ブログなどのコンテンツに「チップ箱」を置いて、ちょっとしたお金を集めるというアイディアは何年か前からある。寄付や支払いはPayPalを通して行うのがふつうで、これを簡単にするためのプラグインが数多く作られている。
Y Combinator発の新スタートアップTipJoyは、このチップボタンをさらにクリックしやすくするべく作られた。読者はPayPalアカウントを作ったり持っていなくてもよいので、ほとんど抵抗なくチップを払うことができる。チップを置いていくには、ボタンをクリックしてメールアドレスを入力するだけで良い。下にチップボタンを貼り付けておいたのでどんな感じか見てほしい。入ってきたお金は、他にボタンを付けたブロガーに回したりチャリティーに使える。
新規ユーザーがチップを置くと、アカウントの負債が増えていく。最終的にはPayPal経由で支払う(TipJoyが2%を受け取る)のだが、払わなくても誰からも追い回されることはない。また、自分のサイトでチップを募ることもできて、自分がもらった金額は、誰かにあげた分から差し引かれる。
TipJoyのサイトには、チップをたくさん受け取った人気サイトが表示されるほか、URLやメールアドレスを指定して直接チップを払うこともできる。チップを出すときのデフォルト金額は、あらかじめ選んでおくことができる(最低10セントから)。あとは参加サイトでチップボタンを押すたびに、その金額が請求書に追加されていくる。
もらったチップを払い戻すときは、Amazonのギフトカードでもらうか、その金額をチャリティーに寄付するかを選ぶ。今のところ現金を引き出すことはできない。これは、この会社が規制対象になる送金サービスになりたくなかったからだ。FAQを見ると、いずれこの機能を追加するようなことが書いてある。
私がこのサービスを気に入ったのは、コンテンツに対して投げ銭するという発想を中心にネットワークを作っているところだ。ユーザーはチップを払う側にも、もらう側にもなるので、究極的には平均化される。もうひとついいのが、請求されても払わなくてもいいことだ。このために、みんなは非常に気軽にチップを置くことができ、かつ払う義務感にかられる、という興味深い心理状態になる。TipJoyは、少なくとも人間の心理学の興味ある実験になることは間違いない。
サービスではサイトに置くボタンや画像にさまざまなオプションが用意されている。いずれプラグインなどのツールも追加されていくものと思われる。
TipJoyのファウンダーはAbigail KiriginとIvan Kiriginのふたり。会社のブログはここにある。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)




コメント
Commenting Options
Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.