アイディアが特に斬新というわけではないし、名前も英語を習い始めたフランス人がしゃべっているみたいだが、やっていることは十分注目に値するばかりか、将来に大きく期待を持たせてくれるのが、このフランス発スタートアップのZilok。基本は、誰でも自分の持っているものなら何でも貸すことができるというサービス。フランスで数週間前にローンチし、明日(米国時間11/6)米国でもオープンする(us.zilok.comでアクセス)。これまですでに数千人のユーザーを集め、いくつかビジネスも生みだしている。それでは、大西洋の向こうで何が起きているのか見てみよう。

しくみはこうだ。ウェブサイトに登録すると、自分の持ち物なら何でもレンタル用に登録ができる。つぎに値段と対応する地域、レンタル条件(期間、保証金等)を決める。Zilokがレンタル契約書を作ってくれるので、借り手と直接契約を結ぶのに使う。借りる物を見つけようとするユーザーは、検索エンジンやカテゴリー別のリスト、Google Mapのマッシュアップなどのツールを使うことができる。探し物が見つかったら(Wiiの例はこちら)、持ち主に連絡を取る、ただし取り引きはネット上ではなくリアルの世界で行う。Zilokは支払いシステムも、第3者による保証金サービスも提供しない。ただし、通常のマーケットプレースと同じような評判システムがあるので、「パワーオーナー」や「パワーレンター」を簡単に見つけて、手順の効率を上げている。
あればいいと思ったのが、オーナーが自分の品物のレンタル料を決めるのを手伝うウィザードだ。ウェブ上で中古品の相場を調べる方法なら知っているが(eBayの価格を調べる等)、家具(特に一風変わったもの)のレンタル料はどうやって調べたらよいかわからない。Zilokには適さない、というカテゴリーの品物(衣類等)もあるだろうし、多くの場合レンタル料は(何度かレンタルしたとしても)、同じ物の中古品を買ったり売ったりするのと比べて、お得感はないだろう。それでも私は、このサービスが何かの商品カテゴリーにうまくマッチするのではないかと予想している(道具やアクセサリーや実用品など)。

このサービスは個人でもプロの業者でも使うことができる。ビジネスの大部分は後者になるのではないかと思う。ユーザーが、こういう新しいやり方で自分の持ち物を「お金にする」ことに慣れるまでには時間がかかるだろう。さらには、eBayで販売するのと比べると、手配の手間も余分にかかる(取引は手作業だ)。ビジネスモデルはオーナーが支払う掲載料に基づいている。サービスは2008年までは無料だ。
別のスタートアップてSeedcampスタートアップ大会に優勝したRentMineOnlineも、同じニーズに取り組んでいるがこちらはソーシャルネットワーク上にサービスを構築(Facebookアプリを作った)して、信用問題を解決しようとしている。Zilokによると、地域が近いことが、決断のための一番の要因だという。私は、現実は両者の中間にあると思うが、オンラインレンタルモデルが軌道に乗るまでには、まだまだ多くの微調整が必要だろう。しかし、いつかはやってくれるはずだ。
この会社のファウンダーらはマーケットプレースに関して豊富な経験を持つ。Zilokはパリに拠点を置き、Gary Cigeとオンライン画像バンクのファウンダーのThibaud Elzièreによって、自己資金で設立された。詳細は、案内ツアーか同社のブログを見てほしい。
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(翻訳:Nob Takahashi)
