2014年11月10日

コリイ・ドクトロウ:DRM問題を語る

編集部注:本稿の執筆者、Cory Doctorowは、SF作家、活動家、ジャーナリスト、ブロガーであり、Boing Boingの共同編集長も務める。電子フロンティア財団の元ヨーロッパ支局長および英国Open Rights Groupの共同ファウンダーであり、ロンドンに在住。本稿は、McSweeney’sから今月発行された彼の最新著作“Information Doesn’t Want to Be Free”の一章、“Worse Than Nothing”からの抜粋である。 → 続きを読む

2014年10月27日

人工知能研究は現代の悪魔を召喚するのか?!

先週、TeslaのCEOで、生ける映画主人公(Tony Stark)のようでもあり、Space XのファウンダーであるElon MuskはMITのAeroAstro Centennial Symposiumにてインタビューを受けた。インタビューは全体がとても面白い(上の動画で見ることができる)。ただ、聴衆からの質問に対する回答がもっとも注目を集めたのではなかろうか。

質問はAI(人工知能)についてのものだった。Muskは、AIの開発には慎重であるべきだと話し始めた。AIこそ「人類の脅威」とし、それだけでなく、悪魔のようなものであるとまで発言したのだ。

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2014年10月9日

ノーベル賞おめでとう! 大株主、ビノッド・コースラが中村教授のLEDベンチャーSoraaを語る

 

編集部:Vinod Khoslaは起業家、ベンチャーキャピタリスト。Khosla Venturesのファウンダー。情報テクノロジーと維持可能なエネルギーに関する投資を行っている。Sun Microsystemsの共同ファウンダー、元CEO。

私はまず中村修二(写真)におめでとうを言いたい。中村教授は、Khosla Venturesが投資しているSoraaのファウンダーでもある。昨日(米国時間10/8)、中村教授と同僚研究者2人はノーベル物理学賞を受賞した。中村教授らは、アルバート・アインシュタイン、マリー・キュリー、ニールス・ボーアらと並んで人類の歴史を変えた偉大な科学者の仲間入りを果たした。

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2014年9月24日

心拍認証のBionymが早くもシリーズAで$14Mの大金を獲得…パスワード離れが一大産業に?

トロントのBionymがシリーズAで1400万ドルの資金を獲得した。主な投資家はIgnition Partners、Relay Ventures、MasterCard、そしてSalesforce Venturesだ。このラウンドはほかにいわゆる戦略的投資も多くて、たとえばExport Development Canadaはこのプロダクトの、企業向けのセキュリティ機能に着目している。 Bionymの技術は、高度な心電図(electrocardiogram, ECG)センサをNymiと呼ばれるリストバンド(腕輪)に組み込む。そのリストバンドは装着者のECGを自分が保存しているプロフィールと比較して彼/彼女の本人性を確かめる。そして本人がそのリストバンドを着けている間はずっと、無線通信でそのほかのデバイスを認証する。いったん外したら、再度ECGによる再認証が必要だ。 … → 続きを読む
2014年9月11日

日本未上陸の白タクサービス「uberX」が安くて早くて快適だった

uberxtopサンフランシスコといえば、シリコンバレー生まれ「Uber」のお膝元。空港を降り立ってアプリを起動すると、乗車可能な車両がマップ上にウヨウヨとうごめいている。ここで気づくのは、日本未上陸の「uberX」が使えることだ。Uberが日本で提供しているのは、ハイヤーとタクシーを配車するサービスのみ。uberXで配車するのは、営業許可を受けずに自家用車で営業する「白タク」に近い。Uberに登録した一般のドライバーが運転する自家用車と乗客をマッチングしている。… → 続きを読む

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2014年7月10日

Samsungもコモディティー化による「死の価格レース」に巻き込まれている

テクノロジーの歴史で繰り返し起きてきた現象がまた起きている。あるジャンルの製品があまりに多様化し、無数のメーカーによってありとあらゆる機能とデザインが試されると、ユーザーの選択の基準は最後には価格に収斂してしまう。いったんそういう状況になると、小回りの効く新興メーカーが低価格を武器に既存の大メーカーに挑戦し、大メーカーは高価なハイエンド製品にシフトして売上高を確保しようと試みる。たとえばDellはネットブック市場の不振にDell Adamoで対応しようとした。そしてけっきょくは底なしの価格競争に疲れ果てて全員が倒れることになる。

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2014年6月10日

インターネット時代の性教育

ちょっと前まで、「性教育」(birds and the bees)といえば、たとえば「生命の不思議」(The Miracle of Life)をビデオデッキに入れておくという形でなされていた。しかしワールドワイドウェブが誕生し、インターネットポルノも溢れるようになった。そんな時代、性教育のあり方も変わりつつあるようだ。

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2014年6月10日

金融庁「ファンド販売規制」の衝撃、独立系VCが連名で反発の声

fund_top金融庁が5月14日に公表した「プロ向けファンド」の販売制限案が、一部のスタートアップ業界関係者に衝撃を与えている。改正案の骨子は、ファンドの個人への販売を1億円以上の金融資産を持つ人に限るというもの。政府はパブリックコメントの内容を踏まえて金融商品取引法の政令などを改正し、8月1日から施行する。こうした動きに対しては6月9日、磯崎哲也氏ほか独立系ベンチャーキャピタリストらが販売制限に反対するパブリックコメントを政府に提出。「日本の成長戦略の成功に大きく関わる… → 続きを読む

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2014年3月24日

モバイルプラットフォームとスマートウォッチと囲い込み

知識ある賢いIT業界人3名に、スマートウォッチについて見解を尋ねれば、少なくとも4つ以上のもっともらしい意見が返ってくる。冗談はさておき、ここ数ヵ月のスマートウォッチに関するニュースに、私は益々興奮が高まっている。Google、そしておそらくAppleが人気のPebbleや、Jawbone、FitBit(両社は既に手首を支配しようとしている)、Runkeeper等に続こうとしている今、消費者にとって重要な問題は、プラットフォーム固有のアプリや機能だけではなく、モバイルプラットフォームおよびエコシステムの囲い込みの与える影響(あるいは縛り)だ。 … → 続きを読む
2014年3月6日

Business Insiderがジェフ・ベゾスらから1200万ドル調達―評価額が1億ドルでもおかしくない12の理由

Business Insiderが先ほど1200万ドルの資金を調達したと発表した。Ruetersの報道によると、会社評価額は1億ドルだったという。今回のラウンドかの有名なジェフ・ベゾス、RRE Ventures、IVP、Jim Friedlich、WallStreet Journalの発行人、Gordon Crovitzらがリードしたという。

私の見るところ、1億ドルという評価額はさほど高すぎはしない。なぜなら―

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2014年3月5日

愚か者とそのBitcoinたち

今日(米国時間3/4)、ある広報マン ― 私のお気に入りの一人 ― からテキストメッセージが届き、テキサス州オースチンにできた2台の新しいBitcoin ATMと、SXSWで酔っぱらったソーシャルメディア・マーケティング・マネージャー向けに暗号化通貨を吐き出すであろう「移動」ATMについて、独占取材をしないかと誘われた。 … → 続きを読む

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2014年2月28日

赤ちゃん向けセルフィー・アプリ登場―社会の崩壊は間近か?

赤ちゃん用セルフィー・アプリが登場したということは現代社会の末期症状を意味するのだろうか? なんと新たにリリースされたAndroidアプリは赤ちゃんが自分の自画撮りするためにデザインされている。

そう、ベビーのセルフィーだ。

このアプリは確かに可愛らしくできている。デジタル版の「いないないばー」みたいにデザインされていて、カラフルな動物のアニメがまず表示される。これで赤ちゃんの注意を惹きつけておいて、きゅっと音を立てて驚かす。そこですかさずシャッターを切るという仕組みだ。

最初の1回は面白いかもしれない。どうせ99セント〔日本のPlay Storeでは102円〕だから、その価値はあるだろう。

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2014年2月24日

WhatsAppの物語は、シリコンバレーの通説を覆す

シリコンバレーやIT業界全般には、さまざまな慣例的通念がある。それらはブログ投稿、ツイート、無数のメッセージボードなどで生まれ、取り込まれ、共有されていく。これらのメディアの利点は、豊富な知識の宝庫にアクセスできることだが、コストもある。われわれ全員が同じ脚本を見せられ、そこには同じ慣習が書かれており、特にそれがエコー室で増幅された時、注意していないとわれわれはその慣習を信じて、予測可能で面白味のない行動や生活になってしまう。… → 続きを読む
2014年2月13日

インターネットに革命を: Google, Facebookなどの強大企業の打倒を主張するFred Turner

インターネットは最近、多くの批判を浴びている。でも、今のインターネットの何がまずいのかを理路整然と説明できる人はあまりいない。スタンフォード大学のコミュニケーション学准教授Fred Turnerは、その数少ない人の一人だ。 … → 続きを読む
2014年2月9日

Keen On―『第二の機械時代(The Second Machine Age)』の著者にデジタル経済が進展する中での人間の役割を聞く

Andrew McAfeeErik Brynjolfssonの共著によるデジタル経済についての新しい本、The Second Machine Age: Work, Progress and Prosperity In a Time of Brilliant Technologies出版された。 本書は人工知能、3Dプリンティング、モノのインターネットなどデジタル・テクノロジーの目覚ましい進歩にともなって経済の仕組みと人間の役割はどう変化していくのかを本格的に論じた初の著作といってよいだろう。 McAfeeとBrynjolfssonはわれわれが驚くべき進歩の時代に生きていることを認めるが、同時にデジタル経済は「勝者総取り」の… → 続きを読む
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