ThePuddingは米・カナダ両国内どこからでもパソコンをベースに無料通話が楽しめるサービス。ただし問題はカリフォルニア州フリーモントにあるコンピュータ複数で会話を一語一語盗聴・分析しながら話しの内容ピッタリの広告を配信するところだろう。
ユーザーはThePuddingのサイト(現在はプライベートベータ)に行ってブラウザに電話番号を入力するだけで簡単に通話が開始できる。いったん繋がると会話に合わせて広告がスクリーンに出てくるというわけ。広告のスクリーンショットは、ニューヨークタイムズの今日(米国時間9/24)の朝刊にキレイに出ている。
会話を監視するのは人ではなくパソコンが全部行っている。会社側で会話の録音はしないし、会話トピックのログも一切残さない。従って広告は利用者の通話行動の傾向に基づくものでなく、通話1回1回ごとに用意している。
ThePuddingバッシングは既にすごいことになっており、電話の会話を監視されて気持ちのいい人がいるか、ひどいアイディアだという人もいれば、仮に利用したい一握りの人たちもSkypeなど格安過ぎる料金体系が揃っている中、無料というだけで飛びくだろうか?という批判もあるようだ。だが、Skype自体もしかしたら広告ベースの収益モデルを考えているかもしれないわけで、仮にそうだとしたならThePuddingはSkypeの格好の買収ターゲットになる可能性もある。
批判は批判として、プライバシーを言うなら僕個人はThePuddingもGmailとなんら違いはないように思える。メールの分析に基づくターゲット広告の表示に抵抗を感じない人が何故、会話のやり取り(バーバルコミュニケーション)は嫌なのか? おそらくここで重要なのは自分が何を話しているのか他人に監視されたくないという心理的要因だろう。しかし消費者はネットで得体の知れない会社に個人情報を提供することに益々鈍感になっているようだし、それを考えると徐々にこうしたサービスへの抵抗も薄れていく可能性はなきにしもあらずではないだろうか?
ThePuddingは目下パソコンのブラウザからのみ利用可能。同社では携帯電話にもサービス拡大を計画している(広告はハンドヘルド端末のスクリーン上に表示する計画のようだ)。
ThePuddingはカリフォルニア州サンノゼのPudding Mediaという会社が提供している。ここは軍事諜報と通信の各分野で実績のあるイスラエル人2人が創業した。
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