Wikipedia、独自の検索エンジンを準備中―独占スクリーンショット
by Michael Arrington on 2006年12月25日

英国のThe Times紙は今日(米国時間12/23)早く、WikipediaのファウンダーJimmy Walesが来年、「Wikiasari」と呼ばれる新しい独自の検索エンジンサービスをローンチすべく準備中だと報じた

Jimmy Walesは明らかにGoogleを狙っている。Walesによれば―

Google検索は多くの場合に優秀だが、スパムやクズのような結果しかもたらさない場合も多い。例えば「Tampa hotels」と入力してみたまえ。〔広告以外〕何ひとつ意味のある検索結果は得られないはずだ。つきつめて考えると、検索エンジンの基本的な機能の一つ は評価を下すことだ―このページは良い、このページはダメ、と。周知のとおり、コンピュータはこのような判断を下すのが苦手だ。そこでいろいろともってま わったアルゴリズムが必要とされたわけだ。しかしわれわれはこの点について独自のすばらしい方法を考え出した。われわれ〔人間〕はページを見ただけで、普 通1秒もあれば、そのページが役に立つかどうか判断できる。問題は、これに関して信頼できるコミュニティーを築けるかどうかにかかっている。

新しい会社はWikia傘下の3番目のビジネス・デビジョンとなる。WikiaはWalesが2005年に創立した営利企業で、現在CEOのGil Penchinaに率いられている。他の2つのビジネスユニットはwikiサイトの「Wikia」自身と最近ローンチした「OpenServing」サービスだ。

Wikiaは$4M(400万ドル)以上の資本を調達しており、これには最近のAmazonからのラウンドも含まれる。

タイムズ紙のオリジナル記事にはこのプロジェクトにAmazonが関係しているとあったが、Wikiaは自身のサイトで(Wikiaの株主である以外には)Amazonは一切関係していないと 明言している

Wikiasari

ある情報源によると、プロジェクトの仮称は最近まで“WikiSearch”だったということだ。Wikiasariは明らかに、検索結果の品質を第1 として、検索の網羅性は2の次としていくようだ。検索結果にタグづけされたナビゲーションが表示される。最初の3つの検索結果はWikipediaの記事 から選ばれる。それ以外の結果も、Wikipediaのページからリンクが張られていることを評価の基準として、信頼できると評価されたサイトから選ばれ る。

すべての検索結果がWikipediaに結びつく―直接Wikipediaの記事にリンクするか、あるいはWikipediaからリンクされたペー ジにリンクするか―ので、Wikiasariの検索結果とその表示順位は、結局、〔Wikipediaの執筆者という〕実際の人間が判断することになる。 検索エンジン自体もオープンソースで開発され、検索インデックスはGFDL(*1)で利用可能となる。Wikiaはマスターインデックスを保有するが、他のユーザーもGFDLのライセンス条項に従って無料でこのインデックスを利用できる。

検索エンジン自体はNutchLucene のオープンソースプロジェクトとして開発されている。

われわれはWikipedia外の信頼できる筋からスクリーンショットを入手した。保証はできないが、開発中の問題のアプリケーションのホンモノのスクリーショットだとわれわれは信じている。クリックするとフルサイズの画像が見られる。

(*1) GNU Free Documentation License (wikipediaによる解説)

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/the-wikisearch-screen-shot-isnt-wikiasari-so-what-is-it/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Wikisearchのスクリーンショット~これがWikiasariでないのなら何なのだ?

    [...] comments » Jimmy Walesがインタビューのとき話していた新検索エンジンWikiasari。その開発初期のスクリーンショットと思われるものを数日前こちらに掲載した。情報源が良かったので信用したのだが、「このスクリーンショットは自分のプロジェクトと全く無関係だ」と当のWalesがコメントしてきた。WikiaのサイトのWikiasariのページでも同じことを述べている。(後で削除されたが、ここにスクリーンショットがある)。 Wikiasariのページを見てみると当プロジェクトについて若干の背景説明があるが、Wikisearchについては触れていない。Wikiasariは元々「3apes」と呼ばれていたという。 ということでWikisearchのスクリーンショットに話を戻すと、その正体については現在調査中だ。問題の記事のコメント欄で読者の1人が「Wikisearchはこのプロジェクトの一部だろう」と指摘している。なるほどWikiaのロゴが右下にある。ロゴを勝手に借用しているサイトでないとしたら、WikisearchはWikiasariと同じく、やはりWikiaの検索プロジェクトということになるのだが。それにしてもWikisearchがWikiasariでないというのなら、それじゃ一体何なんだ? [...]

  • http://bolinc.net/?p=473

    [...] Wikipediaȼθ󥸥桽ꥹ꡼󥷥å [...]

  • http://widgetengine.blog70.fc2.com/blog-entry-74.html PCの利便性を求めるブログ

    Wikipedia、独自の検索エンジン「Wikiasari」を開発中…

    TechCrunch Japanese
    英国のThe Times紙は今日(米国時間12/23)早く、WikipediaのファウンダーJimmy Walesが来年、「Wikiasari」と呼ばれる新しい独自の検索エンジンサービスをローンチすべく準備中だ…

  • http://jp.techcrunch.com/archives/wikia-search-in-2007-or-not-jimmy-wales-say-yes/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Wikiaは検索をする。いつから?

    [...] われわれはWikiaの人力検索エンジン公開を、1年以上待ち続けてきた。このプロジェクトは、WikipediaとWikiaのファウンダーであるJimmy Walesによって、昨年12月最初に発表された。「Googleは、さまざまなタイプの検索で秀ているが、時としてスパムや無用のゴミしか返さないことがある。例えば『Tampa hotels』を検索しても役に立つ結果は一切得られない。検索エンジン本来の役割といえば「このページは良い、このページはダメ」という判断を下すことだ。コンピューターがその手の判断が苦手なことはわかっているので、アルゴリズム検索を使って、まわりくどいやり方をとらざるを得ない。しかし、われわれ人間にはそれを実現するための実にすばらしい方法がある。ページを目で見ればいいのだ。そのページが良いかどうかを判断するのには、ふつう1秒もかからないので、問題は、これをやってのける信用あるコミュニティーを作ることにある」この発表以来いろいろなことが起きた。Sequoiaが支援するスタートアップのMahaloが、独自の人力検索アプローチを掲げて5月にローンチし、順調な出だしをみせ期待されている。一方Googleは、Wikia Searchのことや、WikipediaがGoogle広告を受け付けないことにいら立ったかのごとく、今月Knolを発表したが、これはWikipediaを威嚇したものに他ならない。しかしWikiaの正体はほとんどわかっていない。Wikiaではこのプロジェクトについて語り合うためのページが作られている。Wikiaは7月に、ユーザーらによる分散型ウェブクローリングの技術を持つGrubの買収を発表した。また、Facebook風プロフィールページの初期の画面イメージが、11月南アフリカで紹介されている。Wikia Searchは2007年中に出るのか? Jimmy Walesはイエスと言った。しかし、Wikia Searchのローンチの約束の期限は今年中であり、もう時間がない。2007年はもうあと1週間しかない。今日(米国時間12/23)の報道によると、WalesがIRCのチャットで年内のローンチ予定日を守ると約束したという。「Wikia Searchは今年の終りまでにローンチ『する』。おそらく、まずプライベートベータを行い、1月初旬には一般公開する。正式な日付は未定だが、もうすぐだ。」WikiaのCEO Gil Penchinaに、記事に引用されていることばは正しいのか、数日のうちにローンチするのかどうかを尋ねてみた。回答はこうだ、「正確な日時は言えない」。Wikia Searchのローンチが今年になろうが、来年初めになろうが、1年後にはもうどうでもいいことだ。しかし、今や製品の評価を決めるのは、実際の検索結果の出来であって、一連のリーク記事やぼやけた画面イメージではない。ローンチが楽しみだ。今年でも(せめて)来年でも。CrunchBase:WikiaCrunchBase:Mahalo[原文へ](翻訳:Nob Takahashi) mahalo Wikia Wikipedia [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/wikia-search-launches-reasonable-but-not-great/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 「Wikia Search」公開―残念ながら不満足な仕上がり

    [...] 長らく待たれていた「Wikia Search」のアルファ版がついに公開された。われわれが12月23日の記事で報じたように、Wikia SearchはWikipediaのファウンダー、Jimmy Walesが「Googleのライバルにする」と宣言して開発していた検索エンジンである。「Googleに挑戦する」とは大言壮語だが、はたしてWikia Searchのアルファ版はGoogleに対して健闘できるサービスに仕上がっていただろうか? まだまだ、と言わざるを得ない。私はWikiaにいくつかの検索語を打ち込んでテストしてみた。結果にはムラがあった。たとえば「TechCrunch」という単語についての検索では無事、TechCrunch.comが結果のトップに表示された。しかし「MichaelArrington」と入力すると、TechCrunchドメインの結果はやっと7番目に表示されるだけだった。しかもその記事はTechCrunch Franceの「ミニ記事」とかいうものだった。私は他の人名もいくつかWikia Searchで検索してみたが、どうもこの検索エンジンはサイトや企業名での検索には問題ないが、人名の検索はたいへん苦手なようすだ。ユーザー・インタフェースはごたつかず、シンプルだが、フォントの色などのデザインは大いに改良の余地がありそうだ。読者はalpha.search.wikia.comを訪問して独自の判断をされたい。アップデート:下のコメント欄でも指摘されているが、Wikia Searchにはスペルミスを補う機能がない。たとえば「Wikiq」と間違って入力した場合、Wikiaはまったく検索結果に含まれない。またGoogleのように「Wikiaの間違いでは?」と尋ねてくることもしない。アップデート:Michael Arringtonのレビューも参照。Crunchbase Wikia[原文へ](翻訳:Namekawa, U) Wikia [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/wikia-search-is-a-complete-letdown/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 「Wikia Search」には完璧に落胆した

    [...] われわれはJimmy Walesの宣伝作戦に釣られて「Googleをやっつけるような人力検索エンジン」の登場を1年も待った。今夜(米国時間1/6)、その検索エンジンがalpha.search.wikia.comで公開された。しかし、なんと、これまでレビューしてきたなかで最大級に失望させられるサービスと判明した。第一に、まず検索エンジンといえるかどうかさえギリギリというありさまだ。検索ソフトはオープンソースのNutchを利用しており、(昨年Wikiaが買収した)Grubが制作したウェブページのインデックスを利用している。しかし検索結果は貧弱で量も乏しく、前宣伝がものすごかっただけに、いっそう大きく期待が裏切られる結果となった。こんなサービスは、今後大幅に改良されなければ、誰も絶対にウェブの検索に使いはしないだろう。しかも検索結果が貧弱だということに加えて、過去にさんざん宣伝されてきた「人力」の要素がまったくない。CEOのGil Penchinaによると、この機能は後日追加されるそうだ。現在のところ、ユーザーは自分のプロフィールに自分が興味あるテーマなど、キーワードを登録できるだけだ。誰か他のユーザーがそのキーワードで検索を行うと、そのユーザーの写真が右の欄に表示される。やがてユーザーは「自分が興味を持ったテーマ」についての検索結果を編集して改良できるということだが、現在ユーザーができることといえば、プロフィール・ページにキーワードを登録し、その検索キーワードに対して最初に表示される「ミニ記事」に興味ある内容が表示されるか、あるいは自分で「ミニ記事」の執筆に貢献できるようになる日がいつか来ることを期待するしかない。(例)それからこのプロフィール・ページだが、 予期されたとおり Wikia Searchは近頃のことだから、SNSでもある。ユーザー・プロフィールには写真その他基本的なユーザー情報加えて、友達を追加したり、自分の特技や興味を持っているテーマを掲載することができる。FacebookのまったくのパクリでWikia Searchのプロフィールにはユーザーの友達の最近の活動の状況を知らせるフィード・ストリームが表示される。Wikia searchは今まで山ほど聞かされてきた大げさな宣伝文句を抜きに考えても期待はずれなサービスだ。その宣伝文句まで考慮に入れれば、このサービスは弁解の余地なく「時間の無駄」と評するほかない。公平を期するために付け加えると、CEOのGil Penchinaは私に「ローンチの当初はそれほど期待しないでくれ」とは言っていた。オープンソース・ソフトウェアと小額の資金でどれだけのことができるかを実証するテストベッドに過ぎない、ということだった。それはそれで結構だが、ならJimmyWalesはそろそろ大口を叩くのを止めたほうがいい。ソフトウェアの開発が進むのにまかせて、その成果に自ずから語らせるべきだろう。最終的にはWikiaはウェブページの索引をサードパーティーに公開、提供していくという。しかしサードパーティーが欲しがるようなそこそこ充実した索引を作るのが先決だ。Wikiaがそこまで辿りつくには道が遠い。アップデート:コメント欄で活発、有益な議論が行われている。Jimmy Walesも何回かコメントしている。Crunchbase Wikia[原文へ](翻訳:Namekawa, U) Wikia Wikipedia [...]