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2006年9月8日

Digg村にトラブル発生

Michael Arrington

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信じられないほどの成功を遂げたニュースサイトDiggは 最近小さなトラブルに見舞われている。Diggはユーザーからニュース記事(へのリンク)の投稿を集めるニュースサイトだ。他のDiggユーザーが記事に 人気投票し、その結果によって掲載順位が決定される。もし記事が多くのユーザーに支持されればトップページに掲載され、リンクをたどって元記事を訪問する トラフィックは非常に大きなものになる。

最近AOLがnetscape.comの膨大なユーザーベースを武器にdiggのクローンを作ってDiggのシェアに挑戦してきたのに加えて、グループで行動する一部のユーザーが記事をDiggのトップページに送り込む、あるいはそこから引きずり下ろすのに大きな影響力を持ち過ぎているという強い不満が多くの人によって口にされるようになった。

「保守派、リベラル派のユーザーがそれぞれ敵陣営の論客の記事を排除しようと一団となって行動している」と政治分析家のブロガーMichelle Malkinらが最初に指摘した。さらに最近では別のブロガー がDiggのトップページの記事を分析して「共同して行動する少数のパワーユーザーのグループがトップページの記事の相当部分をコントロールしている」と結論した。

一部ではこのことは憂慮されている。民主的とされてきたDiggの本質を歪めるものだからだ。New York Timesのような新聞では少数の編集幹部が「どれがニュースでどれがニュースでないか」、したがってどのニュースが紙面に掲載されるかを決めるのに対し て、Diggではユーザーがニュースの価値を決めるというもっと民主的、実績主義的なアプローチを取っている。 もしDiggが比較的少数のユーザーグループによってかき回されているのであれば、DiggとNYTの差はあいまいになってくる。

これらのグループは1日中Diggに投稿する記事を探している単に中核的なDiggユーザーに過ぎないという意見もある。Diggは投稿した記事が どれだけの投票を集めるかで投稿者のランキングを作っている。この競争ではごく少数のユーザーが常に上位を占めている。こういうユーザーは単に面白い記事 を効率的に集めてきているに過ぎないという意見もある。

今日(米国時間9/6)、Diggの共同ファウンダーKevin Roseは、こういった批判に対して回答を寄せた。 彼は議論の両面に耳を傾けている。Kevinは「ユーザーグループが互いに記事を推薦しあうのは基本的に良いこと」だとしたうえで、しかし「Diggは近いうちに新しいアルゴリズムを導入して、同一行動を取るユーザーグループよりも多様性のあるユーザーグループの方が統計上より大きな重みづけをされるよう システムを改良する」と述べた。

このアルゴリズムのアップデートは記事を投稿するユーザーの多様性を目指すものだ。ゲーム的な行動パターンを取るユーザーへはより小さいウェイトが与えられる。これによって記事の順位が上がらなくなるわけではない。しかし記事をトップページに上げるために、従来よりも多様なユー ザーグループが必要になるだろう。

これは正しいアプローチだと思う。Diggは今までどおりユーザーが記事を友人たちに勧めるのを奨励する必要がある。しかし同時にDiggのユーザーグループの力にたよらず、本当に面白いユニークな記事がトップページ入りするよう図らなければならない。アルゴリズムの変更がこのための一助となれば よいと思う。最近私がDiggのCEO、Jay Adelsonに提案したもうひとつの改善案はこうだ。投票が元記事を閲覧中のユーザーから来た場合には、元記事へのリンクを直接クリックした場合に比べて、より大きなウェイトを与えるようにする、というものだ。ユーザーは記事を友人に勧めるのにメールかIMでリンクを送ることが多いので、リンクから来た投票はグループ行動によるものの可能性が高い。逆に、元記事ページから来た投票は、実際にそのページを読んで、重要な記事だと判断したユーザーからのものである可能性が高いわけである。

[原文へ]

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