現存するDigg方式のソーシャル投票サイトを探すのに苦労はないが、ユーザー作成コンテンツサイトで主流になりつつあるような、ユーザーの貢献に対して報酬を出すしくみは、これまでソーシャル投票サイトにはなかった。Propeller(前Netscape)は2006年7月に、自サイトに貢献したトップDiggユーザーに報酬を出したが、新サービスのXimmyは、一般ユーザーに対して報酬を与えようというものだ。
しくみはこうだ。ユーザーは行動に応じてポイントをもらい、後で現金に換金できる。記事を投稿したり、コメントを付けると1ポイントもらえる。投稿した記事がXimmyのトップページに載ると15ポイントもらえる。ユーザーがポイントを貯めて、換金可能なポイント数になると現金にできる。1000ポイントなら$10、同様に1800/$20、3200/$40、6000/$160、20000/$300。お金はPayPalで支払われる。
Ximmy自体はすばらしいとはいえない。見た目もいいわけではないし、おそらくPliggをほとんど標準のままでインストールしていると思う。が、この支払いシステムは、少なくともマーケット全体の視点でみて面白い。Ximmyが、小遣い稼ぎをしたいDiggやRedditのユーザーを奪えるか、といえばたぶん無理だろう。それでもXimmyは、ユーザーの貢献に対して報酬を出すソーシャル投票サイトの先陣を切ることになるだろうし、やはりこれはいいことだ。
ソーシャル投票サイトのユーザーが喜びのために投稿したり参加することや、Diggが提供するようなソーシャルな面のサービス、さらにはめったにないつかの間の名声を得ることに対してさえ、反論はある。そういうユーザーも必ずいるだろうが、雑音が増え続け、オンラインユーザーがあちこちのサイトに行くキャパシティーに自ずと限界が来て、どこかサイトを選ばなくてはならなくなったとき、Ximmyのようなサイト(たぶん、Ximmyそのものではないと思うが)は、市場の大きくて重要な部分の心を把むに違いない。結局、この手のサイトの価値を高めるために、そこで時間を費やすのなら、わずかでもいいから、その時間への見返りを要求するのは当然だろう。

[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)




