楽曲無制限のiPodなら100ドル一括前払いも「アリ」?
Erick Schonfeld
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iTunesで1曲1ドルというのも旧態依然たるものになってきた。デジタル楽曲市場確立の局面では最初はシンプルなものから始めるのが理に適っていたが、今、消費者はもっと洗練されたサービスを受け入れる体勢になっている。そこでアップルがiPod&iPhoneに楽曲無制限の機能をバンドルする方法を模索中らしい。フィナンシャルタイムズが伝えた。
オプションは2つ。ひとつはiPodに100ドル余分に払ってもらい、余剰分を楽曲レーベルと折半にするオプション。あと一つは月極め購読料課金のオプションだ(こちらは今の段階ではiPhoneのみ)。
まず前払いだが、iPod定価に100ドル追加で支払うと、楽曲を入れ、iTunesの曲はどれでも聞き放題にアクセスできる機能を搭載した状態で出荷となる。これでアップルのiPod造幣マシンからチャリンチャリン景気のいい銭の音が絶えることはなさそうだ。が、音楽レーベルは乗るだろうか?100ドルと言えば今日の相場ではiTunesでアルバム10枚売ったぐらいにしかならない。一生聴き切れないほど沢山の曲(へのアクセス)がiPodに入って届くんなら、それ以上払ってもらえるんじゃないだろうか。僕ならiPodの定価プラス200ドルぐらい出しても惜しくない。因みにiPodの価格は、Shuffleの50ドルから上はiPhoneかiPod Touch最上機種の500ドルまである。
音楽レーベルは乗ってくるのか? 一般の人は1年10枚もアルバムを買わない人がほとんどだ。iPodは数年置きに新しいのに買い換えている。楽曲無制限視聴を続けるには、新製品にアップグレードする度にまた100ドルか200ドル余分に払うことになる。問題はみんながどれだけ頻繁にアップグレードするかと、あとはアップルがミュージック会社に余剰プライスの何パーセントを分けるかだろう。ノキアも似たような楽曲無制限のサービスをやっているが、レーベルには携帯1台につき80ドル払っている。 それがアップルはたったの20ドルしか出さないという。この報道が本当なら、とてもレーベルが契約に応じるとは思えない。
もう一つのオプションは定期購読(サブスクリプション)のルート。iPhoneならたぶん月額大体7ドルか8ドルといったところか。料金は月々の支払い請求に込みとなる。この値段なら1年ちょいで100ドルの元が取れ、そこから先は全部あぶく銭である。定期収入モデルは音楽レーベルにも格段に受けが良さそうだ。消費者には一括前払いの方が魅力だが(少なくとも今までのところ)。
iPod&iPhoneが楽曲無制限になれば、アップルと消費者の間には今以上に強い絆が生まれる。iTunesは真のユニバーサルなジュークボックスとなり、みんな定期的にここに接続してプレイリストを更新したり、新しい音楽を探したり、オンラインラジオのように扱うだろう。楽曲購入という、普段と違う用事で出かける場所ではなく、ここに寄るのが毎日の日課になる(無料楽曲があちこちで豊富に出回るにつれ、最近は楽曲購入の頻度も減る一方だ)。そうなればバンドも、今MySpaceやiLikeでやってるようなかたちでiTunesを利用してファンと繫がるかもしれない。そしてアップルは顧客の生活にもっと深く関わることができる-。
音楽会社から一体いくらのマージンが引き出せるか知らないが、そんなのよりずっとこちらの方が価値は大きいだろう。
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(翻訳:satomi)
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