Viacom、マイクロソフトと$500M規模の契約合意。ビデオゲームにハリウッド式の戦略を採用
by Erick Schonfeld on 2007年12月20日

viacom-logo.png反Googleを強化する更なる連携の動きが明らかになった。Viacomが何とも複雑な契約をマイクロソフトと結んだのだ。これは、同社間が、ウェブ広告、TV広告、動画ライセンス、オンラインゲームで提携を結ぶというもの。4月に遡るが、Viacomは他にもサイト間での検索広告についてYahooと契約を交わした。Viacomのウェブ戦略の動機は「Google憎し」以外のなにものでもないようだ。

今日の(米国時間12/19)の合意内容をざっとまとめると次のようになる(ちょっと辛抱してほしい)。マイクロソフトのAtlas事業(マイクロソフトが最近買収したaQuantiveの一部)が、MTV.com、ComedyCentral.comを含むViacomのU.S.サイト間にディスプレイ広告を提供、残りのものも独占販売する権利を得る。マイクロソフトにとって、本契約は$500M(5億ドル)相当の価値があると見られるが、その数字が正確にどうやって算出されたのかというのは分かりづらい。例えば、契約の一部として、MTV、Comedy Central、BETなどのViacomのケーブルネットワークのTV広告、それにその他オンライン広告の一部を買い付けることにマイクロソフトは合意。また、Viacom TV番組や映画をMSNサイトで表示するためライセンスする(堂々巡りといったところだ)。だから、$500M(5億ドル)というのは、これら全部の関連契約も計算に含めた正味の金額だろう。

メディア企業は、複雑な契約を好む。メディア企業はこれをシナジーと呼んでいるが、通常、今ひとつといったものになってしまうことが多い。ベストのオンライン広告、最善のTV広告契約、あるいは、もっとも適切なコンテンツラインセンス契約を個別に結ぶのではなく、全部をひっくるめて「(契約内容として交渉の余地なく)いやなら結構」というスタイルの提案となる。両サイドに潜在するビジネスの一部部門がめちゃくちゃになってしまうような結果を招くのは不可避だろう。しかし、その頃までには企業のビジネス開発担当者たちは次の契約のとりまとめにかかっている。

その他のViacom関連のニュースでは、MTV NetworksがハリウッドのプロデューサーJerry Bruckheimerとビデオゲーム制作で合意したという。どのような展開になるかという点については、みんな知っていると思う。ハリウッドはこれまで、ビデオゲームビジネス進出を目指して、何年もの間、人気スターのパワーをビデオゲームという媒体に引っ張ってこようとしてきた。これまでの結果はどれもぱっとしない。ハリウッド出身のタイプはどうもビデオゲームの本質を無視する傾向にあり、ハリウッドの連中は、ビデオゲームでは、それをプレイするユーザー自身こそスターなのだということをとかく忘れがちになる。

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(翻訳:Nobuko Fujieda)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/google-doubleclick-deal-passes-ftc-hurdle-now-comes-the-hard-part-europe/ TechCrunch Japanese アーカイブ » GoogleのDoubleClick買収、FTCのハードルを越える―さて次のEuropeが難しい

    [...] われわれがすでに予想したとおり、事実FTC〔連邦通信委員会〕はGoogleの$3.1B(31億ドル)のDoubleClick買収を承認した。注目すべき点は、FTCが承認に当たって一切条件をつけなかったことで、これはGoogleにとって大勝利といっていいだろう。Googleは既存のビジネス部門のどれかを売却することも、現行のビジネスモデルのどれかを変更することも要求されなかった。Googleの主席法律顧問DavidDrummondはFTCの裁定の理由について次のように分析している。広告プラットフォーム市場はきわめて競争が激しい。 [これは事実]プライバシーはFTCが合併を承認する際に対象になる問題ではない。 [この点は運がよかった]データの統合も問題にならなかった。 [つまりGoogleとDoubleClickの間にファイアウォールを置いてデータを別個に管理しろとなどと求められずにすんだということ。こういった条件がついたら買収は台無しになるところだった]広告主と広告掲載者が反対していない。 [まあ、少なくともFTCに聞こえるほどの大きな反対の声は上がっていない]ということでアメリカはクリアしたがGoogleにはさらに困難なハードルが待ち受けている。EUはそう簡単に認めてくれそうにない。そもそも決定が下されるのが4月まで延期されるかもしれない。(旧世界の行政は旧世界のペースでコトを進めている)。その間、昨日のViacomとの契約のように、MicrosoftはできるだけDoubleClickの業務を横取りしようと試みるだろう。さらにEUへのロビーイングに多大の時間と金を使わなくてはならない。決定までの時間がかかればかかるほど、Microsoftに広告市場で差を詰めてくるチャンスを与えることになる。しかし、合併がひとたび4月に承認されれば、DoubleGoogの反撃が始まることになるだろう。[原文へ](翻訳:Namekawa, U) doubleclick Google Microsoft viacom [...]

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