WordPressはソーシャルネットワーク
Erick Schonfeld
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WordPressはソーシャルネットワークの基盤になれるのか。AutomatticのファウンダーでWordPressの作者でもあるMatt Mullenwegが自身のブログで今日匂わせたところによると、WordPressはもっとソーシャルな方向に進むようだ。Mattが発表した新しい社員のAndy Peatlingは、WordPress上に作られたソーシャルネットワークのBuddyPressの開発者だ。これでBuddyPressは正式なWordPressのプロジェクトになるだろう。
Peatlingが、BuddyPressの以前のバージョンであるChickSpeak(女子大学生向けソーシャルネットワーク)について書いている。PeatlingはChickSpeak(BuddyPressも)をWordPressのマルチユーザー版の上に構築した。プログ記事を全部サイドバーに移し、画面の大部分をプロフィールページとメッセージ機能に割いた。さらに、WordPressで使えるオープンソースのプラグインを全部利用した。
WordPressには、すぐにダウンロードして使える質の高い既製のプラグインがあるほかに、すばらしいプラグインAPIもある。中核部分をハックしなくて済んだことが重要だ。おかげで専用のプラグインを作るのに必要な追加機能を作るだけでよかった。
作成したプラグインはプライベートメッセージングと、プロフィール管理の拡張、オンライン投票、写真の管理、複数ブログ検索、ユーザー認証管理などに使用される。
これだけソーシャルネットワークが世間に溢れ、さらにはOpenSocialのようなアプリケーション開発プラットホームが存在していることを考えると、これを全く不要なことだと片付けるのは簡単だ。しかし、オープンソースのソーシャルネットワークは、ちょっと興味ある可能性を感じさせる。新しいアプリや新機能が、プラグインを新しく作るだけで追加できる。しかも、独自のコードや開発システムに縛られることもない。Mullenwegはこう語る。
いつの日か、きっと、本当の意味のフリーでオープンなソースが、今のソーシャルの世界を支配しているクローズドで「APIだけがオープン」なプラットホームに代わるものとして現れるだろう。
私はMullenwegに、世界に本当にこれ以上ソーシャルネットワークが必要なのか聞いてみた。答えはこうだ。
世界にこれ以上ソーシャルネットワークは必要ない。必要なのは、自分のデータを所有できて、オープン標準によって繋ぐことのできるたくさんのネットワークだ。われわれは、果てしない時間を費してMySpaceのようなネットワークに自分のデータを渡しているが、これは友人たちと繋がる特権と引き換えに、MySpaceの土地で小作人をやっているようなものだ。友人も、時間も、繋がりも、データも、全部われわれみんなのもの。ソフトウェアもみんなのものであるべきだ。
AutomatticはWordpress.comで既に260万件のブログをホストして、日に10万本の記事を生み出している。これは活気ある巨大なコミュニティーだ。これをソーシャルネットワークの素にできないか。BuddyPressが全く別プロジェクトのままだったとしても、ソーシャルネットワーキングプラットホームとして、FacebookやMySpaceやBeboの上を行く革新があるかを見るのが楽しみだ。チャンスがあると思う人はいるかな。
アップデート:奇妙なことに、GNU Public LicenseのBuddyPressのページが、Automatticによって削除されて、デフォルトの「coming soon」メッセージと削除されたコードへのリンクに置き換わっている(元のページのキャッシュはここ)。Google Codeのプロジェクトページも同じ、メインページが消されて、元のページはGoogleのキャッシュで見ることはできる。プラグインを入手するための別ページはまだAutomatticに削除されることなくここにある。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
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