UpNext、ニューヨークのすごい3D地図をFacebookでリリース
by Erick Schonfeld on 2007年11月22日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

upnext-logo.pngオンンライン地図に関して、2-DマップとGoogle Maps、Live Maps、Yahoo Mapsなどで見る写真、それに、より実体験に近く(地図上を)飛び回るような利用経験を提供するGoogle Earth、Virtual Earthなどの間にはギャップがある。ニューヨーク拠点の4人のチームからなる小さなスタートアップ企業「UpNext」はこのギャップを埋め、非常に詳細な情報を提供する3-Dマップをブラウザー上で実現しようとしている。

UpNextは、現在、マンハッタンの地図のみ提供(来春にはボストンとサンフランシスコを追加したい考えだ)。しかし、3-Dサービスが間もなく主流になり得る可能性をパワフルに実証するものだ。(ダウンロードは不要だが、Java 1.5が必須。古いバージョンのマックでは問題があるかもしれない)。私は先週開催された「Boston MeetUp」でUpNextのチーフ・アーキテクトRaj Advaniに出会った。そして、今日(米国時間11/21)、彼はCEOのDanny Moonと共に、同サイトと新Facebookアプリをデモするために私を訪ねてきた。

upnext-empire-state.png

昨日、UpNextは Facebookでマップをリリース。もっとも、アプリ・ディレクトリには入っていない(多数のFacebookアプリとは異なり、メインサイトの機能性の一部ではない。UpNext.comサイトでできることは全てFacebookサイト内でも同様にできるようになっている)。UpNextは市街を3-Dで完全に再現する。ほとんど全てのビルごとに表示可能なレベルにまで、だ。対象物に焦点をあわせてズームしたり、ビジネスビルディング内の入居テナント一覧を表示したりなども可能。住所を入力すると、すぐその指定場所へとジャンプして表示する。もし近くのレストラン、バー、店舗、ホテル、博物館、スポーツ競技場などを知りたい場合はフィルターを設定。そうすると地図上で該当するものがライトを灯したように表示される。ビルごとのカテゴリー検索は「Google Mapsではできないこと」だとMoonは話してくれた。

多数のビジネスについてCitySearch、ニューヨーク・タイムズTime Outといったサイトから、評価やレビューを抽出。また、ユーザーがレビューを追加したり、友だちがランク付け、レビュー投稿や訪問した場所を全て見ることができる。現在は、メインサイトにインポート可能なNew York City Facebookでの友だち全員を対象にしており、友だちや、友だちがランク付けした場所などを分類できるスライダーに収められる。

upnext-facebook.png

UpNextはマップデータをVisionMediaから得ている。これにより、市街を上空から撮影し、各々の建物の高さを推定、UpNextが3-D化できるようにする。それから、地元のビジネス情報をLocalezeから抽出、全ての建物ごとに情報をあてはめていく(ニューヨーク市からのデータを利用したジオコード)。「没入型の検索において新たなレベルに到達したいと思っている」とAdvani。「そうすることで、一目でどのようなことが何処で起こっているのか分かるようになる」。彼は、日中、夜間のサイクルまでを地図に追加している。

「AjaxあるいはFlashでさえもこれらのことは実現できないだろう」とAdvaniは言う。Java利用によってのみ、PCのビデオカードにポリゴン表示のレンダリングをするために必要となるスピードが実現できる。ここでの仕掛けとは、各建物を圧縮し、ポリゴン数をできるだけ少なくしてレンダリングするというものだ。Javaがロードされるまでラグタイムはいくらかあるものの、この先約3ヶ月内にリリースされるアップデートで修正されるはずだ。

モバイル版はどうか?Googleの新モバイルOSリリースに際した賞金$10M(1000万ドル) のAndroidコンテスト参加をAdvaniは考えている。 そして、もちろん、もしアップル社が「APIについての詳細をもう少し明らかにすれば」iPhone用のものをあっという間に開発すると言う。

UpNextは本当にこつこつと自分たちで準備を進めてきている。4人の社員が資金として$50,000ドルを出し、家族や友人からさらに$45,000ドルを集めた。これだけでニューヨーク市のマップ制作には充分だった。今、その他の都市のマップ制作へとビジネスを広げるために、およそ$1M(100万ドル)を調達しようとしている。収入をどのようにして得るかについては、ある時点でローカル検索広告や、ある検索(例えば「シューズ」など)が実行されている間、特定の建物にライトを表示するマップ内広告も行う予定だ。また、地図と連動したクリエイティブなバナー広告もMoonは考えている。「もし、スターバックスが新しいドリンクのサービスを始めるというような場合、ユーザーが広告をクリックしたらスターバックスにライトが点灯される、といった具合だ」と述べた。その他には、地元ビジネスのイエローページ的な広告も適切な候補になり得るだろう。

もっとも、現実的に見れば、UpNextはグローバルな地図プラットフォーム構築を目指す大企業に買収されるのを待っているテクノロジーのデモと言ったところだ。独立したサービスとしては生き延びれないだろう。Google、Yahoo、 Microsoftなどの企業はUpNextを買収して、これらの地図を世界規模にまで拡張すべきだ。

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[原文へ]

(翻訳:Nobuko Fujieda)

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