Facebookとグーグル、PlaxoがDataPortability作業グループに参加
by Duncan Riley on 2008年1月9日

facebooklogo11.gifFacebookにここで1月4日(米国時間)FacebookにDataPortability Working Groupへの参加を呼びかけた時には、まさか招待に乗ってくれるとは思いもしなかった。今日(米国時間1/8)を境に従来みんながソーシャルネットワーキングのデータとロックインについて常識と思っていたことが全て変わる。FacebookとGoogleとPlaxoがみんな揃ってDataPortability Workgroupに参加したからだ。

GoogleとPlaxoの参加は前向きなサイン。でもこの2社はOpenSocialなどのプラットフォームで連携した前歴があるので、さほど重要ではない。やはり違いはFacebookの参加だろう。1月4日(米国時間)のエントリでマイケルは、Facebookから情報を引き出そうとしたPlaxoに対しFacebookが取ったスタンスを擁護するような内容のことを書いた。あの時は「Facebookにもメールアドレスを守る立派な理由がある。-ユーザーのプライバシーだ」という点を根拠に挙げている。今日、DataPortability Working Groupに加わることでFacebookはオープンな規格、オープンなアクセスを受け入れることになった。これまでクローズドな標準に閉じ篭っていたFacebookの立ち位置からは抜本的な変革となる。

このエントリ執筆に先立ちDataPortability Groupを率いるヘッドのChris Saadに話を聞いてみた(ChrisはFaraday MediaのCEO兼務)。丸24時間やり取りを繰り返した結果、各社から以下の3名が正式な代表者として作業グループに参加することが分かった。: Joseph Smarr (Plaxo)、Brad Fitzpatrick (Google)、Benjamin Ling (Facebook)。

DataPortability Workgroupでは既存のオープン標準とプロトコルを統合化する最善の実践法をドキュメントする「DataPortabilityレファレンスデザイン」の作成を積極的に進めている。このデザインをシステムに採用したアプリ、SNS、ウィジェットでは一つ残らず串刺しで友だちやメディアにアクセスが可能となる(←これが重要な部分)、そんな相互運用性の最大限確保に向けて。

Facebookのクローズドな標準をこき下ろす人なら今日に至るまで無数にいたし、その多くはおそらく理に適った主張だったのかもしれない。今日Facebookはオープンな標準とデータ・ポータビリティへの第1歩を踏み出す。これまでの恩讐はさておき、まずは門出を祝ってあげなくては。

Crunchbase: FacebookPlaxo

[原文へ]

(翻訳:satomi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/the-openid-train-steams-ahead-google-ibm-and-verisign-said-to-be-joining/ TechCrunch Japanese アーカイブ » OpenID運動、勢いづく―Google、IBM、Verisignが参加か?

    [...] TechCrunch UKのMike Butcherの記事によると、Google、IBM、VerisignがOpenID財団に参加するため、財団側と最終的な詰めに入っているという。Facebookとグーグル、PlaxoがDataPortability作業グループに参加を決めたのと同じ日にこのニュースも飛び込んできた。Googleは昨年末からBloggerプラットフォームでOpenIDをテストしていた。しかし今回の動きはそれよりずっと広範囲にわたり、Googleのサービス全般にOpenIDが採用されるものとされる。OpenIDはもともと以前LiveJournalにいたBrad Fitzpatrickによって開発された。彼は今、Googleに移っているので、おそらく内部から強くプッシュしたのだろう。もしBradがGoogleを陣営に引きこむことができたのなら、OpenIDの将来はバラ色だ。[原文へ](翻訳:Namekawa, U) openid [...]

  • http://primetime.jp/news/story.php?id=511 PrimeTime.jp

    Facebookとグーグル、PlaxoがDataPortability作業グループに参加— TechCrunch Japan…

    興味ある….Facebookはオープンな規格、オープンなアクセスを受け入れる・・・?!

    —->> Facebookにここで1月4日(米国時間)FacebookにDataPortability Working Groupへの参加を呼びかけた時には、ま…

  • http://jp.techcrunch.com/archives/linkedin-joins-the-dataportability-work-group/ TechCrunch Japanese アーカイブ » LinkedIn、「DataPortability Work Group」に参加

    [...] オープンデータの流行に飛び乗った企業のオンパレードに続けとばかり、Facebook、Google、Plaxo(発表はここ)などが参加しているDataPortability Work GroupにLinkedInも参加した。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/logo-war-red-hat-takes-on-dataportability/ TechCrunch Japanese アーカイブ » ロゴ戦争―DataPortability、Red Hatに文句を言われる

    [...] DataPortability ワークグループは、ユーザーがIDや写真、ビデオその他、ソーシャルネットワークその他のウェブサービスに保管してある、すべての個人データを移動、共有、管理する上でのベストプラクティスを開発することを目ざすプロジェクトで、2007年11月に創設された。以来、良いニュースが何ヵ月か続いた後、このグループはRedHatからFedoraのロゴマークに関して使用差し止め要求を突きつけられるという最初のトラブルに見舞われた。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/data-is-the-new-links-tim-berners-lee-says-sites-that-dont-give-users-their-data-back-are-boring/ TechCrunch Japanese アーカイブ » データとはつまりは「新しいリンク」。個人データをユーザーが利用できないサイトはつまらない、とTim Berners-Leeは語る

    [...] もちろん、ソーシャルネットワークはすでにこの方向に向かっている。先月、GoogleからFacebookまでがみんな揃ってData Portability Workgroupに参加し、これと、同様の目標に取り組むことを約束した。そして今月初め、誰もが欲しがるそのソーシャルグラフ(友人間の関係を表した相関図)に開発者がアクセスできるようにするためにOpenSocial内で一定の標準を採用すると発表することで、Googleはより具体的な一歩を踏み出した。その標準はFriend-of-a-friend(FOAF)とXHTML Friends Network(XFN)と呼ばれている。これらはBerners-Leeが話しているのと同じ標準のいくつかだ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080501digg-moves-to-adopt-dataportability-standards/ TechCrunch Japanese アーカイブ » DiggがDataPortability標準を採用へ

    [...] Diggは、Facebook、Google、 Plaxo、Six Apart、LinkedIn、Microsoftに続いて、DataPortabilityをサポートすることを決定した。しかし、これに関係のあるOpenIDに対するあの熱狂がどこへ行ってしまったのか、という不安が残る。 [...]