ユーザー生成マルチメディアコンテンツ市場成長がスローダウンすることはここしばらくあり得そうにない。この分野に参入する新興企業の数もおとろえるところを知らないようだ。写真、ビデオ、音声それにテキストを組み合わせたこの分野に興味のある人にお知らせしたい最新の企業は今日ローンチするTreemo。ワシントン州、シアトルに拠点を置く。レベニューシェア、Creative Commonsによるライセンス、それにハードウェアのリサイクルプログラムなどがこれまでのところ見られる競合他社との主要相違点。企業色が強い他サイトを心よく思わない人たち、それにモバイルのヘビーユーザーたちはTreemoを好ましく思うだろう。
ローンチ前にHyperMobとして知られていた同社には、モバイルテクノロジー領域で豊富な経験を持つエクゼクティブ達が参加している。もしユーザー数がクリティカルマスに達したら、サイトのおおかたは揺るぎないものになるだろう。しかし、現時点で基本的なクオリティーが際立っているものもいくつかある。
Treemoはスタンダードなコンテンツ共有を目指したコミュニティ機能完備。だが、ユーザーとのレベニューシェアと社会的責任分担というひねりをきかせている点が他とは違う。デスクトップ、モバイル双方からのアップロードをサポート。MobileCrunch のOliverがモバイルという視点でTreemoについてレビューを書いている。同サイトはモバイルブラウジングアプリを xHTMLで提供、ビデオを3GPモバイルフォーマットに変換するため、モバイルは特に重要な部分だ。
ユーザーは、自分のビデオや音声ページに広告表示して、それによる収入の一部を受け取る。または、広告掲載しないことも選択できる。ファウンダーのBrent Brooklerは、収益共有は実行するに必要なユーザー数が集りしだいスタートするつもり。おそらく50%ずつユーザーと折半するかたちになるだろうと僕に話してくれた。広告収入以外では、(まだ発表されていないが)なんらかのレベルでの有料サービス提供になるようだ。
その他、ドラッグ&ドロップでのファイルマネジメント、flashの埋め込み、それに一般公開または友だちのネットワークに限定するアクセス許可レベルの設定などもある。
Flickrの無料アカウントの月間アップロード制限20MB、YouTubeはビデオコンテンツ1つにつき100MBとサイズを制限する一方、 Treemoのアップロード制限は月間200MB、ビデオファイル1つにつき20MB。写真家たちやモバイル撮影にぴったりのとても短いビデオに適している。トータルで最大1 GBまでというストレージ制限がある。
Treemoがユーザーを引きつける最大の魅力は社会的な責任というアングルだろう。Pacific Northwest(太平洋岸北西部)というリベラルなギークの温床に拠点を置いている。Creative Commonsによるライセンスへのフルサポートがある。カメラはTreemoを通じて、写真家志望の熱心な学生達をサポートする多様な501c3組織に寄贈でき、そのため税金申告の際には税金控除対象になり得る。Treemoは寄贈を行ったユーザーに対して有料サービスを3ヶ月間無料提供、寄贈者たちの名前の横にはアイコンを表示している。携帯電話はTreemoを通じて寄贈、Ripmobileから多様な電化製品店のクーポンに交換できる。 Treemoはまた“socially conscious” (社会的な責任に敏感な)マルチメディアコンテンツプロデューサーを対象にコンテストシリーズを間もなく開催する予定。
ファイルをTreemoからエキスポートする機能はまだない。しかし、できるだけ簡単にエキスポートできる機能をサポートしてほしいと僕がファウンダーに強く促した際、少なくても何らかのかたちで間もなく実現するつもり、と請け合ってくれた。
メディア共有コミュニティのメジャーなサイトが企業色を強めることに不満を持つユーザー数は増加している。それにユーザー生成マルチメディアも。これらをふまえると、広告掲載の有無、掲載の場合のレベニューシェア、自作品へのクリエイティブ・コモンズのライセンス適用、ごみとなったコンピュータ機器類の処理問題という大きな課題に取り組むコミュニティへの参加を好ましく思う人たちがいるはずと僕は思う。
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