Ask.comの広告キャンペーンはいつになったら元が取れるのか?
by Erick Schonfeld on 2007年11月1日

ask-spooky2.png今夏Ask.comをリニューアル後、親会社のIACはAskブランドの認知向上のためマーケティング今年$100M(1億ドル)を投じた。

みんなはどうか分からないが僕が見た限り最近はTVでもAsk.comのCMがしょっちゅう流れている。(僕が見るのは専らTiVoだが、広告早送りでも目につくぐらいユビキタスだ)。 このキャンペーン、どれぐらい成果が出ているのだろう?

本日(米国時間10/31)発表のIAC決算報告を見てみると、大々的広告キャンペーンの広告費さえ回収できたかどうかは怪しい。 IACの四半期総収入は$1.5B(15億ドル)。うちAsk.comやCitySearch、Eviteが属するメディア広告事業部門からの収益はたったの$190M(1億9000万ドル)だ。 昨年同期比の40%増ではあるものの、こと検索部門の内訳を見ると、Askネットワーク(同社の検索エンジンを導入している他サイトから出る検索結果)から入るる収益の方がAsk.com自体を上回っているのだ。言葉を変えると、IACのメディア広告事業は前四半期、収益に$54M(5400万ドル)のコブができたが、その全てがAsk関連というわけではない。Ask関連もその過半数はAsk.com以外のサイトから来た収益、ということになる。広告はもちろん、Askのメインのサイトにトラフィックを誘導することを主な目的として流している。

Askは市場シェアが落ちていないのがせめてもの救いだ。comScoreによるとAsk傘下のネットワーク全体で見た場合、検索市場に占めるシェアは今年9月、前月から0.2%増えて4.7%となった(グーグルは57%、ヤフーは23.7%、マイクソフトは10.3%)。 増加の幅はグーグルとヤフーの方が依然としてAsk.comより多うのだが、Ask.comはマイクロソフトから若干のシェアを奪っている。Compete.comでもAsk.comへのトラフィックは本来の調子を取り戻しているかに見える。

そんなわけで、テレビ広告が投じただけの成果(Ask.comへのトラフィック増加)を挙げているかどうかを判断するのはまだ早いかもしれない。が、この次の四半期でも数字にもっと目覚しい変化が出なかった場合、今の広告は単なる暇潰しと思われてしまうだろう。面白いけどね。

最新のCMをご覧アレ。グーグルを笑う動画だ。(同社とグーグルの検索広告契約は年末に期限切れとなるが、この動画なんか見るとやっぱり契約更新を行う気がないように思えてしまう):

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/barry-diller-uncomplicates-his-lifee28094splits-iac-five-ways/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Barry Dillerが人生をシンプルに — IACを5分割

    [...] Barry DillerがついにIACを解体し、人生の整理をはじめた。インターネットの巨人(四半期売上 $1.5B[15億ドル])が今日発表したところによると、会社は5つの独立会社へと分割され、それぞれ株式公開されるという。その5社は以下のとおり。—HSN (ホームショッピングネットワーク[テレビ、インターネット共])—Ticketmaster—Lending Tree —Interval International(リゾート短期貸出しのマーケットプレース。CondoDirect、Resort Quest Hawaii、VacationSource.comも含む)—IAC(その他のウェブ事業Ask.com、Bloglines、Citysearch、Evite、iWon、Match.com、BustedTees、CollegeHumorなど)Dillerは今後もIACのCEO兼会長として、引き続き30ものウェブサイトを持つことになる。ともあれ、ようやくこれで少なくとも各事業が自立できるようにはなった。住宅ローン危機のあおりでHome Shopping Networkが不調になったために、Lending Treeの評価が下がるというのはどう考えても理にかなっていない。IACの持ち主株会社モデルは安定した事業の収益でスタートアップをカバーすることはできたが、大規模事業の問題を小規模事業で取り戻すのは、いかに急成長していようとも困難だ。ウェブ企業だけのIACにとって、これはある程度続く問題だ。ポートフォリオ型アプローチによって、総合的リスクは減るだろうが、大方のインベスターが期待しているのはそれではない(今日このニュースで株価は9%近く上がった)。IACが大きな独立会社を切り離すのは正解だ。さらに徹底して事業を切れば利益があることも間違いない。この一件で隠れてしまったビッグニュースが、Ask.comがGoolgeとの広告提供契約を5年延長して$3.5B(35億ドル)の保証を得たことだ。現在Ask.comのパートナーサイトはGoogleの広告収入の10%を占め、これは四半期当たり$100M(1億ドル)になる。新規の5年契約では、これが四半期当たり$175M(1億7500万ドル)に増えると想定している。何かが動き出しているようだ。[原文へ] [...]