
Amazon Web Services(AWS)が今朝(米国時間6/10)、AWS Import/ExportをAmazonのSimple Storage Service(略称: S3)で一般的に使えるようにした、と発表した。それに伴って提供される新しいWebサービスのインタフェイスにより、データの転送や移行を容易に管理できるようになる。
プレスリリースによると、この新機能により、ポータブルなストレージデバイスから/への大量のデータ転送が高速化される。大きなデータ集合の場合には、インターネット上の伝送よりもAWSのImport/Exportのほうが’きわめて速い’と言われている。

Webアプリケーションは大量のデータストレージが必要だ。たとえばYouTubeにアップロードされたビデオは全体で500テラバイト以上のストレージを占めると推計されている。Googleのサーバは全体で毎時間1ペタバイトぐらいのデータを処理している。Googleは、今のWeb全体という巨大なスケールでデータを処理したり保存するために、独自のファイルシステムを作らざるをえなかった。しかしWebスケールのコンピューティングとふつうの昔ながらのストレージのニーズの両方が成長するに伴って、Googleのようなファイルシステムを使いたいと願う企業も多くなっている。
月曜日に、ParaScaleというスタートアップがGoogleの内製システムと似た方式で、品質は商用級というストレージソフトウェアの非公開ベータを始める(ParaScaleは今年のTechCrunch50に出そうだったが、今では隠密企業ではないという理由で出場を取り止めた)。それは、そこらの適当なLinuxサーバのクラスタの上で動くファイルシステムだ。
ユーザはサーバをいくつでも追加でき、それぞれのサーバが冗長ノードとして働く。全体としてのソフトはクラスタの上で動き、それを一つの巨大なファイルシステムとして扱う。そこでユーザ企業はファイアウォールの内部に自社自身をホストとする非公開ネットワークストレージを作れる。ParaScaleのCEO、Sajai Krishnanによると、サーバの費用にもよるが、ユーザ企業の期待費用は1ギガバイト当たり1ドル程度だ。
これと対照的にAmazonのS3のWebストレージサービスは、月額で1ギガバイト当たり15セントだ…送受信にかかわるネットワーク費用は別途で。約6か月でAmazon S3の費用のほうが高くなる。
ただしParaScaleの非公開ベータは誰もが使えるわけではなく、ベータテスターとして深刻なストレージニーズを抱える約20の企業に使ってもらう予定だ(アルファテスターは5社で、すでにソトフを18か月使いつづけている)。Krishnanが求めるベータテスター企業は:
…30テラバイトぐらいのストレージを使っていて、今後毎年10から20テラバイト増えるところ。それ以下のところなら、NetAppで十分だ。
ベータテスターになりたい企業は、ここに申し込む。最初の4テラバイトに関しては、ストレージ管理が無料だ。
ParaScaleを使ってもおかしくないWebアプリケーションは、ビデオのホスティング、Webをクロウル(crawl、這い回る)して巨大なログファイルを作るサイト、企業のばかでかくなりすぎたデータベース、などだ。Webアプリのサイトでなく一般企業ユーザは、ParaScaleを使ってS3と比肩するような自社独自のストレージネットワークサービスをセットアップするだろう。ネットワークストレージをホストするという部分では、ParaScaleはAmazonやRackSpaceと競合し、データセンター的な部分ではNetAppやEMCのようなストレージ機器のベンダと競合する。
アーキテクチャとしては、GoogleのMapReduceファイルシステムや、そのオープンソースバージョンであるHadoopに近い。しかしKrishnanはこの点を競争上不利とは見なしていない。彼曰く:
スタンフォードを出た連中がごろごろいるような、能力の高いエリート企業は、それはそれで結構。Googleの社員でも、並の技術者ならMapReduceの仕組みを理解するのに半年はかかるんだ。
ParaScaleなら、ParaScaleのソフトウェアが動いている何百台ものサーバノードを一人のITアドミニストレータが管理できる。ParaScaleは今年の5月に、$M11.4(1千140万ドル)をCharles River VenturesとMenlo VenturesからシリーズAで調達した。
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(翻訳:hiwa)
Web 2.0スタートアップ企業向けに、コンピューティング・サービスを提供しているFlexiscaleは、AmazonのEC2/S3サービスと競合する計画を立てている。この動きは、ロンドンで開催中のコンファレンス「Future of Web Apps」で、今朝(米国時間10/3)発表された。これは、かなり大きなできごとだ。というのも、ヨーロッパで「従量課金制」を採用しているホスティング・ソリューションは大変に数少ないからだ。だから、このような新サービスがスタートするというのは、スタートアップ企業にとってこの種のスケーラブルなホスティングサービスの需要が実際に存在することを示すもの。この分野に関して多数の人たちと話してみたところ、「構造上、FlexiscaleはAmazonよりも優れたサービスではないか」とのことだった。これは、かなり思い切った意見だ。しかし、おそらく、Flexiscaleサービスの鍵となる機能性の一つとして、Windows対応であること(AmazonはLinuxのみをサポート)、SLAを提供する(Amazonは提供していない)ことなどがあるだろう。詳細については「TechCrunch UK」をチェックしてほしい。
S3のその他ライバルについては、U.S.拠点のNirvanixに関するわれわれの最近のエントリも見てもらいたい。
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スタートアップのPhanfareは大量のユーザー生成メディアを保管しているが、今日(米国時間7/13)、40テラバイトに上る全バックアップデータをAmazon S3ストレージ・サービス に移すプロセスを開始したと発表した。
Amazon S3は最近勢いに乗っているようだ。50億以上のオブジェクトを保管、さらに急成長を続けている。
また信頼性の高さやコスト削減に非常に役立ったことを証言する熱烈な ファンの数にもこと欠かない。Phanfareもこういったファンの列に加わった最新のユーザーだ。もっとも非常に大きなユーザーではある。
ただしPhanfareはデータをすべてS3に移すことは断念した。当面移動するのはバックアップだけだ。ストレージ機能のすべてをAmazonに移せば、さらに経費の節約になることは彼らも認めているのだが―
結局、現在の段階では、AmazonはSLA( Service Level Agreement 品質保証契約)を提供していない。それどころかサービスに不満があった場合にどこへ連絡すればいいのか、電話番号さえ公表していない。Amazonが顧客のデータを失くすようなことがあるとは思えないが、われわれとしては顧客から預かっているデータを保管させる以上、まずSLAが必要だと考える。
Amazonについて言えば、現在のストレージ・サービスに加えて、年内に、ウェブ上でコンピューティング・サービスの提供を始めるという噂が流れている。さらにストレージとコンピューティングの両サービスを補完するMySQLを利用したデータベース・サービス も準備されているという。
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ほんの3ヶ月ほど前、AmazonはS3グリッドストレージサービスを開始することで、オンライン小売り業の領域を越え主要な動きに踏み切ったようだ。同社は、今日、 同プログラムの初期段階に関する情報を公開した。ある人たちにとっては、ユーティリティとしてのオンラインストレージというのは面白くないかもしれないが、これはイノベイションを生み出す真の恩恵となるかもしれない。S3では、ちょうど8億を越えるオブジェクトを保管しており、サービスの顧客はなかなか面白い顔ぶれ。毎月1GBあたり0.15ドルのストレージ利用費用に、1GBあたり0.20ドルのデータトランスファーを提供。いままでデータ保存に必要な条件に囚われていたウェブサービスにとって、この試みはこの分野におけるゲームに変革をもたらしているようである。
利用のケースは、大小さまざま。Microsoft社は世界中の学生を対象にした同社のMSDN Direct Student Downloadのサービス提供のために利用している。写真シェアリングサービスのSmugmug社は、毎月10 terabyteのイメージが追加されるデータ-ベースにS3を利用することで、50万ドル節約したそうだ。ほかにも多数のスタートアップ企業がユニークなフロントエンド・ストレージ・アプリケーションのバックエンドとしてS3を利用している。
S3の公開時に会社紹介をしたが、そのときに「これはゲームの変革者になるかもしれない」と述べていた。あのときに見込んだことが、実を結びつつあるようだ。私たちは他にも多数のオンラインストレージオプションをここに取り上げた。
規模の小さなスタートアップ企業にとって、手ごろな価格のデータ転送のインフラストラクチャーにアクセスすることは必至なため、「ネットの中立性(Net Neutrality)」はイノベーションには不可欠だという議論にはおそらく馴染みがあるかと思う。ストレージに関しても同じことだ-データ集約型のサービスでかなりのリソースを過去に流出したことを共有化することで、S3には多くのイノベーションを生み出す可能性がある。これはまだほんの始まりに過ぎないし、データストレージが問題の解決策となる企業や機能が現れることを楽しみにしている。
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