Yahoo、「FireEagle」を発表―地理情報サービスのプラットフォーム
by Michael Arrington on 2007年11月5日

今晩、YahooはKickstart に加えて、Salim Ismailの〔先進サービスの開発グループ〕Brickhouseから非常に有用な新しいプラットフォーム・サービスを発表する。これは現在暫定的に「FireEagle」というコードネームでアルファ・テスト中で、正式公開に向けて名称とその期日を検討中。おそらく今月末にローンチされるはず。

FireEagleは完全にRuby on Railsで開発されたプロジェクトで、以前YahooがZoneTagサービスを開発していた際の副産物として生まれた。これはユーザー位置情報をコントロールするプラットフォームで、FireEagleに(直接に、あるいはFireEagle APIを利用してサードパーティーのアプリケーションから)ユーザーがどこにいるかという情報(正確な緯度経度情報、都市名、郵便番号その他)を入力すると、システムがそれを登録する。またGPS付き携帯(その他GPS機能を持つデバイス)を持つユーザーは位置情報を定期的にFireEagleにアップロードすることができる。

もちろんユーザーは位置情報のモニタをいつでもオフにすることができるし、すでに登録した位置情報データをすべて削除することもできる。Yahooによると、このとき情報は即座にサーバーから削除されるという。

収集された位置情報は、ユーザーの許可を得て、他のアプリケーションのサービスに直接に取り込んで利用することができるようになる。

これは、たとえばFlickrにとっては理想的な機能だ。Flickrはユーザーの投稿する写真にどうやったら 緯度・経度情報を付与してもらえるかで苦闘している。(FireEagleが利用できれば、Flickrは写真のタイムスタンプをFireEagleのデータと付き合わせるだけで、ユーザーがその写真を撮影したときにいた場所を特定できる)。FireEagleはまた既存のPlazesのような場所に関するブログとの間でユーザーの位置情報をやり取りすることで相互にメリットを期待できる。

FireEagleは情報をエクスポートしたりインポートしたりするためのオープンなAPIをサポートする予定だ。Ismailは「ここ数ヶ月、50以上のサードパーティーのデベロッパーと密かに共同開発を続けてきた」と語った。これらのデベロッパーの多くはFireEagleの正式ローンチに合わせてアプリケーションを公開できるという。

私は先週Brickhouseを訪れてデモを見せてもらったときに、携帯カメラで何枚か撮影した。画質はあまりよくない(というかヒドイ)が、どんな感じかつかんでいただけるかと思う。一番下はFacebookアプリケーションの例。

FireEagleを見て大いに興奮するデベロッパーが多数出ることは請合っていい。



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(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/yahoo-launches-bravonation-im-not-loving-it/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Yahoo、「BravoNation」をローンチ―ファンにはなれそうにない

    [...] BravoNationはYahooのBrickhouseからの最新のサービスで、他のユーザーにバーチャルな「賞(カード)」を贈ることができる。今晩Brickhouseのチーフ、Salim Ismailがベータテストに招待してくれたので試してみた。で、使ってみたのだが、どうもこれはかなりのクセ球のように思えた。Brickhouseの存在理由というのは(私が推測するに)生煮えのアイデアでもいいから、とにかく実行してみて、うまくいくかどうか試行錯誤してみるための実験室なのだろう。だからここから出てくる新しいサービスは平凡かつ安全なものではない。かなりクレージーなアイディアも多くて、失敗率も高いと思われる。われわれは最近BrickhouseのFireEagleを紹介した。ユーザーの位置情報を利用するプラットフォームとして画期的で大いに期待のもてる製品だ。私はFireEagleは時とともに成長してヒットするような気がしている。しかし今回のBravoNationについては、それほど評価できない。今のところ、これは基本的にはグリーティング・カードのサイトで、バーチャル通貨を結びつけることでユーザーが贈れるカードの数を制限している。(逆にいえば、カードにバーチャルな価値を与えている)。ユーザーは既成の画像のコレクションの中から気に入ったものを選んでメッセージを書き込む。たとえば「きみは一番の親友だ!」とか「ヘンな男とのデートから助けてくれてありがとう!」とかいろいろある。基本的なFlashツールも用意されていて、自分で絵を描くこともできる。FAQによると、近くユーザーは画像のアップロードができるようになるということだ。Bravoカードを贈るのには 「Bravo Buck」、あるいは縮めて「Brucko」という通貨が必要になる。アカウントは8時間ごとに補充されるというのだが、これにはBrickhouseチームとしては多少希望的観測が入っているように思える。その他の呼び物として、API公開などの可能性がFAQで論じられている。ゆくゆくはユーザーが描いた画像が共有されて他のユーザーもそれを贈れるようにしていくらしい。しかし今のところ、BravoNationはつくりの粗いeカード・サイトにすぎず、この分野には手ごわいライバルがすでにひしめいている。BravoNationの開発チームは、Gordon Luk (製品開発主任、デザイン)、Ernie Hsiung (開発)、 Nikhil Bobb(開発)、Ray McClure (Flash、アート制作)。BravoNationじゃプライベート・ベータ運用中。われわれは明日かあさってには、数件のベータ・アカウントをInviteShareに登録するので、興味のある読者は利用されたい。上のスクリーンショット(クリックすると拡大する)はBravoカードを作るプロセスの説明で、下はそうして作られた賞(カード)のサンプル。[原文へ](翻訳:Namekawa, U) bravonation Yahoo [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/yahoos-twitter-for-location-goes-into-private-beta-with-near-zero-functionality/ TechCrunch Japanese アーカイブ » ヤフーの“位置情報のTwitter”ことFireEagleがベータ公開、応用はこれから

    [...] ヤフーが2007年11月発表した新プラットフォーム「FireEagle」には期待するところ大だ。最初ヤフーから聞いた時には「位置情報のTwitter」という説明だった。確かにまるでTwitterのショートメッセージのような具合に自分の位置情報がストリームできる。このFireEagleサービスが今日(米国時間3/6)プライベートベータ版で公開となった。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080423lightpole-implements-fire-eagle-helps-you-get-to-know-the-world-around-you/ TechCrunch Japanese アーカイブ » LightpoleがFire Eagle導入、携帯から近場の情報が探せるソフト公開

    [...] Lightpoleでは企業相手に、POI(ポイント・オブ・インタレスト)関連情報主体のコンテンツを携帯利用者に配信する方法を提供している。Fire Eagleは先月ローンチしたヤフーのジオ情報専用プラットフォーム。ユーザーはAPIを通して他アプリから現在地を更新できる。 ロケーション設定できる端末はパソコン、携帯(GPSやSkyHookのようなサービス経由で)など沢山ある。 [...]

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    [...] 本日(米国時間8/12)YahooのBrickhouseに、開発者グループ、プレス関係者、共同ファウンダーDavid FiloはじめYahoo幹部らが集結し、同社の位置情報プラットホーム、Fire Eagleを公開した。Fire Eagleを使うと開発者が最少限の作業で、アプリケーションに位置情報を入れられるようになる。同プラットホームは昨年11月に発表され、それ以来Six Apart、LightPoleをはじめとする一部の選ばれたパートナーによって展開されていた。今日の公開によって提供範囲を拡大し、誰でも使えるようにする。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100510yahoo-geo-lead-out/ またも主要メンバーを失う:Yahoo位置情報サービスチームのディレクターが見つけたのはYahooからの出口だった

    [...] Yahooが位置情報関連に着目したのはかなり早く、他社に先んじて2007年にFire Eagleを発表している。しかしこのプロジェクトはいくつもの他プロジェクト同様に棚上げされることとなってしまった。たとえばMicrosoftの買収攻撃に対向するのに忙しかったりしたわけだ。結局事業はSimpleGeoなどの小さなスタートアップに引き継がれることとなった。 [...]