
FIMの運営するPhotoBucketという、月間2500万のユニークユーザを集める写真共有界の巨人が、Twitter上での地位獲得を狙っている。PhotoBucketはいつの間にかTwitterで利用するのに便利な、数クリックで写真(動画についても対応中)を共有することのできるTwitGooというサービスを作り上げた。
PhotoBucketは当初その他大勢の一員だったのが、2006年に突然インターネット上で最大の写真サイトのひとつとして頭角を現してきた。初期の成功はソーシャルサイトで広く使われるようになったことが原因だった。ここで言うソーシャルサイトとはMySpaceでのことで、当時MySpaceには写真を埋め込むための簡単な方法がなかった。しかしTwitPicの躍進で形成は一転した。PhotoBucket同様に無名の立場から登場して、Twitter上にて写真を共有するスタンダードの地位を獲得したのだ。既存の写真共有サイトと比較すればトラフィックはまだ少なめだが、Twitterがメインストリームの地位を獲得しつつある中、写真等メディアを共有することも急速に広まりつつある。PhotoBucketの競合となるImageshackも2月にサービスを開始している。そしてPhotoBucketもこの波に乗ろうとしているわけだ。

デジタル写真をローカルのハードディスクというブラックホールに溜め込んでおかず、各種のオンライン・ソーシャル・サービスにアップロードして友達や同僚も見ることができるようにするのがますます一般化しつつある。写真共有サイトとして、Facebook Photosはもっとも成長著しいものの一つであり、ユーザー数では世界最大だ。しかし単純に登録された写真の枚数だけでいえば、Facebookは世界最大のサイトではない。
世界最大の称号は、現在ImageShackのものだ。このサイトには200億枚の写真が登録されている。私はImageShack社からこの点について確認を取った(ImageShack社の背景についてはこの記事参照)。Facebookは現在150億枚の写真が登録されていると発表しているが、おそらく今年中にはImageShackに追いつくかもしれない。Facebookのユーザーは毎月8億5千万枚の写真を投稿している。これに対してImageShackの場合は、月間1億枚だ。
FacebookとImageShackに続く第3位は、News CorpのPhotoBucket(72億枚)のようだ。続いてYahooのFlickrが34億枚。これには若干のビデオも混じっている。おもしろいことに、Flickrに続く写真枚数を誇るのがSNSのMultiply、30億枚。

Facebookで突出したアプリケーションを一つあげるなら、それは写真だろう。この機能だけでウェブ最大の写真サイトだ。Facebookの全世界月間訪問者の69%が、写真を見るかアップロードしている(comScoreデータによる)。そして100億枚以上の写真が同サイトにこれまでアップロードされている。
しかもライバルたちを引き離しつつある。上のcomScoreのグラフにあるように、つい昨年9月には、米国の3大写真サイトが僅差で争っており、Facebook Photosが2390万ユニーク訪問者、次点のPhotobucketが2130万、Flickrが1950万だった。しかし1月、Facebook Photosの米国月間ユニーク訪問者数は41%跳ね上がって3360万になった。一方Photobucketはわずか7%増の2280万、Flickrは12%増の2190万だった。(Picasaが大きく離れた米国内第4位で810万)。
つまりFacebookは直近のライバル(米国ではPhotobucket)との差を、260万月間ユニーク訪問者から、1080万に広げたことになる。全世界ベースでも、Facebook PhotosとFlickr(世界では第2位で、米国内でもまもなくPhotobucketを追い越す模様)の差は、9月の4120万ユニーク訪問者数から、12月には8700万になっている(12月が最新、下のグラフ参照)。
Facebookの写真部門にはどんな利点があるのだろうか。最大の要因は、世界最大ネットワークの標準写真機能であるというだけのことだ。そしてFacebookが享受するあらゆるバイラルループの中でも、写真アプリに内在するバイラルループは最大だろう。友人が写真にあなたの名前のタグを付けると必ずメールが送られてくる。この機能ひとつによって、写真にタグ付けして整理するという孤独な作業が、以前の行動を通じて人々を直接かつビジュアルに結びつける強力なコミュニケーション手段へと変わってしまった。、個人メッセージやその他どんなメッセージよりも、こうした写真の通知をみてFacebookに飛んでいく割合が高かったとしても不思議はない。
しかし、タグ付機能はFacebook Photosにずっと以前からある。いったい何が9月からの成長を加速させたのか。

Fox Interactive Mediaが無料社員給食の次に切るのは人だ。News Corpのデジタル部門であるFIMは、複数の傘下企業から合わせて100人近くをトリミングする。それらは、Photobucket、MySpace、Scout Media、Rotten Tomatoes、そして本社だ。その総数はFIMの合衆国国内従業員の5%弱、全世界2900人の従業員の約3%だ。この数を本誌のLayoff Trackerに載せた。
MySpaceの社員は1600だが、FIMに近い筋によると切られる人の大半(80〜90%)はほかの会社の社員だ。いちばんやられたのがPhotobucketで、22人がいなくなる。本社も、切られる人が相当多いようだ。

今週顔認識と動画編集の機能追加のアップグレードを終えたばかりのPicasa写真管理サービスに、今日(米国時間9/5)またさらに、メンバーがアップロードした一般公開作品から最も人気の写真を展覧する「Exploreページ」が加わった。3 x 4のマス区切りで表示する注目の写真に加え、Exploreページでは最新アップロードの写真をスライドショーのウィジェットに流しており、下には人気のタグがリストになっている。例えば“New York”のタグがついた写真はこちら。
Picasa Exploreページには「Where In The World?(どこの写真でしょう?)」というゲームもあって、これはジオタグ付き写真とGoogle Mapsのマッシュアップだ。写真を見せて、その撮影場所を当てっこする。 はずれの人には、自分の現在地からどれぐらい離れてた場所かkm単位で教えてくれる。野外フォトは楽しいが、どこにでも転がってそうなアパートや皿に盛った料理を撮ってジオタグ付きでアップロードした写真も混じってるので、そうなると手強い。

Picasaが注目の写真をどう選んでいるかは不明だが、Flickrが“interestingness(おもしろさ)”のアルゴリズムを基に写真を出しているExploreページから拝借したアイディアであることは言わなくてもわかる。おもしろさという点ではPicasaよりFlickrの写真の方が断然上(これからもアルゴリズム改善に励んでもらおうか)だし、地図にジオタグ付きの写真を出す地図マッシュアップはFlickrにもある(ゲームではないけど)。
一般公開の写真探しに新しい手法を加えたことで、PicasaはFlickr、Photobucket、Facebook Photosともっと直接の競争相手となったわけだ。世界全体で見るとPicasaは今年7月、月間ビジター数4800万人でPhotobucket(4300万人)を追い抜いたが、Facebook Photos(9700万人)、Flickr(6300万人)には依然として水を開けられている(comScore調べ)。 米国内で見るとさらに差は大きく月間ビジター数はPicasaがたった830万人なのに対し、Flickrは1830万人、Photobucketは2350万人、Facebook Photosは2540万人。

[原文へ]
(翻訳:satomi)

所蔵写真数10億点を抱え、ウェブでビジター数最多を誇るサイトに数えられる「Photobucket」 に新機能「グループアルバム(Group Albums)」が加わった。
これは友だち何人かでひとつのアルバムを共有し、そこに写真と動画が追加できる機能。アルバムにはパスワード保護もかけられて、内容はグループのオーナーが調整できる。グループアルバムは現在まだ使えないが、Photobucketでは今週水曜午前までを目処にライブにする予定だ。
グループアルバムでは招待メールやRSSフィードで写真も共有できるほか、アルバムのコンテンツはスライドショーにしてプレゼンも可能。各アルバム容量は最大1GB。
Photobucketユーザーの多くにとっては便利な機能だが、導入はここが初めてということでは全然ない。Facebookのようなソーシャルネットワーキングサイトではもう何年も前からやっていることだ。
[原文へ]
(翻訳:satomi)
Fox Interactive Mediaが2007年5月$300M(3億ドル)で買収した「Photobucket」が今日(米国時間4/22)APIを公開。サードパーティーのデベロッパーも自アプリ用に写真・動画ストレージとビジュアリゼーションの開発が可能になった。
サービス開始段階で発表になった提携企業はAdobe、AOL、FotoFlexer、Intercasting、RockYou、Slide、Snapvineの各社。APIのドキュメンテーションはdeveloper.photobucket.comで入手できる。
前回のAPIリリースでは、契約済みのビジネス開発提携先にのみ公開され機能も限られていた。公開になった機能はOAuth経由のログイン、アルバム作成・編集、コンテンツ・アップロード、メールによるコンテンツ共有、検索、メタデータ(タグ、タイトル、解説など)へのアクセスほか。
Photobucketでは自社APIで実現したサードパーティーの各種サービスもgallery.photobucket.comでPRしている。
FlickrもAPIは2005年末に公開しており、このベースのサービス上で開発されたサードパーティーのアプリは数百点にのぼる。
[原文へ]
(翻訳:satomi)

Photobucketでは、FotoFlexerが無料提供する技術を利用し、明日からサービスのブラウザ上で画像を編集することができるようになる。
このサービスを使えばリサイズ、回転、色付け、デコレーション、美化、ぼかしといったことが可能だ。また、この契約はFlickrが最近交わしたPicnikとの契約を非常に連想させる。

[原文へ]
(翻訳:Megumi H.)

Photobucket(昨年5月にFIMに買収)の事業開発担当副社長のPeter Phamは会社を去って新しいスタートアップBillShrinkに加わる。
BillShrinkは過去7ヶ月、おおむねステルス・モードで開発を続けてきたが、2週間ほどの間にローンチする予定。このサービスは消費者の節約の手助けをするのが目的だ。具体的には、特定の分野でのサービスのパッケージを比較してもっとも有利なものを提案する。当初まず携帯電話の分野からスタートする。Phamによれば、半分「LowerMyBills」に似ており、半分「Mint.com」にも似て位いるという。
消費者は携帯電話についていくつかの質問に答え、オプションで携帯料金をチェックするアカウントのユーザー名とパスワードを伝える。BillShrinkはこの情報に基づいてユーザーの携帯利用習慣を分析し、最適な回答を探す。非常に広範囲に携帯電話プロバイダから収集されたデータから最適の基本パッケージとアドオンをセットした契約プランを提案する。このOrbitz式の結果は、たとえば料金が少々高くてもカバー地域が広いほうがいいというようなユーザーの好みによって調整することができる。
BillShrinkの提案は、数多くの携帯プロバイダのウェブサイトをスクレイピングして情報を収集し、適切に内容を解析するエンジンの能力によっている。同社では料金プランを単純に比較するだけではなく、次第にサービスを改良してLowerMyBillsのように、多数の要因を考慮に入れた独自の明確な提案ができるようにしたいと考えている。
BillShrinkは携帯にとどまらず、将来はクレジットカードや保険契約などの分野へも進出する計画だ。最終的には消費者がさまざまな分野での支出にあたってひんぱんに訪問してくれるような信頼されるデスティネーション・サイトとなることを目指している。ビジネスモデルとしては、Mintと同様、このサイトから事業者のサイトを訪問した見込み客の紹介料金を収益源とする。
BillShrinkの共同ファウンダー、Schwark SatyavoluとSamir Kothariは Bessemer Venture Partnersから資金を調達している。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
PhotobucketはMySpace内からのPhotobucket写真のインライン利用をサポートすると発表した。利用にあたっては、MySpaceユーザーはコメントを残す際に 「Add Image From Photobucket」をクリックすればよい。するとPhotobucket内の写真を見ることができる。ユーザーはこの際、自分がアップロードした以外の写真も検索し、コメントに貼り付けることができる。
ひとつだけ問題なのは、MySpaceがまだPhotobucketへのログイン機能を提供していない点だ。そのためMySpaceユーザーはMySpece専用のPhotobucketアカウントを別に作る必要があるだけでなく、MySpaceからPhotobucketの機能を利用しようとするたびにいちいちログインしなければならない。
PhotobucketがMySpace内から利用できるようになるまでにはずいぶん時間がかかった(MySpaceがPhotobucketをi$300M(3億ドル)で買収したのは去る5月) が、正しい方向への一歩には違いない。Photobucket自体もMySpaceに買収されて以後順調な成長をとげている。最近、ユーザー登録数も3月の3千600万から5千600万に増加している。

[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
写真やファイルのオンライン・ホスティングは今やビジネスモデルとして確立した分野になっている。ストレージの費用が急速に低下し、SNSが大ブームになって以来、写真のホスティングはホットな専門分野だ。ここでは参入者にはこと欠かない。頂点にはMySpaceに$250M(2億5千万ドル)で買収されたPhotobucketが君臨する。ビジネスモデルの主流は無料ファイル・ホスティング・サービスだ。文字通りホスティングの料金は無料で、運営者はサイトに掲載された広告によって収入を得る。Shareapicはこれを変えようとしている。
Shareapicのモデルはシンプルだ。通常の無料写真共有サイトと同様の基本的サービスを提供する。ユーザーは写真をアップロードし、エンベッドコードを利用して他のサイトに写真を表示することができる。しかしShareapicはアップロードした写真のホスティングによって得られる収益をユーザーにも還元すべきだと考えている。Shareapicの登録ユーザーは全員がShareapicの広告収入の分配の対象となる。ただし、分配の算定の基礎となるのはそれぞれの写真に付随して表示された広告収入ではなく(ユーザーは自分で取得したAdsenseコードを貼り付けてGoogleから広告収入を得ることはできるが)、Sharepicは写真の閲覧回数に応じて広告収入を分配するとしている。その例は次のとおり。
ある月に、Shareapicがメンバーに還元すべき金額が、たとえば$1,000と算定されたとする。 われわれはまず、その月の画像の閲覧回数のトータルを計算する。この2つの数字から、ユーザーに支払うべき単価が計算される。総画像ビューが50万、支払い総額が$1000ドルだとすると、画像ビュー1回の単価は$0.002となる(1000÷500000)。あるいはビュー1000回について$2だ。ユーザーがMySpaceやeBayなどのソーシャル・サイトにたくさんの写真を投稿していれば、簡単に大金を稼げることがわかるだろう。
あるいはShareapicが収入の分配の率を公表していないのが不透明な印象を与えるかもしれない。しかし不透明であれ、他のサイトがユーザーに支払う額はゼロなのだから、いくらかでも分配してくれるのであれば有利には違いない。
われわれは参加メンバーに収入を分配するモデルのサイトを他に2つ紹介している。 AGLOCOはすでにdeadpool入りしているが、もうひとつのCapazooも含めて、両者ともいささか怪しげな多段階マーケティング手法―ピラミッド商法〔ネズミ講〕に近いという意見もある―を利用している。こういうモデルにはたいてい落とし穴がある。それに比べるとShareapicの手法は正直だ。たいへん正直でユニークなので、もしかするとこれからのビジネスモデルの一つになるかもしれない。無料サービスにユーザーが参加することによって運営者に経済的利益が生じるのだから、少なくともその一部を参加ユーザーに還元してもいいはずだ、Shareapicはと考えている。ユーザーが、たとえばFacebook上で使う時間は膨大なものだ。無料サービスだというが、Facebookの巨大な価値評価を見てもわかるとおり、運営者は個々のユーザーの参加によって大きな利益を得ている。将来、Shareapicを見習って、ユーザーの参加に対して経済的に報いるモデルを採用するサイトが増えてもおかしくない。マーケティングの手法としても優れているが、それにとどまらず、他の企業がユーザーの参加にいわばタダ乗りしてひたすら利益を追求しているのに比べて、ユーザーの投入した時間と努力を正当に評価しようというビジネスモデルは注目に値する。「タダで使わせてやる」的なモデルは、そのうち「ユーザーの参加を評価して収入を分配する」モデルにとって代わられるかもしれない。そうなれば、われわれ全員の利益になるのだが。

[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
サンフランシスコに拠点を置くソーシャルネットワーク用ウィジェットプロバイダーのSlideが記録を更新した。レポートによると毎日100万件以上の新しいウィジェットを提供しているという。
Slideではウィジェットベースの写真のスライドショ-を提供しており、ユーザーはこれをMySpace、Facebook、Bebo、Friendsterなどさまざまなソーシャルネットワークサイトに埋め込むことができる。
Slideの後ろ盾は申し分ない。ファウンダーはPayPalの共同設立者Max Levchin、出資者にはMayfield Fund、Khosla Ventures、BlueRun Ventures、Founders Fundらが名を連ね、2006年11月のラウンドで$20M(2000万ドル)調達したと噂されている。
SlideのFacebookアプリだけでも、合計1000万人を超えるユーザーがいる。comScoreの報告によると、2007年4月時点で、Slideの月間ユニークビジター数は1億1700万とのこと。
Slideと直接競合するサービスには、RockYou、Flektor、Photobucketなどがある。。
[原文へ]
情報によるとFoxは、Photobucketの買収契約を終え、Photobucketの株主には送金し、明日にはプレス発表を行う模様。
[原文へ]
Photobucketは、「Photobucket Media Plug-in 2.0」のローンチを発表。同プラグインは画像/動画ホスティングプラグインの無料版を強化したもの。
新プラグイン採用サイトのユーザーは、Photobucketの大規模なライブラリに公開保存されている何十億という数に上る写真、動画、それに画像を検索可能になる。また、ユーザーは既存のPhotobucketメディアアカウントに保存されている自身のコンテンツも検索できる。両ケースともともパートナーサイトを離れることなく利用できる。
Photobucket Media Plug-in 2.0のパートナーサイトは次の各サイト。Freewebs、Gaiaonline.com、LiveJournal、Piczo、Rockyou.com、Singshot、Slide.comそれにTagged.com。
PhotobucketのCEOであるAlex Welchは「Photobuckets Media Plug-insに検索機能を加えることで、Photobucketのパートナーに対し、より魅力あるオプションを提供できるようになる」と話した。
Photobucket公開ライブラリでの写真、画像、動画の検索実行数は毎日2500万に及ぶ。PhotobucketサービスはAlexaのトップ50サイトにランクイン。(ユーザーからの)熱狂的な人気を誇る同サービスは5月7日(米国時間)、Fox Interactiveにより買収されたが、買収後も(悪影響を受けることなく)依然と人気を維持している。そして、今回の新プラグインのローンチは、新オーナーのもとでPhotobucketが力強く成長し続けている証であろう。
[原文へ]
Fox Interactiveによる、Photobucket それにFlektor買収が正式に確定され、今日(米国時間5/30)プレスリリースにて発表された。金額についての詳細は明らかにされていない。そのため、われわれは「Photobucketが$300M(3億ドル)、アーンアウト$50M(5000万ドル)を含む。そして、Flektorは$15M-$20M(1500万ドルから2000万ドル)」というこれまでのレポートが正しかったものと推測している。
また、われわれは、今日の発表に先立ちMySpaceが両社の買い手だろうと報じた。が、実際は、(MySpaceの)親会社Fox Interactiveが両社を買収した。
[原文へ]
NewsCorpはPhotobucketに対してMySpaceに払った金額のほぼ半額を支払う予定だ。2005年のMySpaceの買収価格が$580M(5億8千万ドル)だったのに対して、Photobucketの買収価格は $300M(3億ドル)プラスearnout* (Google/YouTubeの例に比べたらもってけ、泥棒だ)。
しかし2つの相互に独立した調査サービスの分析によると、双方のユーザーがほとんど100%重複しているため、Photobucketの買収はMySpaceにほとんど新しいユーザーをもたらさないという。
Nielsen/Netratingsによると、MySpaceには5590万のユニーク訪問者がある。これに対してPhotobucketは1470万。ところが重複を除いたユニーク訪問者の合計は5770万。つまり現在のPhotobucketのユーザーのうちMySpaceを訪問していないのは、わずか180万人しかいないことになる。これはMySpaceにとって3%のユーザー増にしかならない。新しいユーザー一人につき167ドルを支払ったことになるわけだ。
Comscoreも同様の分析を示しており、77%のPhotobucketのユーザーがMySpaceを定期的に訪問しているとしている。
Comscoreは、比較の対象としてGoogleとYouTubeの例も挙げているが、こちらの方がさらに重複の率が高い。80%のYouTubeユーザーが同時にGoogleを定期的に訪問していた。
ただし[Google/YouTubeの例とは違って]MySpaceは従来からユーザーにPhotobucketと実質的に同様のサービス(写真とビデオの共有)を提供している。それではMySpaceがPhotobucketを買収したのは新しいサービスを提供するためでもなく、新しいユーザーを獲得するためでもないとすると、いったい何のためだったのか? Photobucketの機能と膨大なユーザーコンテンツを他の急成長しているSNSに取られるのを防ぐため?単に、買収できるだけの金があったから? 買収完了後にMySpaceがなんと説明するのか楽しみだ。
(訳注*) earnout: 企業買収時に設定されるオプションで、買収時に支払われる金額と別に、買収された企業が将来一定の営業成績を収めた場合、買収者が売却者に対して一定の金額を追加して支払うことを約束する。
[原文へ]
どこをどう比べても今回のMySpaceのPhotobucket買収価格はGoogle/YouTubeに比べ“破格のバーゲンプライス”だ。
両社は何かと比較の対象にされてきた。どちらもユーザー生成動画の膨大なライブラリを抱え、MySpaceという人様の庭でビジネスを構築した。Photobucketには膨大な数の共有フォトライブラリもあるが、これはYouTubeも手付かずの分野だ。
なのに蓋を開けてみればどうだろう。GoogleはYouTube買収の際、株式交換で$1.65B(16億5千万ドル)も払った。取引き終了時点でGoogleが払った株の価値は$1.8B(18億ドル)近くまで上がった。それに引きかえPhotobucketの買収価格はそのたった5分の1にも届かない。$250M(2億5千万ドル)プラス、せいぜいアーンアウトが$50M(5千万ドル)まで上乗せになるだけだ。
YouTubeは昨年10月の買収発表時点で収入らしいものが何もなかったが、Photobucketは今年$25M(2500万ドル)の売上目標に向け着々と駒を進めている。
会社の規模を比べても見劣りはしない。Comscoreの統計によれば、買収時点でYouTubeの米国内の月間ビジター数は2500万人。今のPhotobucketの米国内月間ビジター数は2000万人、つまり買収当時のYouTubeの80%に迫る勢いだ。
Photobucketの登録ユーザー数は4千万人で、毎日8万5千人程度が新規に加入している。それに同社のユーザーはとてもアクティブで、ネットワークにアップロードするコンテンツの数も非常に多い。買収時点でYouTube登録ユーザー数はどうか? Photobucketの4千万人に遠く及ばない。確かにYouTubeは動画をサイトに見にくるビジターのトラフィックがとても多いし、これは今も変わらないが、コンテンツを製作・投稿するユーザー数は、実のところPhotobucketより少ないのだ。
収入を別にしてトラフィック数でPhotobucketの買収価格を試算すると$1.3B(13億ドル)という数字が弾き出される。これはMySpaceが払う金額の4倍。見方を変えるとYouTubeはユニークビジター1人につき$67もらったのに対し、Photobucketは$13ポッキリなのである。
GoogleがYouTubeに払い過ぎたんだろうか? それともMySpaceがPhotobucketを買い叩いたんだろうか? たぶんその両方だろう。結局なんだかんだ言っても、ある領域でNO.1の地位をキープするというのはそれだけで買収に箔がつくもの。YouTubeの場合、その箔が「4倍」ということ。
おまけ: PhotobucketにはYouTubeの時みたいな入札バトルがなかったのも災いした。この数週間で他の入札希望者はことごとく脱落し、最後まで残ったのはIAC とMySpaceの2社だけだったようだ。これはたぶんMySpaceがPhotobucketの動画をブロックしたことで他社も怖気づいたものと思われる。
これから1年後に今を振り返ると、今回の買収はきっとNewsCorp(MySpace親会社)がMySpaceを買収した時のような燦然たる輝きを放っているに違いない。MySpaceも汚い手を使うもんだと非難する人もいるかもしれないが、Photobucketを買収交渉の大事な局面で締め出した、あの戦術は今にして思えば効果絶大だった。たぶんあれで買収価格が数億ドルは下がったんじゃないかと思う。
[原文へ ]
きっとPhotobucketの熱心な社員がリークした噂だと思うが、先ほど上級幹部から裏が取れた。MySpaceがPhotobucketを$250M(2億5千万ドル)の現金取引きで買収するらしい。
Photobucketは3月からずっと買い手を探しており、同月Lehman Brothersに買い手探しを委託している。目標価格は$300M(3億ドル)以上だったが、MySpace以外、ほんの少数しか入札企業がなかったのかもしれない。
両社はこの2週間、買収成立に向け本格的な詰めの交渉に入っている。MySpaceがPhotobucketの動画をブロックし、その論争が買収交渉に発展した。これを受け、動画ブロックは解除されている。
Phobuckeは昨年売上高$6.3M(630万ドル)。今年は$25M(2500万ドル)以上の売上高を見込んでいる。登録ユーザー数は現在3600万人で、さらに毎日8万5千人が新規登録中。
ここでPhotobucketを初めて紹介したのは1年前だ。同社はこれまで2ラウンドで計$15M(1500万ドル)の投資を調達済み。
[原文へ]
Photobucketのブログに戦争終結を告げる 簡単な記事が出た。2週間の締め出しの後で、PhotoBucketのビデオは無事MySpaceに掲載できることとなった。
しかしいちばん興味のある部分についてはまだわれわれには情報がない―どちらが、なぜ、折れたのだろう? 私はPhotobucketに対して「MySpaceと何か妥協したのか?」と尋ねてみたところ、たいへん長いが全然内容のない回答が返ってきた。一言でいえば「われわれはMySpaceとうまくやってます。サンキュー」というもの。
Photobucket’の4月のComscoreのトラフィックデータにどんな影響が出ているか、早く見たいものだ。暫定的だが、Alexaの統計によるとトラフィックはこの2週間むしろ上向いているようだ。しかしこれはMySpace問題がメディアに大々的に取り上げられ注目を集めたことが影響しているかもしれない。Comscoreの数字はもっと信頼性が高いはずである。またトラフィックとは別に、Photobucketとしては買収を考えている相手を怯えさせないためにもこの話は早く忘れてもらいたいに違いない。
MySpace側でも戦争終結を望む理由があったはずだ。MySpaceとしては非常に大規模な提携先であっても必要があれば容赦なく扱うという例を見せつけた。他のウィジェット提供会社は、自社のウィジェットに広告を忍び込ませる前に3度考えるだろうと期待できるわけだ。(年のために付け加えておくが、Photobucketがそのような広告を流したかどうか、まったく明らかではない)。いずれにせよMySpaceとしては十分に意図を明らかにしたといえる。しかし、この問題をめぐるマスコミのMySpaceへの非難の声は彼らの予想以上に大きかったかもしれない。[サードパーティーへの]警告を行った後は、Photobucketを復帰させる方が得策と見たのだろう。
最近一杯飲んでご機嫌なMySpaceかPhotobucketの幹部に会った読者はいないだろうか? 面白い話を耳にしたら知らせてもらいたい。
[原文へ]
ビデオクリップのエンベッドに関してMySpaceがPhotoBucketの4千万のユーザーを締め出したというニュースをめぐっては、誰が悪いという非難や、その否定、だから言ったとか、言ってないとか、議論が賑やかだ。
私の見るところでは、Photobucketという最大の独立系ウィジェット提供企業に買収交渉が進行しているわけだが、MySpaceはこれををぶち壊すチャンスと見て、でかい「ファックユー」の中指を突きつけたのだと思う。Om Malikの考えは違っていて、 今回のブロックを招いたのはPhotobucketの自業自得と言っている。Robert ScobleはPhotobucketという企業・サービスを「寄生的」と呼んでいる。Nick Carrは、誰が悪いかは別として、こういう事態になるのは必然だったと述べている。
しかし重要な質問は「誰が悪いのか?」ではない。重要なのは将来への見通しであり、「PhotobucketはMySpaceなしで生き延びられるのか?」という質問だ。
私の考えでは、答えはイェスだ。
PhotobucketはYouTubeのような当初から強い赤字体質の会社ではない。長い間、黒字化を達成したか、ほとんど達成するところまで来ていた。最近は人員とインフラに投資したため赤字に戻っているだけだ。収入源も多様で、一部はプレミアムアカウントから来ているが、大半は自社サイトでの広告から来ている。
私は先月リークされた営業収入のデータを検討してみた。Photobucketの収入源の最大のものは自社サイトの広告収入で、これが2005年には63%、2006年には68%を占めている。リークされた文書によると、同社は今年、$32M(3200万ドル)の収入を見込んでいる。この見込みはかなり正確なものに違いない。というのはこの数字は買収希望の相手企業に配布されているものなので、将来これが水増しされたものだったとなると交渉そのものをフイにしかねない。したがってPhotobucketとしてはむしろ控え目な予測をしているはずだ。
この広告収入はMySpaceからブロックされたことでダメージを受けるものではない。2006年とは異なり、Photobucketは今や共有サイトとして独自の地位を築いている。これはまさにMySpaceが昨夜行ったような事態に対する備えだった。Photobucketによると、同社の処理するビデオのページビューの過半数は自社サイトにおけるもの(したがって広告収入を生むもの)だとしており、これは1年前に比べて大幅に増加している。同社によると、MySpaceにビデオをエンベッドしているユーザーは25%に過ぎない。現在の成長率でいくと、MySpaceのブロックがこのまま永久に続くとしても、ユーザーとページビューを現在の水準に戻すのにわずか半年か、それ以下の時間しかかからない。
それに多くのMySpaceのPhotobucketユーザーはPhotobucketでビデオをエンベッドする能力を失うより、MySpaceを去って競争相手のSNSに鞍替えする方を選ぶと思う。何時間分ものビデオをPhotobucket以外の別のサービスからアップロードし直すより別のSNSにプロフィールをつくり直す方がはるかに短時間ですむ。最終的にはPhotobucketの方がMySpaceよりユーザーをつなぎ止める力が強かったと判明するかもしれない。
Photobucketの幹部は 今日私が話してみたところでは元気が良かった。「過去24時間で、トラフィックは大幅に増加したし、メディアの注目も昨年1年分のトータルを上回った」そうだ。
[原文へ]