2006年8月16日

Wiki.com、MindTouchと提携、300万ドルは安い買い物か

Marshall Kirkpatrick

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ベンチャー経営者John Gottsはwiki.comのドメイン名購入に300万ドル近くを支払うことに合意した。懐疑派はGottsは契約に抜け道を用意してあって結局手を引くだろうとか、いやこれこそまさにバブル再来のサインだとか噂していた。 しかしGottsは、サンディエゴに本拠を置くWikiプロバイダーMindTouchと提携し、wiki.comのドメイン名を戦略の中心に据えた事業に真剣に取り組んでいく、と今日(米国時間8/14)発表した。MindTouchはこの提携で質の高いサービスの提供を分担する模様。これについては以下でさらに述べる。

Gottsは、ネーミングとトレードマークの業者Dynamoに300 万ドル近く支払うことにしたが、これは非常にすばらしい取り引きだったとしている。当初月額1万ドルをある期間支払い、最後に多額の支払いを行う契約と なっているのだが、Gottsは「この取り引きを必ず完結させる決意だ」と述べている。Gottsは「Wiki.comはWikiに興味がある関係者に とって考えつく限りもっとも自然なURLだ。事業の宣伝費のすべてをこの300万ドルと年8ドルのドメイン名更新料につぎ込んだのだ」としている。 Gottsは以前にもこの戦術を採用、AdWare.comを買収してアドウェア削除ツールを販売するPCSafe.comへリダイレクトさせることで大成功を収めたと主張している。PCSafeの実態については確かな情報がほとんどない。ただしGottsの主張は不正確だと非難するレポートがある。

GottsはWiki.comを買うと発表した際、Digg上のディスカッションで、 ビジネスモデルとしてJotSpotのライセンスの販売を上げていたが、どうやら今はMindTouchとの提携に進路を修正したらしい。Gottsは 「Wikipedia、Wiki News、WikiIndex.comなどへのリンクも提供していきたい。まだ結局どういうことになるのかわからないが、ウェブ業界にとって有益でエキサ イティングな企画だと思う」とも書いている。私にはドメイン・スクワッターdomain squatterの胸くそ悪い自己合理化の弁に聞こえてしまうけれども。

とにかくGottsによればドメインネームというのは魔法のよ うなもんでwiki分野が成長してメインストリーム入りすれば自然とwiki.com へのトラッフィックが増え、300万ドルは結局安い買い物だったということになるのだそうだ。だがウェブ上には5千万ものブログが存在するのに、 Googleによれば、blog.comというサイト内には487,000ページしか存在しない。だからwiki.comという名前だけでwikiを求める人々がここへ押しかけてくるかどうか疑問と思う。たいていの人はサイトに情報をアップし始める前にそのプロバイダの素性をよく考えるだろうと私は思う。

と はいえ、MindTouchのMediaWikiの採用は見込みのあるサービスを作りだすかもしれない。MindTouch はソフトウェアと wiki.com上のwikiのホスティングを分担する。ソフトウェアは優秀なようだ。MediaWikiにWYSIWYGエディタ、使いやすいナビゲー ション、 アタッチメントとページの体系がプラスされている。読者はこのアドレスhttp://techcrunchtest.wiki.com.で実際にアカウントを作ってテストしてみることができる。

Gotts はトラフィックをサイトに誘導し、MindTouchがサブドメインへのホスティングサービスを担当する。 広告収入を両者で分け合う。より真剣なビジネスモデルは近く作られるだろうが、基本的にはwikiページ上でのEコマースタイプの活動によって支えられる ことになりそうだ。

まあ、先のことはどうなるやらわからない。もしかするとこのサービス、いつの日かビューティフルな成功を収め、われわれはみんなwiki.com上にwikiサブドメインを持つようになるのかもしれない。

[原文へ]

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