YouTubeの共同ファウンダーChad Hurleyは、ここ数ヶ月のうちに収益を投稿者に分配する計画があることを示唆した。BBCは、これを(動画開始前に挿入される)3秒間のプレロール広告になるのではと推測しているが、Chad Hurley自身はコメント中で具体的には触れていない。
YouTubeの数百万にも上るビデオクリップは巨大な資産だ。広告主にとっては〔YouTubeに出稿できるとなれば〕ビデオ広告を制作して、 Google AdSense Videoを利用し始める理由ができたことになる。
おそらく3種類の関係者が収入の分配にあずかろうとするものと思われる。
- ビデオコンテンツの所有者:オリジナルの所有者(ビデオの所有者を特定し、オーディオ/ビデオコンテンツの利用料金を請求できるよう、オーディオトラックから「指紋」を抽出して著作権者を特定するシステムがしばらく前から稼動中)
- ビデオコンテンツの制作者:コンテンツをマッシュアップしてカスタマイズされたビデオクリップを制作した投稿者
- パブリッシャー —:ビデオコンテンツをウェブサイト上で公開していたユーザーまたは企業
ここでいろいろ疑問が涌いてくるが、その一つはYouTubeのビデオクリップに広告が挿入された場合、YouTubeの外のサイトでビデオを〔エンベッドして〕再生した場合にも広告が表示されるのかどうかという点だ。もし私がそのビデオのパブリッシャー(エンベッドしたビデオを表示しているサイトの運営者)なら、自分のサイトで表示された広告の収益の分配を求めるだろう。しかし、もし私がMySpaceのユーザーだったら、最終的なパブリッシャーはMySpaceということになる。MySpaceにはYouTubeのビデオが満載だが、MySpaceは外部の広告をサイト内で表示することを許していない。またMySpaceは何の理由も説明せずサードパーティーのウィジェットを時折ブロックすることがある。YouTubeは多分、MySpace内に〔無断で〕ビデオ広告を表示するような危険は冒さないだろう。GoogleはすでにMySpaceと親密な関係に入っており、MySpace内にストリームされるビデオ広告の収入の分配に関する話し合いが始まるものと思われる。 またYouTubeはMySpaceから理由なく締め出されるという仕打ちを受けたことは一度もない。
YouTubeのライバルはみな広告収入の分配でYouTubeに対する特色を出そうと努力してきた。しかしダントツ首位のYouTubeが広告掲載というゲームに参入してくるとなれば、投稿者がRevver、Guba、Metacafeなどのマイナーなサイトを利用する動機はどんどん低くなってしまうだろう。Revverは2人のファウンダーを失い、GubaはCEOと2人の幹部を失うなど、ライバルたちの苦闘はすでに始まっている。
編集部注: この記事はゲスト寄稿者Steve Polandによるもの。Steveは、自身のブログTechquila Shotsでウェブのスタートアップのアイディアについてのブレーンストーミングを展開している。
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