YouTubeがU.S. District Court in Northern California(北カリフォルニア地方裁判所)からの召喚状を受け、3週間が経過。20th Century Fox Televisionから同局の人気番組「24」の放映前のエピソードがアップロードされた件について抗議を受けたYouTubeは、アップロードを行ったユーザー情報をFoxに開示したと伝えられた。このECOTtotalというユーザーは他にも、The Simpsons(人気アニメーション番組)12話(一部はかなり以前のもの)をアップロードしたといわれている。GoogleとYouTubeはどうもユーザーネームECOTtotalの身元を特定する意思があり、実現に成功したようだ、とInternetNews.comは伝えている。
この事態に注目していた人たちの中には、召喚状が明るみに出た時、これまでアメリカ政府に抵抗してきたGoogleの歴史からみて、今回も非協力的な態度をとるのではないかと予期していた人もいた。といっても、今回のケースでは、明らかに、道徳上それほど優れた行動に出たわけではないのだが。[今回]YouTubeはユーザーネームを要請状を受け取る前に開示した。
一部では、もし、「24」のエピソードがYouTubeで公開される前にP2Pネットワークで出回っていたとしたら、これは象徴的な痛めつけに過ぎなかったのでは、と考えられている。これは、中国政府から破壊活動に関与している疑いを持たれた多数のユーザー情報を同政府に手渡したとされたYahooの行動ほど非難されるべき行いではない。これらユーザーの中には、何年もの刑期を科せられ刑務所に送られた人もいる。
それでも、YouTubeのユーザーの個人情報開示についてユーザーたちはどう思っているのだろうか。召喚状が出された際、かなりの懸念を呼び起こした一方で、大半のYouTubeユーザーは、同社の決断を受け入れあるいは支持さえするのでは、と僕は考えている。おそらく、今後ユーザーは不法行為に利用されるアカウントと個人情報とをリンク付けすることを止めるだろう。プライバシーの専門家たちは、ユーザーの多くは痛い目にあうことになるだろうと伝えている。
それにしても、Viacomからのコンテンツ取り下げ要求、NBCからの厳しいことば、それに今回の事態と(これだけのことが)全て2月の前半に起こっている。近い将来、YouTubeは今とは全く異なる立場にあることもあり得るかもしれない。
Marshall KirkpatrickはSplashCast社Director of Content。Michael Arringtonが出張中、TechCrunchの編集を支援する予定。
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