YahooのPanamaプロジェクトはなぜ重要か
by Michael Arrington 2006 年 12 月 27 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

yahoosearchmarketing_logo.jpgビジネクウィークがYahooの「Panama」プロジェクトについて長文記事を掲載した。Yahooが期待するほどプラスの経済的効果は得られないかもしれない、として、その理由を述べている。

「Panama」の狙いは、同社のpay-per-click広告プログラムで広告主からより効率的に広告料金を引き出すことにある。細部は重要ではない。基本のアイディアは、キーワードを最高値で競り落としても広告枠でトップに出る保証はない、ということで、(キーワードの)競り落とし価格の最高値とクリックスルー率の両方を考慮して広告の掲載位置を決定するようになる。この変更により、cost-per-clickの平均値は跳ね上がり、Yahooの売り上げにもプラスの影響が出るはずなのだ。

記事はMicrosoftのAdcenterについては触れていない。Adcenterは広告視聴者の人口年齢別データの要素を加えた(広告データ)生成サービスという点で、PanamaやGoogleの既存サービスの一歩先を行くものである。Microsoftはまだ広告で伸びを見せていないが、今後は三つ巴の争いになることは明白だ。Microsoftが大金を投げ出してFacebookでの広告掲載取り扱い企業の座を獲得したことからも、同社がビジネスとしてオンライン広告にどれほど真剣かは分かるだろう。収入の保証がなかったら、たぶんFacebookはGoogleかYahooと契約を交わしたと思う。

長期的に誰がコンテキスト広告競争を勝ち抜くか、というのは正直なところ読めない。重要なことはYahooが必須機能の装備を終え、これからいよいよ競争が本格的に始まる、ということだ。

Googleは、パートナーとの利益共有について長い間、隠してきた。もっとも噂によれば純利益のおよそ50%を取っているようだが、これは法外な金額だ。Google、YahooそれにMicrosoftが同じページビューをめぐって競争をするようになれば、やがて市場の適正な競争原理でパーセンテージはゼロに近づいていくだろう。

利益というのは、新サービスの機能と効率性の向上に応じて生み出されなくてはならない。もちろん、どのサービスも既にページビューはあるし、それも重要な要素なんだけれど、大手広告主の参加獲得のためには注目に値する品揃えを保たなくては。活気あふれる広告主のネットワークがないとオークション価格も十分に競り上がらないからね。もちろん、3社とも大手広告スポンサーをひきつけるだけの莫大なページビューがもうあるわけだが。

Yahooの来年の収益にPanamaが最終的にどれほどの違いをもたらすか、というのは未曾有だが、YahooがGoogleに追い上げてくれるならみんなにとっても朗報だろう。

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