「IRSeeK」はIRCチャットを萎縮させる?
Roi Carthy
1 comment »
イスラエルの新しいスタートアップIRSeekはInternet Relay Chat (IRC)の公開チャンネルをモニタして、毎日600万通話の割合で記録中だ。同社はすでに3億通話をデータベース化して索引づけを済ませているという。IRSeekはEFnet、DALnet、Freenode、QuakeNetUndernetなどすべてのポピュラーなネットワークをモニタ中だ。IRSeeKは現在、10のネットワークで2000以上のチャンネルを記録している。
IRSeekは「現在IRCを対象にした検索エンジンはほとんど存在しないし、存在しても特定のニッチか単一のネットワークが対象だった」と述べている。IRCサーバを通った通話の記録は過去二十年分がほとんどすべて失われてしまった。IRSeekは将来に向けて通話記録を整備し、適切に索引づけして検索可能にするよう試みている。たしかにこれは今まで手付かずだった巨大な知識ベースになりうる。
たとえば、IRCを通じて、「 iPhoneのロック解除」について人々が何と言っているか知りたければ、それが可能になる。もっとも人気のある検索フレーズがIRSeekサイトのトップに表示される。
IRSeekのファウンダーはEran Cohen (CEO)Ariel Berkman(CTO)、開発は2006年半ばから開始された。
同社ではあるチャンネルでファイル共有活動が行われたことが検知された場合はモニタを停止するし、いずれにせよ、プライベートな会話を傍聴することはしていないとしている。公開チャンネルでプライバシーを期待するというは無理な話なのだが、しかしIRCユーザーの一部にとっては、やはりIRSeeKにモニタされているのは気になるだろう。往々にしてIRCのチャットでは個人情報が流される。今やこの情報はデータベース化されて検索可能になった。検索はまたIRCのユーザー名でも行える。そのユーザー名で行われたすべての会話(その部屋にいただけでも)が検索されてしまう。もちろんユーザー名はユニークではないから、長い期間の間に非常にたくさんのユーザーが同じユーザー名を利用しているだろう。しかし、そうではあっても、ひとたびキーボードから打ち込まれた情報は将来、第三者によって検索され、発見され得るという事実はユーザーを萎縮させるのではないか。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
タグ: irseek【関連記事】




2007年 12月 3日 at 7:20 am