Facebookアプリ開発元番付けで首位に出る無名の団体「UADA」
Erick Schonfeld
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Facebookアプリの人気集計を行っている「Adonomics」というサイトで、なんかキナ臭い動きがある。
ここはトップページで、各社のアプリのFacebook内インストール数順に「アプリ企業TOP 40」ランキングを発表している。Facebookアプリ開発各社のアプリすべてを一箇所に集めて比べ、誰がベストか俯瞰できる便利な資料だ。例えばSlideはアプリ8種で計8200万インストール、RockYouはアプリ10種で計7300万インストール、とある。ところが、このランキングの首位に出ているのが誰も聞いたことのない奇妙な会社なのだ。名前を「UADA」といい、ここだけで9700万インストールとある。
ランキングの測定基準はアクティブユーザー数がベターだとかいう話はひとまず棚上げに(アクティブユーザー数ベースだとSlideが490万人でトップ、次点がRockYouの340万人、UADAの320万人はその次となる)。
UADAの企業プロフィールのページをクリックすると、ブレイクしたアプリなんて一つもなくて、代わりにあるのがサイトへのリンク。なんの会社かは分からないがUADAが2月29日にサービス開始することが分かる。
サイトの所有者はAltura VenturesというFacebookに出資するVCファームだ。同社は(先に紹介したアプリ上位ランキングのサイト)Adonomicsも運営している。で、このAdonomicsの計算によるとUADAのバリュエーションは都合良く$223M(2億2300万ドル)と出るのだ(Facebookアプリ業界の人は誰もこのAdonomicsのバリュエーションを本気には取っていない。横道の話だが)。
Altura Ventures社CEO、Lee Lorenzenに電話で取材してみた。自分のステルスの事業については口が重かったが、それでも以下のコメントはもらえた。
これらの全アプリの管理母体は個人会社で、これら全インストールを代表し、あのバリュエーションを持つ協同組合が要はUADAと定義されるものなのです。広告ネットワークではありません。私は暫定CEOですよ。
つまりUADA…これはたぶん 「United Application Developers Association(アプリ開発者統一連合)」のようなものの略称だと思うが、このUADAは比較的小規模なアプリ開発者の協同組合で、みんな一つに力を合わせてSlideやRockYouと同等の市場筋力になる、というわけだ。少なくともLorenzenは世の中の人たちにそう思ってもらいたいと考えている。
しかしFacebookデベロッパーを刈り上げている(つまり人材を買い付けている)スタートアップと、全員をゆるい組織でまとめた“協同組合”の間には大きな違いがある。僕が知る限り、UADAは後者だ。つまりここは別に最大のFacebookアプリ企業ではない。UADAはマーケティング用の連合だ。AlturaがAdonomics(の番付け)を利用してUADAを実物以上のものに見せようする行為は、中立性を旨とする市場データ提供者を自負するサイトとしては、ちょっと手前味噌に過ぎるような気がする。
Facebookには1万6000種ものアプリがあり、新アプリを試してくれるユーザーはますます確保しにくくなっている。アプリ倦怠期も始まってる。そんな中、小規模なFacebookデベロッパーがひとつに固まって大きなネットワークを形成すれば、お互い自分のアプリを宣伝し合ったり、それなりに利点もあるのは明らかだ。 これは既にソーシャルゲーム部門でZyngaとSocial Gaming Networkが既にやっていることでもある。
仮にUADAが、比較的小さなFacebookデベロッパーたちでもSlidesやRockYousに一矢報いることができるようにする組織なら参加する価値もあろう。しかしUADAの代表するアプリがすべてUADAの所有でもない限り、SlidesやRockYousと同類とは見なされない。同等の価値もない。それは使っているバリュエーション計算式が何か、という問題以前の話だ。UADAについて確かな情報に心当たりの方は是非コメント欄で教えてください。
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(翻訳:satomi)
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2008年 2月 23日 at 11:01 am