Trailfire
Web注釈付けをブラウザのアドオンに焼き直した「Reframe It」新登場
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by Erick Schonfeld on 2008年10月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Webに注釈をつけるアイディアは前々からある。その源流は倒産したWeb 1.0の「Third Voice」まで遡る。今はバーチャルなスティッキーノートやコメントをサイドバーに加えることで、どんなWebページにもマークアップできるWebスタートアップが五指分ぐらいある(Diigo、Fleck、Stickis、ShiftSpace、TrailFire)。その一つのActiveWeaveは“BlogRover”として出直しを図ったものの、結局はBuzzLogicに会社を売却した。

今日(米国時間10/8)正式に業務をスタートした「Reframe It」は、この業界に参入を目指すスタートアップの新顔だ。同社はAD Gilhart & Co.から70万ドル調達しており、顧問役員にはスイス人投資家エスター・ダイソン(Esther Dyson)、ヘンリー・ ゲイツ(Henry Louis Gates, Jr.)、ハワード・ラインゴールド(Howard Rheingold)など錚々たるメンバーが名を連ねている。ただ、他のWeb注釈サービスのスタートアップが利用者から関心を喚起できずに苦戦する中、「Reframe It」がどのように他社と差別化を図るのか、その辺のことは分からない。

「Reframe It」はFirefoxやIEなどで使えるブラウザ専用プラグイン。Webページの気になる下りをハイライトし、サイドペインにコメントが追加できる。 コメント設定は「非公開、公開、特定グループにのみ公開」の中から選択可。「Reframe It」のプラグインを持ってる人なら誰でもWeb閲覧中にサイドペインで他の人が残したコメントが読めるというわけ。

「Reframe It」ではTwitter風のソーシャル機能も備えており、他の人のコメントやグループ内のコメントもRSSフィードでフォローできる。フィードは自分のブログ専用リーダーやFriendFeedのようなサービスで追跡可能。誰でも簡単に始められるよう、「Reframe It」ではGmail、Facebook、(間もなく)LinkedInその他のサービスから連絡先もインポートできる。

サービスそれ自体はWebマークアップや、コンテキスト内で他のメンバーのコメントを読む部分に関しては手堅いまとまり。問題は、既存の類似サービスも全部そうなんだけど、「Reframe It」のコメントがついたサイトにぶつかる確率がとても少ないことで、これではサイトペインも(畳めるからまだしも)無用の長物である。コメントは呼び込みも遅い。もっとも、コメントが趣味の人には魅力的かもしれないが。

仮にコメントが増えても、コメントの出るページからコメントを切り離してしまうのが常に良いとは限らない。コメントは今やWebページの延長として記事の一部として読む人も多い(ブログや報道サイトでは特に)ので、多くの人に読んでもらいたかったら各サイトのコメントシステムを使って直接ページにコメントつけるのがベストな方法だ。その点、「ReFrame It」でつけたコメントは、「ReFrame It」をブラウザに追加した人にしか見てもらえない。

無論、コメントだけ抽出してオリジナルコンテンツとして再発行することが全く無価値だと言うつもりはない。実際コメントシステムの中にはDisqusのようにコメント主一人ひとりを著者として扱い、Disgusを導入した全サイトからコメントを集めることで、注釈付けと似たようなものの実現を目指しているところもある。同様に、FriendFeedやFacebookで回収したリンクにコメントを付けられる機能も、コメント自体の地位を高め、注目を上げる面では役立っている。

でも、こうしたディスカッション自体が面白いのは、それが友だちや自分の気になる人たちの間で交わされる対話だからこそ。FriendFeedの登場で分かったのは、今はWebページ本体にコメントをつける必要なんかない、ということだ。本当に必要なのはリンクだけなのである。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

ウェブにマークアップする5つの方法
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by Nick Gonzalez on 2007年4月12日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

1999年にEng-Sion Tanと2人の友人がウェブページに誰でも書き込みをして公開できる「Third Voice」というブラウザ・プラグインを作ったことがある。これはインターネット上の言論にさらに自由さを加えるのが目的だったが、当時は「ウェブの落書き帳 (internet graffiti)」と非難する声が多かった。この会社は結局活動を停止している。

ウェブページへ注釈を加えるというアイディアは、しかしThird Voiceが最後というわけではなく、似たような、しかしそれぞれ独特の機能を追加した新しいサービスがいろいろ生まれている。

Diigo

ウェブでのリサーチ活動に必須のツールdiigologo100.png

Diigo はユーザーがブラウザプラグインまたはブックマークレットを用いてウェブページへのブックマークや注釈を共有できるリサーチツール。ウェブのテキストがハイライトされて、注釈のメモが関連づけて表示される。ブックマークはウェブサイトのコピーと共にキャッシュされる。Diigoでは注釈したページを他のブックマークサービス(メジャーなサービスはすべて網羅している)に登録でき、Diigoプラグインを持っていない相手に対してもメールで送ることができる。以前の紹介記事はここに

Diigoにはさらに先進的な機能もビルトインされている。Diigoではメジャーな4種類の検索エンジンを利用して、主要SNS、ブログ、現在の閲覧中のサイト、リンク先のサイト、7種類の専門分野(TV、株式など)のページ内をハイライトしたキーワードで検索できる。Diigoはまたユーザーの選んだリンクをユーザーのブログに投稿することができる。またリンク一覧を表示するウィジェットを用いて、ユーザーの最近の注釈を表示することもできる。

Fleck

もっともベーシックな機能flecklogo100.png
Fleckは注釈サービスのなかではいちばんベーシックな機能を提供する。ユーザーは公開または非公開でウェブページへの注釈を投稿できる。ブラウザプラグインが用意されているが、Fleckのサーバから注釈投稿のためのAjaxコードを埋め込んだウェブページがフィードされている。注釈をつけたページのパーマリンクを友達にメールしたり、自分のブログに掲載したりできる。われわれはFleckをローンチ時点で紹介しているが、今後さらに新しい機能が追加されていくものと期待している。

ShiftSpace

どんなウェブページにも自分の意見をshiftspacelogo100.png
ShiftSpaceはオープンソースのブラウザ(Firefox専用)プラグインで、NYUのInteractive Telecommunication Programで開発された。性格としてはオリジナルの「ウェブの落書き帳 (internet graffiti)」にたいへん近い。このプラグインは このプラグインを利用するとユーザーはウェブ上のページに独自の注釈をつけてリミックスし、コミュニティーで共有・編集可能なバージョンとしてセーブし、Shift + Spaceキーを押すことでいつでも呼び出せるようにできる。ShiftSpaceを押すとユーザーは誰でもコメントを残し、テキストにハイライトを施し、画像を変更できる他、ページのソースを自由に編集できる。
どのページでも自由にライブで編集できるウェブページ解析ツールFirebugをいくらか思い起こさせる。このプラグインをインストールしたユーザーの場合、変更を施されたページは画面左下隅に小さなShiftSpace(§)アイコンが表示される。

変更されたページは「shift」と呼ばれ、「公開」の場合、ShiftSpaceのサイト内から公開、共有される。ユーザーは気に入った「shift」ページをRSSフィードで購読することができる。ShiftSpaceチームは「trails」という「shift」のリンクの一覧の機能を提供しようと計画している。

Stickis

必要とする注釈だけを購読するstickislogo100.png
Stickisは 友人やコミュニティーからのウェブページの注釈をブラウザプラグインを利用した「channel」を通じて購読するサービスだ。われわれは以前Stickisがローンチしたときに紹介している。プラグインをインストールしていない相手も、Stickiウェブサイトの提供するプロキシーサーバを通じて注釈を読むことができる。チャンネルはテキスト、画像へのstickiによる注釈、RSSフィード(ブログの場合)に加えて、OpenTableやYelpのような特化したウェブサービスのチャンネルの内容で構成される。あらゆる注釈はユーザー個人のStickiブログに保存することができる。ユーザーがブログに注釈を加えた場合、このサービスはトラックバックURLを残す。

ユーザーがあるチャンネルを購読すると、ウェブを閲覧している間、折りたたみ可能なサイドバー形式のトレイが現れて、閲覧しているページに関連あるコンテンツの候補が随時表示される。たとえばレストランにリンクしたページを訪れた場合、OpenTableやYelpのようなレストランの予約やレビューに特化したチャンネルがポップアップする。他のコンテンツチャンネルでは閲覧しているページのURLやタグに基づいてStickiネットワークで生成された注釈を収集する。ユーザーが注釈をクリックすると、ユーザーが加えたコメントだけでなく、友達の加えた注釈も表示される。

Stickisの親会社、ActiveweaveはStickisの簡易場ともいうべきBlogRovRを最近リリースしている。こちらはユーザーがブログを検索、閲覧する際に、お気に入りのブログの内容をフィードするもの。

Trailfire

ウェブツアーを作って共有するtrailfirelogo100.png
Trailfireは昨年8月ローンチ した。その後、このソーシャルなウェブ注釈サービスは大きく機能を拡充してきた。特に最近、当初から約束されていたSNS的機能の追加がアナウンスされている。

TrailfireはIEとFirefoxのプラグインで、ユーザーはどんなウェブページに対してもメモ (markと呼ばれる)を投稿することができる。「mark」はリンクで結び付けられて一連の「trail」が生成される。このプラグインはmark(メモ)を残すためのボタンとtrailを管理するためのサイドバーからなる。ユーザーは興味あるページを見たら、markボタンをクリックする。するとAjaxを利用して、テキストエディタを内臓した小さいバルーン窓が現れる。この窓は、ページ内のどこへでも配置できる。ユーザーはページ内のテキスト、画像、リンクに対して注釈メモを作成できる。ユーザーはそのmarkにタイトルを付与し、所属するtrail(要するにmarkを保管するフォルダ)を選択する。trailにはコメントを付与することができ、プライベートに保存もできるが、公開することもできる。trailが投稿(公開)されている場合、ユーザーは〔「次へ」のアイコンを〕クリックするだけで順次markが付与されたウェブページを閲覧していくことができる。

traifirescreen.pngTrailfireの新しいバージョンでは、友達を設定してユーザーが作成するすべてのtrailを共有する機能が追加されている。また友達をグループ化したり、複数のユーザーでtrailを共同編集(wiki trails)したりすることもできるようになった。

注釈サービスと比較してみると、Trailfireは効果的な方向に機能を拡張するのに成功していると思う。DiigoやStickisといったサービスと異なり、Trailfireは注釈を見るだけなら、いちいちログインしたり、プラグインをダウンロードする必要がない。これは注釈の閲覧者を増やす上で大きなメリットだ。シンプルさではFleckに並ぶだろう。プラグインをインストールしていないユーザーのために、Trailfireのサーバーは一種のプロキシーとして、注釈を付けられたウェブページにAjaxの注釈のコードをエンベッドして表示させる。Trailfireでは、プラグインを持たないユーザーでも新しくリリースされたサーバーのプロキシー機能を利用したブックマークレットで注釈を書き込めるようになった。

第2に、Trailfireは個人のtrailページを作成する機能を実現している。このページにはmarkされたウェブページへのリンクとサムネール画像が番号を付けられて一覧表示される。検索エンジンはこのtrailリストのページをインデクシングできるので、ときに応じてかなりの量の検索トラフィックを送り込むことがある。そういった例が最近のエープリフールのtrailだった。4月1日に168,000ものユニーク訪問者を記録したが、大部分は検索エンジンからの転送だった。

[原文へ]

Trailfire、サービスを開始
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by Michael Arrington on 2006年8月17日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

シアトルに本拠を置くTrailfireがサービスを開始した。これは(del.icio.usのような)ソーシャルブックマークとソーシャルウェブページ注釈ツール(まだサービス開始前だがStickisの記事参照)の機能を兼ねたもの。基本的にユーザーのコメント、注釈はユーザーごとのパーソナルなTrailfireページに、あるいはTrailfireのエクステンションを通じて、ウェブページの一部として表示され、自分や他のユーザーが閲覧することができる。

Trailfireを使用するには、エクステンション(FirefoxとIE用が用意されている)をダウンロードしてインストールする必要がある。これによって2つのボタンとメニューバーの項目が追加される。2つのボタンでそれぞれTrailfireサイドバーの表示とページのマークを行う (スクリーンショット参照)。マークボタンをクリックするとポップアップが現れ、ユーザーはtrail nameとタイトル、注釈を記入する。ユーザーが同じ”trail name”を与えたページは自動的にグループ化される。ブックマークは公開、非公開を選択できる。ユーザーは自分のブックマークだけを見ることもできるし、そのウェブページへの全員の注釈を見ることもできる。サービスのロードマップとしては、特定のグループに対して閲覧を許可したり、そこへ友人を付け加えたりするソーシャルネット的な要素が欲しいところ。


注釈を付けられたページはTrailfireのエクステンションをインストールしていなくても共有、閲覧できる。Trailfireのサーバがプロキシーとして働き、注釈を表示するために必要なソースコードをページに付け加える。Trailfireについてのさらに詳しい情報は、このAboutページ参照。

マスマーケットへの普及を狙って、さまざまなサービスが多様な機能と使い勝手の良さの適切なバランスを求めてdel.icio.usモデルのソーシャルブックマークの改良を企ててきた。私はブックマークと注釈が一度にできるTrailfireの機能が気に入った。多くのユーザーも気に入るのではないか。

TrailfireはCEOのJohn O’HalloranとCTOのPat Ferrelによって創立された。このサービスはVoyager Capitalと個人のエンジェル出資者からの200万ドルに上るベンチャーラウンドを成功させている。

【日本語版のひとこと】
サンプルを開くとわかりやすい。ウェブページの中にポップアップが現れる。「次のページ」、「前のページ」へ移動するボタンがあり、同一のtrail内にまとめられたウェブページを順に見ていくことができる。http://trailfire.com/Trailfire/marks/6812

[原文へ]

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