韓国のSNSサイワールド(CyWorld)米国版がいよいよ正式に公開となった。これでアメリカに住む我々もやっと自分専用のminihompiesが持てるというわけだ。
親サイトではユーザー専用のアバター (MiniMe)を入れるヘンなちっちゃい箱のことをMinihompiesと呼ぶが、あれが米国版ではMiniHomesという名前になっている。アニメのチャームは見るからに大分お金がかかっているようなのが揃っている。値段はCyWorld専用通貨acorn(どんぐり)で大体5 acorns前後(50セントぐらい?)が相場。米国版は8月になるまでacornの追加購入はムリなので、自分のhompieをきれいにする際はacornの用途をよくよく考えて決めよう。
Katie Fehrenbacherの記事によれば、サイワールドの親会社SK Communicationsは従業員30人の現地法人をサンフランシスコに開設した。米国版の立ち上げには約1000万ドルを投じており、新規マーケットで成功するまでは幾らでも投資を厭わない覚悟だと公言している。サイワールドを突破口に、これからはモバイルのプレイと音楽販売の波が押し寄せてくるだろう。因みに米国版は日・中・台湾に続くもの。それ以外の地域の現地版については現在開設を進めている段階だ。
韓国の20歳未満の90%はサイワールドを使っているという報道もあり、その市場シェアはアメリカのMySpaceもうらやむほど。ソーシャルネットワーキング業界ではローカリゼーションが一つの大きな課題だが、サイワールドの海外事業展開はその成否を占うテストケースとなることが予想される。
まあ、これは敢えてリスクを承知で言うんだけども、minihompiesやacorns、ヘンなアニメのアバターを使うサイワールド、これは米国のマジョリティーのユーザーにはウケないんじゃないかと思う。それよりはMySpaceの誰でも入れるオープンな空間の方がアメリカ人好みだろう。まあ、MySpaceも「僕じゃない、あれは僕のMiniMeがやったことだ!」とか言い訳できたら、MySpaceで従業員の素行を見張る会社の目もかわすことができるんだが。
金持ちのヤングアダルトが集う場所、そう呼んでもらえるようにMySpaceとFacebookもがんばっているが、そこまでには至っていないのが現状だ。サイワールドにとってはもっと難しい試みになると思うのだが? 海外では小さな子どもでもオンラインでちょこまか頻繁に買い物するもんかもしれない(フィンランドのHabboホテルを見て欲しい。- 20セントの支払いが積もり積もって3000万ドルになっている)が、アメリカもそうかと言うと私には疑問だ。 きっとキティが好きで堪らない大人をターゲットにしているか、それとも私の飛んだ見込み違いでドンデン返しが控えているのか。
尚、このシステムでは米国版のユーザーが他の海外版のユーザーたちと親睦を図ることはできない。ある国のサイワールドから他の国のサイワールドにデータはポートできない。これはシステムの限界として特記しておかなくてはならない。まあ、それもこれもacornの成り行き次第ということで。
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