YouTube、著作権保有者保護にちょっぴり本気
by Mark Hendrickson on 2007年10月16日

Googleは、果して本当にそのつもりがあるのか怪しげだったYouTubeから著作権付マテリアルを排除する確約に、ようやく本気で取り組み始めた。

同社は「You Tube Video Identification」と呼ばれるテクノロジーのベータ版を発表した。これは、著作権保有者が、自分のコンテッツの配布を制御するためのもので、しくみはこうだ。

著作権保有者であるTime Warner、Disney、CBS(Googleの新識別システムのテストに協力した)らは、自社のコンテンツのフルデジタルデータをYouTubeにアップロードする。YouTubeがこのデータを配布することはなく、これはYouTubeで非公開に保管され、著作権付コンテンツを識別するのに使う。

コンテンツをアップロードした著作権保有者は、YouTubeが同じコンテンツがアップロードされた時に、自動的に削除するか、アップロードされたコンテンツに重ねて強制的に広告を表示するかを選ぶことができる(広告収入は著作権者が受け取る)。

ビデオ識別システムは、アップロードされたビデオの各フレームをみて、複雑なアルゴリズムを使ってYouTubeに蓄積された著作権付マテリアルと比較し、著作権付ビデオを削除するか、広告を表示するかを決める。もちろん、システムは完壁ではなく、特に画質の悪い著作権付マテリアルがレーダーをかいくぐって侵入する可能性はある。

この新しいテクノロジーは、YouTubeが著作権付コンテンツ配布を防止するための、これまでで最大の取り組みのようだが、多くの著作権保有者は、YouTubeがまともな防止策もとらないうちに、コンテンツのフルデータを手渡しせよと主張していることに、非難の声をあげている。今回の行動によって、5月にYouTubeを相手どって$1B(10億ドル)の訴訟を起こしているViacomを鎮めることができるとはとても考えられない。

Googleは今日(米国時間10/15)の発表で、このビデオ識別システムに加えて、以下のさまざまな違法行為防止策の概要を説明した。アップロードしたコンテンツがDMCA勧告の結果削除されることが繰り返されたユーザーは登録を抹消される、削除されたコンテンツのハッシュコードを保存しておき、全く同じコピーを再度アップロードすることはできない、ビデオは最長10分間まで、著作権保有者は「自動通知および削除ツール」を使えるようになる、ユーザーがアップロードする際に「著作権に関するヒント」が表示される、等。

YouTubeはこの新画像認識テクノロジーを社内で開発したが、アップロードされたビデオ中の著作権付音声の検出には、引き続きAudible Magicを使用する。

記事の一部は via Webware

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/the-motivation-behind-the-anti-google-copyright-protection-coalition/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 業界の著作権保護連合結成の動機はアンチGoogle

    [...] Googleが 今週発表した著作権保護のためYouTubeに導入するコンテンツから「フィンガープリント」を採取、投稿と照合する技術について、業界からさっそく反応が出た。今日業界の有志グループは、テクノロジー企業とメディア企業が共に著作権保護のために今後遵守すべき微温的なガイドラインを発表した。このガイドラインに署名した企業には、Viacom、News Corp.、Disney、CBS、NBC、Microsoftが含まれる。ここで不参加が目立つのはGoogle自身だ。今しがた「Web2.0カンファレンス」で、ViacomのCEO、 Philippe DaumanがGoogleのシステムのどこが不満なのかと尋ねられて下のように答えていた。どうやらGoogleのシステムの最大の問題は、それがGoogleのシステムで彼らのではないところにあるようだ。Daumanの好戦的な回答。私は〔Googleのシステムでは〕とうてい満足できない。Googleはその気になればすぐにでも対策が取れるはず。彼らはまだ十分な対策を取る気になっていないのだと思う。そのうち、自発的にか強制的にか彼らもコンセンサスに加わらざるえなくなるだろう。特定の会社を利する閉鎖的な固有システムは誰も欲しくない。われわれが必要としているのは消費者の利益を守るための共同作業だ。もしメディア企業(とMicrosoft)が単なるガイドラインではなく、Googleのシステムに対抗できるような著作権保護システムを作れるなら、ぜひ実際に作るべきだ。すべてのメディア企業・テクノロジー企業が共通して利用できる標準は、理論的には、単一の企業が他のすべての企業に押し付ける手段より優れているはず。しかし誰かがその技術を作らなければならないことには変わりない。(Attributorというスタートアップはソリューションを提供できると考えている。彼らの技術はメディア企業が検討してみる価値があるかもしれない。)[原文へ] Google viacom [...]

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    [...] ヤフーは“動画認証フィルタリング技術”を2008年はじめには導入開始とすることも示唆している。これは先月グーグルが導入したものに似ているように思える。 [...]

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    [...] YouTubeは音楽の著作権侵害に対処するために新しい手法を実験している。ビデオを残したまま音声だけを削除するのだ。その結果、気味悪く沈黙した音楽ビデオが多数現れている。これまでしばらくの間、YouTubeは音声トラックを解析して指紋を作成、著作権侵害を発見した場合、投稿したユーザーにメールで警告を送りつけていた。(私自身、誤ってその警告を送りつけられた。抗議して間違いを認めさせたが)。最近まで、著作権者側は、著作権を侵害しているファイルを完全に削除させるか、あるいはそのビデオに広告を挿入させて収入を折半するか選択することができた。 しかし今度はYouTubeは音声トラックだけを削除するという方法を選んだようだ。たとえば、これ、 これ、これなど。このユーザー生成ビデオの場合、非常にもの悲しい。Twitterのメッセージを見ると、自分のコンピュータがどうかしたのではないかと思ったユーザーが大勢いたようだ。YouTubeでは誰かが(というか、何かの委員会みたいなものだろうが)、著作権を侵害している曲を削除するにはこの方法がもっともユーザーに優しいと決め込んだものとみえる。しかし、まるきり間違った判断だ。音楽業界というのは、いつも新手の愚行を披露してわれわれを楽しませてくれる。Aniqの情報提供に感謝。CrunchBase InformationYouTubeInformation provided by CrunchBase[原文へ](翻訳:Namekawa, U) ShowListings(“arc3″); ShowListings(“arc2″); AddClipsUrl = ‘http://jp.techcrunch.com/archives/0090114youtube-full-of-creepy-soundless-music-videos/’; AddClipsTitle = ‘YouTubeに気味の悪い音無し音楽ビデオ多数’; AddClipsId = ‘2CBE02C952CFE’; AddClipsBcolor=’#78BE44′; AddClipsNcolor=’#D1E9C0′; AddClipsTcolor=’#666666′; AddClipsType=’1′; AddClipsVerticalAlign=’middle’; 前の投稿へ トラックバック [...]

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