ユニバーサル・ミュージックがMySpace提訴
by Marshall Kirkpatrick on 2006年11月18日

YouTubeとMySpaceはユニバーサル・ミュージック・グループに「何千万ドルもの借りがある」と 9月にユニバーサルミュージックのCEOが発言して話題になったが、ウォールストリートジャーナル(閲覧要購読)によると、巨大メディアは該当企業に対し脅威を与えこの発言どおりに遂行し、Myspaceを著作権侵害で訴えた。今回の提訴で最も興味を惹くのは、他ユーザーが再生・転送できるよう著作権つき動画をトランスコードすることによりMySpaceが著作権侵害行為に関与した、というユニバーサル側の訴えだ。

ウォールストリートジャーナルによると、今日(米国時間11/17)はMySpaceが新ツール(サイト上で認定されていないコンテンツに対し著作権ホルダーがフラグを立てることができるツール)を発表した日でもあることを言及。そのツールは(TechCrunchの記事) Gracenoteの技術を利用したものであり、MySpaceは今回の訴訟を「不要で無意味な訴訟」とプレスリリース内でコメントしている。

今秋、YouTubeとMySpace両社に対して警告が鳴らされた数週間後、UniversalはYouTubeとのライセンス契約に署名している。また、SonyのGrouperそしてBoltも著作権侵害を理由に提訴した。

これは、コピーライトを巡る新たな重大な戦いが勃発したということだろうか?この2社間で和解が成立する可能性はあるのだろうか??今週の クレイグスリストの訴訟の判決をすぐに思い出した。(訳注:クレイグスリストとは米国で人気のリスティングサイト。今年初め、差別的な住宅情報を載せたことでシカゴの住宅団体から訴えられた) オンラインディレクトリーは、サイト上で差別的な住宅広告を掲載することに一切の責任は負わない、と水曜日に判決された。法廷側は、クレイグスリストはあくまでも情報のパイプ役であり、出版者ではないと判断。この判決は複雑化し、「通信品位法(the Federal Communications Deceny Act)」まで踏み込んだ。Grouper、Bolt、そしてMySpaceに対するUniversalの訴訟は、“リクエストの都度著作権付コンテンツを削除する限り著作権侵害を犯す団体を保護する” とされている、「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)の免責条項」を直接実験にかけるよう仕向けられたかのようである。このケースでは、おそらくビデオのトランスコードに関する議論が決定的事項となるだろう。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/bolt-sells-to-gofish-to-pay-universal-music-settlement/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Bolt、Universal Musicへの賠償金支払いのためGoFishに身売り

    [...] 買収した会社GoFishは、大成功を収めているデートサイトPlentyofFishとは別物だが、最近トラフィックが急増している。昨年12月には140万ユニーク訪問者だったが、先月が600万に増加したと報告されている。Boltは月間500万以上(Comscoreのデータ)のユニーク訪問者があり、このトラフィックを元手に昨年は$7M(700万ドル)の収入を稼ぎ出している。一方のGoFishはまだ収入はないが、より潤沢な資金がある。この会社はPaloAltoの投資会社Global Asset Capitalの支援で誕生している。 Universal MusicはBoltと、すでにSonyに買収されたGrouperの両社を昨年10月著作権のあるミュージックビデオを不法に掲載したとして訴えた(われわれの記事)。翌月、UniversalはMySpaceを訴えて、 MySpaceがユーザーが投稿したビデオを再エンコードしたことが著作件侵害への荷担になると主張した。NYT紙は、今夜、UniversaltとNews Corp.あるいはSONYとの間に和解の交渉は一切行われていないと報じた。この訴訟はDMCAの「セーフ・ハーバー」条項、すなわちウェブサイトが著作権者の要求に応じて不法なコンテンツを削除すればそれ以上の責任を免れるとする条項の解釈のテストケースになると見る向きもある。この主張は、従来からコンテンツを掲載するサイトの弁護に標準的に用いられてきた。しかし、裁判所によるこの条項の踏み込んだ解釈はまだほとんど行われていない。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080402myspace-to-launch-new-music-joint-venture-with-big-labels/ TechCrunch Japanese アーカイブ » MySpace、大手レーベルと訴訟で和解―新ジョイントベンチャー設立へ

    [...] MySpaceは、Universal Musicと係争中の訴訟に関してたいへんユニークな手法で和解したというニュースが複数の情報源によって確認された。両社はMySpace Music という新しいジョイントベンチャーを立ち上げることとなった。株主にはすべての大手レーベルが参加する。(EMIはまだ交渉中のため参加していない)。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090205universal-music-links-to-unauthorized-soundless-eminem-youtube-clip-from-its-own-website/ 匿名

    [...] Universal Musicグループ(UMG)は、長く音楽や動画共有サービスと法的闘争を繰り広げてきた歴史を持つ(相手はMySpace、Veohおよびその投資家、GrouperとBolt.com、等)。そのような歴史を持ちながら、所属する超大物アーティストでありラッパー兼プロデューサーのエミネムの違法音楽クリップ(すなわちUniversal Musicが認めていない)にリンクしてしまっているのは非常に驚くべきことだ。 [...]