ネットライフをよりスマートに~スマートタグ自動生成のTwine誕生
Erick Schonfeld
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そんなに極秘でもないステルスの新会社Radar Networksが、いよいよ「Twine」というサイト公開に踏み切った。同社にはポール・アレン、ピーター・リップ、ロン・コンウェイが約$10M(1000万ドル)出資しており、米国防省国防高等研究計画庁(DARPA)の仕事も既に請け負っている。
CEOのNova Spivackがデモを一通り案内してくれた。一見Twineはブックマークやメモ、動画、写真、連絡先、タスクなど自分がウェブで見つけた情報や作った情報を整理する場のように見える。(ウェブブラウザ専用プラグインを使うと、ウェブ上どこでも拾い物を簡単にTwineに保存できる)
情報は非公開のグループ内で共有してもいいし、一般公開で共有してもいい。整理したい情報全てを取り込んだら、Twine側で情報のセマンティック分析を行い各々の文書・動画・写真にタグを生成してくれる。タグはウェブページやコンテンツで具体的に触れているコンセプトかどうかとは関係なく、Twineのアルゴリズムがコンテンツの各ピースごとに関連ありそうなコンセプトを選んで付ける。ちょっと分かりにくいと思うが、例えば、本エントリをブックマークすると、Twineではここで触れた人すべて(Nova Spivack、ポール・アレン、ピーター・リップ、ロン・コンウェイ)、本エントリ関連の組織(Radar NetworksやDARPAなど)にタグをつけるだけでなく、記事では一切触れていないポール・アレンのベンチャー会社Vulcan Capitalまでタグを付けてくれる、というわけだ。
Twineがやっているのは、スマートタグを自動生成して繋ぎ合わせること。さらにソーシャルな要素もあって、Twineを他の人たちと共有すると、誰かがネットのこのエリアに取り込んだコンテンツはその人物に関連付けて記憶されるのだ。で、例えば検索するとタグだけでなく、その情報をTwineに取り込んだ人間が誰かによっても検索結果に影響が出る。 自分に近しい人の情報ほど、関連性は高くなる、という具合にね。 さらにTwineではユーザーの関心分野を細かく盛り込んだプロフィールを作ることで、もっとターゲットを絞った広告も出したいと考えている。
Twineでは構造の枠組みのない全情報を分析し、タグ付けで互いに繋げ、そこに構造を与えていく。タグ同士のリンクのネットワークをSpivackは「セマンティックグラフ(semantic graph)」と呼んでいる。人々がカテゴリ分けするタグだけ集めた「ソーシャルグラフ(social graph)」もそこに含まれるが、セマンティックグラフと言った場合には組織(企業)、場所、その他カテゴリのタグも包括したものを指すので単なるソーシャルグラフより規模は大きくなる。
ウェブ全体にセマンティックインデックスを生成する作業は膨大だ。そこでSpivackでは、みんなが自分のコレクションに保存したいぐらい重要なウェブパーツにだけ対象を絞って自然言語プロセシングとセマンティックインデックスを行っている。「ウェブを丸ごと吸い込んだら、人が欲しくない情報まで吸い込むことになります。なので当社では情報を重要と思う人が誰で、何故か、というところを見ているわけです」。コスト的に見ても、Twineのセマンティックなエンジンを通す情報量を限定するだけでも安上がりだ。
Twineのサービスは今後すべてウィジェットが入り、他のサイトにもエキスポート可能になるほか、APIもフルセット用意しデータは全て取り込み、取り出し可能となる。パブリックのTwineにある情報はスマートタグと合わせて他の検索エンジンからもインデックスできるようになる。「Twineに取り込むと、その情報が豊かになります。が、それを更に外部に取り出すことができるのです」とSpivack。無論こうしたリッチなtagは全てTwineに向かっているわけだが。「物事同士のつながりが見えるような場所は、ここだけでしょう」。まあ、それはまだ気が早い。まずはみんなにTwineを使ってもらうのが先決だろう。
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2008年 1月 1日 at 2:59 am
2008年 2月 22日 at 10:42 am