USATodayのソーシャルネットワーク化は無駄な努力だった?
by Michael Arrington 2007 年 8 月 17 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

USATodayが今年3月、ニュースサイトにソーシャルネットワーク機能を加えて再オープンした時には、みんな大ニュースだと思ったものだが。

同紙がサイトに組み入れたのは、Pluckが新たに開発したソーシャルネットワーキング対応の製品群「Social Media Suite」で、有名なニュースサイト の多くが採用しているものである。これを入れたお陰でUSATodayも旧態依然たるニュース情報サイトから一夜にしてガラリと変貌を遂げた。読者はプロフィールを作成して記事にコメントしたり、記事に投票し、友だちにオススメができるようになった(Diggのように)。

PluckのSocial Media Suiteの製品情報のページを見ると、パブリッシャー向けの一番のセールスポイントは「サイトのトラフィックを上げページビューを拡大できる」ところらしい。ソーシャルネットワークのトラフィック駆動力は尋常じゃないので、それを考えると、まあ、安全圏の売り文句と言えそうだ。ところが、これまでのUSATodayのデータを見ると、ユニークビジター数とページビューはそれほど芳しい結果を出していない。

Compete.comのデータも下にはっておこう。ご覧のように3月1400万人だった月間ビジター数は現在約1000万人。ユニークビジター数は29%下がっている。比較材料としてNYタイムズとワシントンポストのグラフも並べてみたが、他は3月からほぼ横ばいだ。


Comscoreの統計でも減少が確認できる。差は上のグラフほどではないが。Comscoreが観測した3月のユニークビジター数は730万人だが、6月には14%下がって630万人。ページビューは3月が月間7000万PVだったのに対し、6月は16%下がって5900万PVとある。

ComscoreもCompeteも完全じゃない。でも、流れとしてはサイトのリニューアルがうまく機能していないことが伺える。ユニークビジター数とPVが上向きに伸びないことは、USA TodayもPluckも予想の範囲内かもしれないが、Pluckのサービスは手堅い製品なので、たぶんニュースとソーシャルネットワーキングはうまく融合できない、というだけの話かもしれない。

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