識されないと、名前を録音するように指示される。それから、決めておいたルールに従って電話が鳴る。電話に出るとGCのシステムから、この電話をどうするかを聞かれる。そのまま話をするか、留守電に回すか、録音しながら聞くか、録音しながら話をするかを選べる。通話中に「4」を押すと、録音のオンオフができる。留守電の録音中に「*」を押せば、話しはじめられる。
留守電は受信箱に入り、電話でも、パソコンからでも聞くことができる(モバイルについては下を参照)。留守電を他に転送したり、ウェブサイトに置けるように埋め込みコードを作ることもできる。
GrandCentralによると、留守電を音声認識でテキストに変換して、メールや携帯メールで送るサービスを近くリリースする予定だという。
モバイルアクセス
最近モバイルサービスが始まった。モバイルブラウザーからgrandcentral.com/mobileに行くと、簡易版の受信箱と基本機能をダウンロードできる。
このモバイル用のページを使えば、システムに電話をかけずに留守電を聞いたり、操作したりできる。
拡張機能
一部ユーザーが喜びそうな拡張機能もいろいろある。
- 電話の切り換え:通話中に「*」を押すと、自分の別の電話が鳴るので、そちらに出れば通話がそちらに切り換わる。
- ウェブコール:ウェブサイトに「call」ボタンを貼り付けて、そこから電話をかけてもらう(電話番号は知られない)。
- Gizmo:電話をGizmo IDに転送して、パソコンでを受けられる(海外旅行の時に便利)

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