
オンラインの音楽サービスは今、熾烈な競争の真っ最中だ。AmazonもGoogleもAppleもユーザの音楽コレクションをクラウドにアップロードしてどこからでも聴けるサービスを提供(または提供予定)している。しかし、競走馬はこの3頭だけではない。MOG、Rdio、(そしてやがて)Spotifyのようなサービスでは、月額10ドルぐらいの料金で、ユーザはどんな音楽でもストリーミングできる。
競争はますますおもしろくなってきたが、今日(米国時間6/30)はMOGが、レースをさらに熾烈にする要素を持ち込んできた。
このサービスが今日世に出した、新しいプレーヤーのベータ版は、ユーザのMOG体験をこれまでよりもずっとすっきりさせ、とくにプレイリストの構築とリコメンデーションの機能が旧バージョンに比べて大幅に充実した。

われわれの講読モデルは出版アプリを対象としている。SaaSは対象ではない。
—スティーブ・ジョブズのものとされるメール
Appleのアプリ内講読の条件をめぐる騒動が収まらない。とうとうスティーブ・ジョブズも彼のお気に入りの方法―個人的メール―で上記のような神託を告げる必要を感じたようだ。Appleの新モデルの条件は明確に「App Storeを利用したあらゆるコンテンツ、機能、サービスの販売」が対象になると述べている。しかしJobsは出版(パブリッシング)アプリとSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)アプリを区別していく考えのようだ。たとえばSalesforceやEvernoteアプリはSaaSとしてのサービス提供であり、iPhone/iPad以外の他のデバイスやウェブを通じたユーザーに対するのと同じサービスを提供している。
Appleはここで一歩後退を図っているようだ。私が金曜日にTechCrunchのFly or DieシリーズのビデオでRhapsody(iPhoneに音楽ストリーミング・アプリを販売している)の社長、Jon irwinと話したが、彼はあらゆるアプリを対象とした当初の条件は観測気球だったのではないかという意見だった。新しいアプリ内講読/決済システムは明らかにメディア・アプリ、特に電子出版を念頭に置いてデザインされている。Appleは結局、他のタイプの講読に対しては新ルールを適用しないことに決めるかもしれない。ジョブズのメールはAppleが市場が示した拒否反応に対応しようとしていることを示しているのではないだろうか。

このゲスト記事を書いたDavid Hymanは自称音楽ジャンキー(junkie, 中毒者)で、有料の音楽サービスと音楽コンテンツのポータルを提供するMOGのCEO兼ファウンダだ。MOGの前には、世界最大の音楽データベース/音楽同定サービスGracenoteのCEOだったが、それは2008年に$260M(2億6000万ドル)でSonyに売った。さらにその前はMTV Interactiveのマーケティング担当上級副社長、次いでAddictedとNoiseの協同ファウンダだった。後者はマルチメディア音楽報道サイトの先がけで、24時間ぶっ続けで音楽ニュースを流した。2008年にはサンフランシスコに、音楽関連のイノベーターたちの交流の場として、Musica Tecnomicaを作った。
imeemのファウンダで元CEOのDalton Caldwellが最近、Y CombinatorのStartup Schoolでプレゼンテーションを行い、デジタル音楽で成功することの不可能性について述べた。本稿では、彼とは違う見方を提示し、どんなビジネスでも成功のためには、正しいノウハウと苦労と勤勉と情熱が必要であると明言したい。私はAddicted/Noise、Sonicnet、Gracenote、そして今はMOGと、4つの企業の成功に貢献してきたが、どの企業も自力で幾多の難関を切り抜けてきた。だから私はDaltonとは逆に、ネット上の音楽ビジネスにはまだまだ大きなチャンスがあると見ている。
Daltonが経験から得たものは、音楽市場全体がだめだ、という認識のようだが、それはたぶんimeemがうまくいかなかったからだろう。たしかにネット上の音楽ビジネスは、20代前半の若者なら誰もが、一度はやってみたいと思うゲームだ。音楽サイトを作ることは、プログラミングのできる男の子の通過儀礼のようでもある。しかし、流行に左右されることが多く、また新規参入者がつねに大量にいる分野だけに、”勝利は不可能だ”と聞こえてしまうノイズも多い。不可能ではない。勝利は可能なのだ。
ずっと注目されていたMOGのAll Access音楽サービスが今日一般公開され、誰でも試してみることができるようになった。このサービスは有料購読モデルだということで、当初私は懐疑的だった。しかし、ここ数週週間テストしてみて考えを改めた。MOGはすばらしいサービスだ。何百万という曲をインターネットを通してオンデマンドでユーザーのもとに届けてくれる。使い勝手そのものも付加的なソーシャル機能も、今までのどのオンライン音楽サービスより優れている。これなら月$5を払う価値は十分以上にある。
一言でいえば、All Accessはほとんど完璧だ。こういうサービスが使えるようになったことは実にうれしい。
MOGは2005に創立された会社で、昨日まではソーシャル機能のある音楽ポータルサイト兼広告ネットワークに過ぎなかった。しかし、MOGはこのAll Accessサービスの実現に向けて密かに一年以上前から努力を続けていた。当初は無料サービスを目指していたが、主要な音楽レーベルが無料ストリーミングモデルにはっきりと興味をなくしていったため、MOGは有料モデルに切り替えを迫られた。
しかし直接のライバルであるMySpace Music(無料)に比べてAll Accessがどれくらい優れているか実際に体験すればほとんどのユーザーは喜んで料金を支払うと思う。 .
いろいろ事情はあるのだろうが、ローンチ以来1年になるというのにMySpaceは遅いしバグだらけだ。聞きたい曲を聞くために不必要に手間がかかる。広告も目ざわりなのが多い。もちろんMySpaceMusicが広告で金を稼がねばならないことは分かるが、まるでユーザーが音楽を聞くのをわざわざ妨害しているのではないかと思うことさえある。
それにひきかえ、MOGは実に快適だ。検索、発見、保存―あらゆる面で直感的かつ楽しく音楽体験ができる。ソーシャル機能を利用して友達と体験を交換し、新しい音楽を発見することができる。UIは次世代のウェブデザイナーの教科書となるべきすばらしい出来だ。

2006年にロンチした音楽中心のブログネットワークMogが、また進化している。このサイトはMog.comのホームページを一新して、音楽ニュース専門の信頼できる目的サイト*としてのサービスを前面に打ち出した。ここは‘音楽のHuffington Post’になりたいという大きな目標を持っていて、豊富なコンテンツによりユーザが一日に何度でも来たくなるサイトを目指している。質の高いコンテンツを大量に提供することは容易ではないが、MOGは決め手となる切り札を少なくとも一枚持っている。編集スタッフはわずか6名で、賛助ライターたちは無報酬だ…心から書きたいことを書いているだけ。
〔*: destination, リンクなどから間接的に行くのではなく、ずばりそのサイトのURLを最初から指定/入力して行く第一目的サイト〕
MOGはここ数年でブロガーたちの活気あるネットワークを作り上げた。彼らが毎週、5000本近い音楽関連のブログ記事を作り出す。ブロガーの多くはMOGにいて、このサイト自身のパブリッシングツールを使ってほかのメンバーたち(MOGers–モガーズ–と呼ばれる)と共有する。サイトはおよそ300の外部ブログと提携していて、MOGが彼らのための広告ネットワークとしてのサービスを提供させてもらえる見返りとして、MOG上のコンテンツの一部を彼らに配信して彼らのトラフィックを稼ぎ出している。これらのブログも合わせると、MOGの月間ユニークビジター数は約570万、ページビューは4000万に達する。

私は今日(米国時間1/7)、音楽サイトのMOGが準備中の新バージョンのデモを見てきた。これは非常にすばらしい。最高のユーザーインタフェース、無料のオンデマンド・ストリーミン、Pandora方式の推薦エンジンが巧みに組み合わされている。問題は、メジャーレーベルとの交渉が難航しているため、永久にローンチしない可能性もあるという点だ。現在、4大レーベルのうち、2社との契約しかまとまっていない。
新しいバージョンは社内でMog 3.0と呼ばれているが、完全に無料のストリーミング・サービスだ。ユーザーはオンデマンドでどんな曲でも自由に再生できる。ユーザーインタフェースはLaLaなみ、あるいはさらに優れているかもしれない。さらにPandoraに匹敵するユーザーの好みに合った新しい音楽を推薦する機能も備えている。

音楽ブログネットワークで発見プラットフォームでもあるMOGが広告ネットワークをローンチしたのは去る8月だった。CEOのDavid Hymanはこれを“音楽サイトのためのFederated Media”と説明した。これはMOG Music Networkと名付けられ、独立の音楽ブロガーはコンテンツをMog.comに配信し、その代りにカスタマイズされた広告を自サイトに表示することができるようになった。これによってGoogleAdSenseのような一般的な検索広告に頼る場合よりも有利に広告収入が得られるはずだった。
ところが、プログラムの参加者からの報告によれば、現在MMNは深刻な支払遅延に陥っているという。また支払いの条件が著しくユーザーに不利に改訂された。

MOGがUniversal Music GroupとThe Angels’ Forumから戦略的投資$2.8M(280万ドル)を受けたことを明らかにした。Sony BMGも出資参加したとの情報も入っているので、それが本当なら大手レコード会社2社が同じオンライン楽曲ベンチャーに共同出資したことになる。
音楽狂はMOGを使って好きなアーティストやトラックについてブログが書けるほか、MOGでは自分がコンピュータで再生した曲がどれか検出(これは使用するメディアプレーヤーの種類に関係なく使える)し、視聴傾向を友だちとサイトで共有できるソフトも提供している。尚、このソフトはiLike’sみたいなプラグインではなく、バックグラウンドで動作するスタンドアローンのクライアントだ。
昨年12月からRhapsodyもこのサービスに連動した。お陰でRhapsodyのアカウントを持っているMOG利用者はブログ投稿から直接MOGで話題になった曲を再生可能となった。
今回の戦略投資で聴ける曲がますます増え、ゆくゆくはRhapsodyの利用ステータスに関わりなく誰もがMOGで無料ストリーミングサービスが利用できるようになれば最高だ(現段階ではそんな噂が流れているに過ぎないが)。 これでMOGのサービスも前以上に、あの広告ベースで楽曲を無料で提供するレーベル公認のImeemモデルに並ぶものとなった。
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(翻訳:satomi)
SpiralFrogは「毎月のユニーク訪問者が100万を超え、今月末には120万を超えることが期待されている」と発表した。SpiralFrogは、多くの読者はすでに覚えていないかもしれないが、(非P2P、広告ベースの)合法的音楽サービスで、ユーザーが毎月少なくとも1度はログインしているかぎり(頻繁に曲のライブラリをアップデートしているユーザーにとってはたやすいこと)、100万曲の音楽が無料で提供される。楽曲はDRMつきのWMAファイルとしてダウンロードできる。
普通に考えると曲をダウンロードすることのいちばんのメリットは他のデバイスへのポータビリティーだと思うだろうが、大半のユーザーは曲をコンピュータの外へは持ち出せない。というのもユーザーの多くが使っているiPodはWMAファイルを再生できないからだ。この点について詳しくはわれわれの以前の記事を参照。
そういうことで、SpiralFrogはかなりユニークな契約をUMG、EMI、BMIという大手レーベルと結んでいる。レーベルは曲の利用の許可の見返りに広告収入の一部と、サイトを通じて曲が売れた場合にはアフィリエイト料が得られる。またレーベルにとっては曲をDRMでコントロールできるという安心感がある。
SpiralFrogは準備に1年以上を費やしており、正式にスタートしたのはやっと昨年の11月だ。しかし、それ以来大いに状況は変化している。楽曲の価格は下落し、DRMは死んだ(少なくとも有料の場合)。さらに新しく合法や半合法の無料音楽サイトが次々に生まれている。HypeMachine、RadioBlogClub、Deezer、InTune.fm、Mog、Last.fm、Imeem、その他大勢がこの分野のライバルとなっている。ただし、一つ大きな違いは、これらのサイトは音楽をストリーミング配信しており、ダウンロードはできない。しかし、ダウンロードできないことは全く成長の妨げにはなっていないようだ。ImeemはSpiralFrog同様広告収入を折半するモデルだが、昨年SpiralFrogがスタートしたのと同じ時期に、月間300万のユニーク訪問者を記録している。それからYahooもこの分野に参入するかもしれないことも忘れてはならない。
CrunchBase: HypeMachine Deezer Last.fm Imeem SpiralFrog
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(翻訳:Namekawa, U)

MOGは音楽ファンのためのブログ・ネットワークだが、このほどいくつかたいへん魅力的な新しい機能を取り入れてウェブサイトをリニューアルした。新機能の中でも重要なのは、Rhapsodyの音楽サービスと連携して楽曲あるいはアルバムをMOG中でフルにストリーミング配信できるようになったことだ。
MOGは基本的にはユーザーが音楽についての考えをブログで発信し、今コンピュータで聴いている曲の名前を公開、共有する(このためには MOG-O-MATICという小さなプログラムをダウンロードする必要がある。このプログラムはどんなプレイヤーを使っていてもコンピュータが再生している音楽を自動的に探知できる)。MOGの基本的な存在理由であるこの機能はリニューアル後も変わっていない。しかしRhapsodyとの統合によって、全体としてみるとMOGはユーザーが新しい曲を発見することに重点を置いた音楽ストリーミング・サービスに進化したといえるだろう。

サイト中の記事で言及された楽曲の多くは(ほとんどとはいえないが)、プレイ・ボタンをクリックするだけでそのままウェブ・ベースの Rhapsodyプレイヤーが別ウィンドウで開いて再生が始まるようになった。つまりユーザーがMOGネットワーク中で新しい音楽についての記事を見つけた場合、MOGの中ですぐにその音楽を聞きたいと思ったら、大いにそのチャンスがあるということだ。
もちろんこれはユーザーがRhapsodyの契約者である(月$12の料金)場合に有効だ。しかし、契約者でない場合でも、小さなアプリケーションをダウンロードすれば月に25曲までは無料で聴くことができる。ダウンロードがいやだ、あるいはアメリカ国外に居住しているユーザーの場合は、無料の楽曲かあるいは30秒のサンプルの再生で我慢することになる。

MOGはRhapsodyとの統合に関連していくつか大きな機能強化を行っている。新しいサイトではMOGネットワークのブログとRhapsodyの楽曲データベースを同時に検索できるツールが提供される。たとえば「Pearl Jam」を検索するとドロップダウンに合致するアーティスト、アルバム、曲が表示 される。(ここからさらにPearl Jamに関する詳しい情報と関連するブログ記事を読むことができる)。ユーザーは検索結果の曲をプレイリストに登録してRhapsodyから再生することができる。
別のMOGユーザーの音楽の趣味が気に入ったら、プロフィール・ページに設けられた「Play This Page」というボタンをクリックすると、文字通りそのページでユーザーがリストしている曲をすべて聞くことができる。同様にユーザーが最近再生した音楽、あるいは関連するブログ(MOGと呼ばれる)中で言及された曲すべてを再生することもできる。

新規加入者で、まだ自分の好みに似たMOGユーザーを見つけていない場合は、「Magic Button」と呼ばれるレコメンデーション〔推薦〕機能が用意されている。これは新機能ではないが、新規加入者のコンピュータ上で最近再生された音楽、あるいは(MOGサイト上でRhapsodyを通じて再生された音楽)のデータを分析して好みを推定するというもの。好みの似た他のユーザーを発見した後は、Magic Buttonをクリックするだけでそのユーザーのページが再生され(これは新機能)、一種のカスタマイズされたラジオ局のような役割を果たす。
この他にもいくつかマイナーな改良点がある。デフォールトの画面デザインは今までの陰気な茶色とオレンジからもっとまともな白とベージュに変わった。MOG-O-MATICSアプリケーションも改良されてパフォーマンスと信頼性がアップした。ブログ記事は投稿日時の新しい順に表示され、長すぎる記事は折りたたまれて表示される。
下のビデオではCEOのDavid HymanをMichael Arringtonがインタビューしている。
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(翻訳:Namekawa, U)
ソーシャル・ミュージック・レコメンデーション・サービスのMyStrandsはシリーズBラウンドの後半を完了。これで、われわれがすでに伝えたように、スペインの銀行BBVAから調達済みの$25M(2500万ドル)に加えて更に$24M(2400万ドル)を調達したことになる。
BBVAは、資産総額$782B(7820億ドル)以上、顧客数は世界各国40ヶ国、4200万を数え、時価総額およそ$95B(950億ドル)というファイナンシャル・サービス・グループだ。オレゴン州Corvallisに拠点を置くMyStrandsの調達金額総額は$55M(5500万ドル)。ほぼ同時期にスタートしたロンドン拠点のLast.fmの資金調達額$5M(500万ドル)を大幅に上回る(Last.fmはその後、$280M、2.8億ドルで買収された)。
MyStandsの中核をなすサービスはミュージック・レコメンデーション・エンジン。ユーザーはコンピュータや携帯から好みの音楽を発見したり、ひんぱんに訪れるバーでプレイしたりすることも可能だ。最近、音楽動画サービスを開始し、YouTubeのミュージックビデオのアーカイブに好感度の高いコンテンツを提供している。これらのサービスによる2007年の売り上げは$12M(1200万ドル)。
利益が順調に伸びていると言えども、$24M(2400万ドル)というのはかなりの調達額で、果たして本当に必要なのかどうかははっきりしない。同社では、音楽以外のレコメンデーション・エンジンにも対象を広げるためとしている。もっとも、どのように実現するのかについては明らかにしていない。MyStrandでVP of Communicationsを務めるGabriel Aldamiz-Echevarriaが言いそうなのは「基本的なアイディアは、人々が多様な製品、サービスを発見するテクノロジーの構築を継続していくこと」だろう。
いま、同社はこの目標に向けて進むためにかなりの兵糧を手にしたことになる。
CrunchBase:MyStrands、Slacker
、Last.fm
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(翻訳:Nobuko Fujieda)

Facebookの新しいデベロッパー・プラットフォームが稼動し始めてほぼ1日経った。どのサードパーティーのアプリケーションがFacebookユーザーに支持されているかについての情報がだんだん入ってきている。ダントツの1位は音楽サービスのiLikeだ。現在 4万を少し下回るFacebookユーザーを得ている。これはトップ10の残りのアプリケーションのユーザーを全部合わせたよりも多い。
このアプリケーションはサービスがローンチしてから最初の10時間で1万人のユーザーを獲得、さらにその後の3時間で3万人が登録した。この時点で毎分100人の割りで増加していることになるようだ。iLikeをインストールすると、ユーザーは好みの楽曲やコンサートの情報を検索してプロフィールページに追加することができる。
ライバルのMOGもなかなか人気があり、現在ランキングで5位につけていて3000人強のユーザーがいる。
われわれが昨日紹介したCauses On Facebookは、ランキングでは上位20位以内に入っていて、ユーザー数は1000人を少し上回るという結果になっている。
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音楽コミュニティサイトの「MOG」は今日(米国時間3/29) サイトのバージョン2.0をローンチした。MOGについては、音楽サービスのまとめの時と、埋め込み形のミュージックプレーヤーをローンチした時に記事を書いている。
MOGの中核となるサービスは「Mog-o-matic」と呼ばれるクライアント・アプリケーションで、ユーザーがさまざまなメディアプレーヤーで聞いている曲をモニターする。これとセットになっているのがパーソナルミュージック・プロファイルページで、好きな曲についてブログに書いたり、同じような好みのユーザーによる新曲のおすすめをみることができる。おすすめ曲を決めるには、ユーザーが手動で登録したバンド名やMog-o-maticが集めてきたデータを元にしている。
MOGの中核機能は変わらないが、構成を変えて新機能をいくつか追加することによってメンバー以外のユーザーにも魅力的なサービスとなっている。
新しいデザインのおかげで、これまでのトップページの混乱は秩序を取り戻した。記事は種別ごとにカテゴリー分けされたし、 “Magic Button”というパーソナライズ用ツールが加わった。Mogメンバー以外の人でもサイトを見やすくするために、記事には音楽レビューかニュースのタグが付けられて、記事に音楽やビデオが含まれているかテキストだけかによってカテゴリー分けされる。新しくできた“Magic Button”を使うと、Mog-o-maticのミュージックプロファイルに従ってサイト上の好きなコンテンツに対してパーソナライズしたフィルターをかけることができる。
ビデオのセクションにも「MOG TV」 という実にクールなYouTubeを利用したツールがある(競合のiLikeにも同じような機能がある)。MOG TVには、YouTubeのミュージックビデオがアーティスト毎に全部入っている。MTVが実際にミュージックビデオを流していた頃を思い出させる。40万タイトルのYouTubeビデオには、アーティスト、プロファイルにある曲の好み、友人の好み、Magic Buttonなどによってフイルターをかけることができる。
MOGはLast.fmといちばん似ていて、リスナーがバンドについてブログに書ける日記機能がある。ただし、MOGではユーザーの書いた記事がサイトの中心であり、音楽のおすすめは二の次。一方Last.fmは音楽おすすめ用のソフトウェアが中心で、ユーザー記事はあまり重要視されていない。iLikeは最近50万ユーザーを越えた。
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Mikeのオンライン写真編集ツールを比較するのテーマに合わせて、私もソーシャルミュージックへの参入者をいくつか紹介したい。「Web 2.0」的リッチメディアで最初にでてきたタイプはたぶん音楽だっただろうし、スタートアップにはちょっとした人気だ。その結果ソーシャルミュージックにまつわるインターネットアプリケーションにはすばらしいものがいくつもある。音楽が日常生活の一部になっているような人にとって、新しい曲を見つけて友人と共有する手段に困ることはない。
FineTune
FinetuneはFlashで作られた比較的新しいアプリケーションだ。数ある中でも私のお気に入りで、ZDNetの私のブログでも取り上げた。Finetuneがきわだっているのは、標準の「アーティスト・ラジオ」に加えて、特定の曲によるプレイリストを作れることだろう。標準のプレイリストは45曲で、アーティスト1人につき3曲まで入れることができる。カスタム・プレイリストでは、自分の聞きたい曲だけを聞くことができる。さらにFinetuneのすばらしいところは、ウェブ版の他に、Wiiでも動くし、Apolloベースのデスクトップクライアントもあることだ。
Pandora
Pandoraはこの集団の長老でMikeにとってなくては生きていけないWeb 2.0アプリケーションの1つ。OpenLaszloで作られていて、ここで取り上げたアプリケーションの中でいちばんスッキリした体験をさせてくれる。Pandoraは「ミュージック・ゲノム・プロジェクト」を利用して、ユーザーのそれまでの評価に基づいて曲のストリームを作りだす。ステーションはアーティスト中心でも、曲やアルバム中心でも作ることができ、Pandoraが選ぶ曲にフィードバック(良いか、悪いか)することもできる。TechCrunchの過去の記事はこちら。
Last.Fm
last.fmもWeb 2.0の古株で、他のどのサービスよりも「ソーシャル」寄り。タギングがlast.fmの大きなウリで、どの曲にもタグを付けられる他、特定ジャンルの中でユーザーがタグを付けた曲を元にして選ばれた、「ユーザー・タグ・ラジオ」を聞くこともできる。ユーザーが聞いた曲を「scrobble」(*1)してミュージックプロフィールを作り、友人と共有するための専用のデスクトップアプリケーシヨンもある。TechCrunchのlast.fmの記事はこちら。
*1:iTunesなどで聞いた曲をlast.fmに登録すること(詳しくはこちら)
MOG
MOGは音楽コミュニティがすべて。ブログ志向が強く、ユーザーページ(「Mogs」)を中心に動いている。ユーザーは聞いている曲や好きなアーティストについてMogを作る。すると、他のユーザーが見てコメントできるプロフィールのようなものが作られる。このプロフィールを使って、気に入りそうな人や曲を推奨してくれる。 TechCrunchのMOGに関する記事はこちら。
RadioBlogClub
radio.blog.clubも、ユーザーが指定するアーティストや曲に応じてプレイリストを作るサービスの1つ。ほとんど聞いたことはなかったが、インターフェースはよくできている。サイトに行ってアーティストか曲名をタイプすると10曲のプレイリストを作ってくれる。私にとってはradio.blog.clubにのおすすめはベストとはいえなかったが、プレイヤーをブログに埋め込めるのはよい。頑丈さには欠けるけれども、紹介しておく価値がある。
MyStrands
MyStrandsはMusicStrandsとしてスタートしたダウンロードして使うデスクトップアプリケーションで、ユーザーが今使っている音楽プレーヤーと協調して、聞いている曲に基づいてリコメンデーションを作る。いろいろな点でlast.fmの「Scrobbing」に似ているが、MyStrandはモバイル機器とも結び付いてさらにソーシャルなリコメンデーションシステムを作っている。携帯電話にある曲と結び付くことによって、MyStrandは他を一歩リードしていて、ユーザーのあらゆる音楽コレクションをまとめるのに役立つ。TechCrunchのMyStrandsに関する記事はこちら。
Ryan Stewartはリッチインターネットアプリケーション(RIA)のエキスパート。個人用のブログはこちら、他にZDNetでThe Universal DesktopというRIAブログを書いている。
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MOGは音楽好きのためのすぐれたソーシャルネットワーク、ブログのサイトだが、どういうものかわれわれがカバーする機会がなかった。ちょっぴりLast.fm(英語版記事) (日本語版記事)に似ているし、iLikeにも似ているが、他の要素もある。
従来のMOGサービスはユーザーのパソコン(Windows、Mac)にダウンロードするソフトウェアを中心に組み立てられている。 iLikeと同じように、MOGはユーザーが聴く音楽を全て記録する。ただしiLikeがiTunesだけをモニタするのに対し、MOGはユーザーがパソコンまたはiPodで聴く音楽全てをモニタしようと試みる。
それぞれのユーザーは自分のMOGページを持つ。(例は「Death Cab for Cutie」のBen Gibbardのページ) 。そこに聴いている音楽が表示され、他のユーザーがコメントをつけたりできる。(普通のSNS機能)。MOGはまたユーザーの聴く音楽の傾向を他のユーザーと比較、ユーザーが好みそうな音楽を推薦したりする。個々のアルバムと曲にも固有のMOGページが作られ、購入のためのリンクが表示される。
今朝(米国時間1/18)、MOGには新しい機能が追加された。これはエンベッド可能なFlashによる音楽プレイヤーで、MOGは最近紹介したiJiggにも似ることになった。
新しいプレイヤーでは、ミュージシャン、ファンともに数行のコードを貼るだけでMOGページに曲をアップロードし、WEB全体に公開できる。曲のタグはAmazonとiTunesでの購入にリンクしており、これによってMOGに新たな収入をもたらす。しかし、新しいプレイヤーには新しい制限がついてくる。プレイヤーは一時に1曲しか再生できない。またMOGに曲をアップロードする際には必ずテキストでコメントをつけることが必要とされる。新しいプレイヤーは1曲しか再生できないが、早送り、巻き戻しはできる。しかしプレイリスト機能がないのはやはり失望だ。
これがそのウィジェットをエンベッドしたところ。
新しいプレイヤーは、明らかに、MySpace MusicやmyStrands、last.fmその他のメジャーな音楽コミュニティーに対抗していこうとする試みだ。MOGのファウンダー、David Hymanの心に秘めた戦いなのであろう。彼はユーザーの相互作用、特にアーティストとファンの相互作用がこのサイトが主な目的とするものだと述べている。
MOGは曲とアーティストの大きなデータベースを有しており、Gracenoteの波形照合及びテキスト照合技術を利用して ユーザーがかけている曲をデータベースから自動的に探し出す。MOGはユーザーをリアルタイムでモニタして、ユーザーの音楽ライブラリやお気に入りの曲リストをアップデートする。それぞれの曲には30秒のサンプルが作られ、訪問者は誰でも聞くことができる。
楽曲のアップデート、ブログ投稿、その他のウィジェットはドラグ&ドロップできるAjaxを利用した窓として表示される。友達にセリーヌ・ディオンを聴いていることを知られたくない場合、ユーザーは手動で個別に窓を編集し、自由にアイテムを追加したり、削除したりできる。
MOGは2万のユーザー、月間20万のユニーク訪問者があるとしている。またプライベートな資金調達で$1.4M(140万ドル)を集めている。小さなサイトにしてはビッグネームバンドをいくつも参加させることに成功しているのは立派。
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