ThinkFreeのCEO、TJ Kangが今日(米国時間3/20)、この後、Ajax WorldでAjaxアプリケーションとThinkFreeのオンラインの文書、スプレッドシート、プレゼンテーション用エディタなどの将来について語る。4月にThinkFreeは、アップロードされた文書、特にマイクロソフト〔オフィスの〕文書をより正確かつ効率的に処理できる新しいAjaxアーキテクチャーをリリースする予定だ。
ThinkFreeの新しいアーキテクチャーは他のAjaxエディタが失敗する部分、つまり大きなサイズのファイルを処理したり、アップロードされたファイルのフォーマットを正確に維持したりする点に取り組んでいる。文書エディタの能力の例として、Google DocやZoho Writerではパンクしてしまうこのようなファイルが、ThinkFreeでは扱えることがデモされている。Googleはファイルサイズが1MBでギブアップしてしまうし、Zoho Writerではフォーマットが正しく維持できなくなる。(たとえばこれ)。

Googleはファイルサイズの上限を小さく (512 KB)することによって広範囲のユーザーを確保しようとしている。というのは Ajaxを利用したエディタはブラウザの処理できるメモリサイズが限界になるからだ。ZohoはGoogleほど上限は低くないものの、ユーザーはサイズの大きな文書を処理する場合、コンテンツを追加する(特に画像)につれてメモリ消費量が増大していくことに注意を払っていなければならない。こういった問題を回避するため、ThinkFreeの新バージョンが完成した場合、メモリーは4層に分けて管理される。ThinkFreeはクライアント側にはブラウザのメモリとキャッシュにユーザーがいちばん必要としそうなデータだけを置き、それ以外のデータはサーバのメモリとハードディスク内に置かれる。
文書の見栄えの処理の困難を解決するため、ThinkFreeはアップロードされたMicrosoftファイルのフォーマットを管理する機能を設けている。Ajaxエディタはマイクロソフト文書を正確にエミュレートするためには信頼性に欠ける。CSSはレイアウトを記述するのに便利な手段だが、複数のカラムや、画像がアンカーされたテキストなどのややこしいフォーマットを扱う能力に乏しい。この問題を回避するために、ThinkFreeはアップロードされた時点での文書のフォーマットを記憶しており、オリジナルのフォーマットを損なうような編集作業を行おうとするとユーザーに警告し、ダウンロード時にはMS文書のフォーマットを再適用する。技術的な詳細についてはThinkFreeのプレゼンテーションを参照。
このリニューアルでいちばん目立つのはこの文書エディタの改良だが、ThinkFreeではプレゼンテーションのオンラインアプリのバージョンアップにも取り組んでおり、WYSIWYG Flexエディタを追加する。
ThinkFreeには現在25万の登録ユーザーがおり、そのうち10%がアプリケーションを週に1度以上利用している。ThinkFreeにはより強力なJVMによるファイルエディタもあるが、Ajax版の方がより多く利用されている。近い将来、パワーユーザーはThinkFreeのデスクトップエディタの軽量版を利用してオンライン文書との同期を管理することができるようになるとのこと。
ThinkFreeは、韓国最大の検索エンジンNaver(Kangの推定によれば韓国の検索トラフィックの67%を占める)との間で3年にわたる提携を結んでいる。これはNaverユーザーのメールに添付された文書をブラウザ内で処理するためのものだが、現在ほぼ1年を経過したところだ。
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