TripHub、旅行計画をシステム化
by Marshall Kirkpatrick on 2006年8月9日
TripHub logoシアトルに本拠を置くTripHubは火曜(米国時間8/8)、旅行計画サービスをリリースする。ユーザーはこのサービスをグループでの各種イベント、旅行や宿泊やアトラクションなどの計画を進めるために利用する。複数の参加者による活動の場合、整理されたフォーマットで情報を集中化できるというのは意味のあるサービスだ。スタンドアローンのサービスとして成立するかどうか分からないが、注目しておく価値はある。TripHubは2005年に元Expediaと元Microsoftのベテラングループによって創立された。資金はMadrona Venture Groupから調達している。Madronaは太平洋岸北西部地区の多数のスタートアップに投資している。その中には航空運賃の推計サービスFarecast (われわれの記事)などがある。TripHubのユーザーインタフェースは見方しだいでクリーンともそっ気ないともいえる。サイトの検索機能の大部分は提携先のサードパーティーの特定分野のサーチエンジン(vertical search engine)を利用しているようだ。そのうちのいくつかはあまり出来がよくない。旅行情報の検索ならYahoo Travelを使うユーザーが多いだろうが、TripHubの得意分野は旅行情報の検索ではない。

TripHubが役に立つのはシステム化されたコミュニケーションのツールとしてである。計画への招待、参加登録、旅行ごとのブログ作成などに役立つことは疑いない。 Yahoo Travelが仮に現在の方向を守り、個人を主たるターゲットとして、共有といってもせいぜい旅行後の写真くらいしか対象にしいなら、TripHubは重要なニッチを埋めることができる。とはいえYahoo Travelは動いている標的で、次々に革新的な機能を追加しつづけている。それにYahooの体力にはどんなスタートアップもかなわない。

TripHub’sのビジネスモデルは検索結果のアフィリエートプログラムと、他のパートナーとの連携だろう。Alaska Airlines はTripHubと提携している。他にも多くの組織が、良くできた、分かりやすい旅行計画ツールを自分のサイトに取り入れることにメリットがある考えるだろう。そういったツールを独自に開発するか買収するかを予測するのはこの記事の枠を超えるが、リリース時点でのTripHubを見ると、どうもスタンドアローンでやっていくには苦労しそうな感じがしないでもない。

Yahoo!みたいな巨大企業でない場合、旅行のような特定分野の検索に特化して成功するのはかなり困難な事業だ。それに旅行計画を立てる際に必要な内容を他所で探さなければならないのではユーザーはこのサイトから逃げてしまうのではないか。 しかし別のサイトで”powered by TripHub”(このセクションはTripHubを用いています)”という注意書きを見かけるようになるかもしれない。

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080825triphub-reaches-its-final-destination-the-deadpool/ TechCrunch Japanese アーカイブ » TripHubの最終目的地はデッドプールということになりました

    [...] シアトルに拠点を置くグループ旅行サイトのTripHubが、サービスの提供を停止した。同社についてはTechCrunchも2006年9月のサービスイン時点で記事にし、情報の集約化を行うのは良い考えだとしつつも、同じ土俵のYahoo Travelなどと比較したとき、独立したサービスとして成立し得るかどうか疑問も呈していた。 [...]