われわれはブログの匿名のコメント荒らしの心理的背景の研究についての記事を掲載したが、ウィスコシン州で最近起きた事件をみれば「荒らし」も送信ボタンを押す前に少し考えるようになるかもしれない。
Milwaukeeの郊外の高校の化学の教師James Bussは先週、Boots And Sabersという政治ブログで教師の給料についての議論の中で匿名のコメントをしたことが原因で逮捕された。「Observer」というハンドル名でJames Bussは次のようなコメントを書いた。
West Bendの教師のサラリーの金額を見ると吐き気がする。1日たった5時間「労働」するだけで、あとは職員ラウンジのソファに座ってタバコを吸っているだけのパートタイムの仕事に$60,000だ。住民投票を勝ち取れたのは良かった。しかし文句を言っているだけでは問題の解決にはならない。怠け者で無能な教師ばかりで被害を受けているのは子供たちだ。生徒だってこんな奴らには反撃する。コロンバインの共和党青年部のメンバーだったEric HarrisとDylan Kleboldをみてみろ。給料泥棒の組合ゴロの教師どもをどう扱ったらいいかよくわきまえていた。1人に1発だ! リベラルどもにやっつけられてしまったのは残念。あの2人は英雄として記憶されるべきだ。
警察はブログの管理人からBussのIPアドレスを入手して、彼をミルウォーキー南部のCudahyの自宅で逮捕した。BussはWashington郡の留置場に1時間収容された後、$350の保釈金を払って保釈された。
地元紙の記事によると、当局は、Bussを秩序紊乱の罪またはコンピュータを利用した通信システムを不法に利用した罪に問うことを検討しているという。
Bussの書き込みが罪を構成するかどうかは、煎じ詰めれば「コロンバイン乱射事件」の犯人を賞賛した「1人に1発だ!」という文言が脅迫となるかどうかに帰する。ACLU〔米国自由人権協会〕らは、「発言は趣味が悪いが、だからといってなんら脅迫には当たらない。したがって憲法修正1条で保護された言論の自由の行使にあたる」としている。
われわれが今年6月に紹介した事件では、ブログに匿名でコメントし、そのまま身元を明かさないでいられるかどうかが法廷で争われることとなっていた。今回の事件ではブログの管理人は自発的にIPアドレスを当局に提供している。教訓:TORブラウザのようなIPを匿名化するサービスを利用しているのでないかぎり、ブログを荒らして匿名で通すのは難しい。当局、ないし誰かの注意を引くようなコメントを投稿したが最後、ブログ管理人は投稿者の身元情報を明かす可能性がある。いや、おそらく明かすに違いないと考えるべきだ。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)




コメント
Commenting Options
Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.