Facebookの全世界での成長ぶりには驚嘆するしかない。6月には単月で新たに2400万人のユニークユーザーを世界で獲得し、総ユニーク数を3億4000万人とした。これでFacebookは、Google、Microsoft、Yahooに次ぐ世界第4位のサイトになった。comScoreによる(下の表参照)。Facebook自身は、2億5000万人 のアクティブ登録ユーザーがいること以外、公式には認めていない(Facebookの一部のページには登録ユーザー以外でも行くことができる)
この1年間、同サイトには前年比157%、2億0800万人の訪問者があった。全世界では、はるか昔の2008年4月にライバルのMySpaceを抜いている 。それ以降も、さらに巨大なサイトへと成長を続けている。上のグラフで青い線がFacebookだ。2008年8月にAmazonを、2009年1月にeBayを抜き去り、先月はついにWikimedia Foundationのサイト群(この中にWikipediaが含まれている)を越えた。
先週初め、ニューヨークタイムズは記者のDavid Rohdeがタリバンの収容所から脱出したと報じた。Rohdeはこの7ヵ月間にわたってタリバンの人質となっていたが、メディアはこの件につき沈黙を守っていた。ニューヨークタイムズとWikipediaの協力により、無事脱出するまで情報を公開しないようにしていたのだ。
2008年11月、Rohdeは地元記者のTahir Ludinおよび運転手のAsadullah Mangalとともに捕らえられ、タリバンの人質となっていた。しかし脱出が無事成功するまで 、ほとんどのメディアは本件につき沈黙を守っていた。ニューヨークタイムズが35のメジャーなニュース企業に対して本件を報じないよう依頼したからだが、これはRohdeの人質としての価値を上げないようにと考えて行われた措置だ。背景には、Rohdeが人質となったことを報じれば人質としての価値を高めてしまうことに繋がり、釈放に向けての努力が困難になるという考えがあった。35のニュース企業に報道を自粛してもらうのは、さほど難しいことではなかった。しかしWikipediaの利用者が本件を記事にしないようにするのには難しい面もあった。
ウィキペディアが、文字情報は豊富だがビデオはないし画像も殆どないことに不満を感じたことはないだろうか。たとえばWikipediaでSonyのRolly を引くと、このデバイスが「タマゴ型のロボットデジタル音楽プレーヤー」であると説明されている。Rollyを見たことのない人にとって、この難解な説明はあまり役にたちそうにない。Wikipediaで説明を読んでから、YouTubeやGoogleイメージ検索に飛んで、実際の外観がどうなのかを見なけければならない。
そこで出てきたのが、新サービスのNavify だ。今日(米国時間5/27)公開ベータを開始した同サービスは、Wikipediaの各項目に、画像やビデオ、ユーザーのコメントを加えて付加価値をつけるものだ。たしかに実に具合がよい。Navifyで”Sony Rolly”を検索すると、 本家Wikipediaのテキスト に加えて、何百という関連画像 と ビデオ (FlickrとYouTubeから取ってくる)が、Navifyが各項目の上に付けたタブをクリックすることによって表示される。“Pulp Fiction”を引くと 、Wikipediaの記事そのもののほかに、スクリーンショット、表紙、ポスター や映画の予告編 を集めてくる。おわかりいただけただろうか。
ヨーロッパ最大の携帯電話企業の一つであるFrance TelecomのOrange が、Wikimedia と提携して、Orangeの携帯電話とWebサイト上の、両者共同ブランドのチャネルからWikipediaのコンテンツを提供する。両者間の利益分配契約により、非営利団体のWikimediaは広告収入の一部を取得する。
Orangeは同社のWebおよびモバイルのポータルの上に、特別のWikipediaコンテンツチャネルを作る。さらにOrangeは、Orangeのポータルから直接、Wikipediaのコンテンツにアクセスできるための、ウィジェットも開発する。Wikipediaのコンテンツとウィジェットは、最初はフランス、スペイン、イギリス、ポーランドが供用範囲だが、今後はヨーロッパのOrangeの営業区域全体に広げていく。
ユーザー投稿百科事典のWikipediaはウェブ上で無料で提供されているが、読者はこれに$10払う気はあるだろうか? パリのスタートアップ、WikiPock は英語版のWikipedia全体を4GB以下(画像は含まず)に圧縮して携帯電話向けに販売している。他の言語版(ドイツ語、フランス語、ポーランド語、オランダ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語が提供されている)の場合、サイズはもっと小さい。
このアプリをインストールすると、Wikipediaの記事をインターネットに接続せずに携帯電話で検索、閲覧できる。携帯のメモリー、あるいはmicroSDカードに直接ダウンロードできる。$15で1年間に限りWikipediaのアップデートもダウンロードできる。tc[at]wikipock[dot]comにメールすると、先着30人読者にアプリが無料でプレゼントされる。現在はBlackberry版とWindowsMobile版が提供されているが、近くiPhone、Android、Symbian版もサポートが開始される。
しばらく前 から、Wikimedia財団とドイツのスタートアップ、PediaPress の提携により、Wikipedia から必要な項目を抜き出して編集し、印刷製本することができるようになっている。当初、ドイツ語で提供が始ったが、先週、6カ国語 が追加され、昨日(米国時間2/26)から通常の英語版もサポートされるようになった。(ただし、現在利用は登録ユーザーに限られている)。
ここで 実際にチェックしてみることができるが、ヘルプ・ページ を先に見たほうがよいかもしれない。出版される本には、目次ないし内容一覧が含まれ、PediaPressからPDFファイルとして無料でダウンロードできる。 PediaPressの書籍版のサイズは8インチx5.5インチ〔20cmx14cm〕、表紙はカラー、本文はモノクロで、料金も適当だ。料金は固定費、プラス、ページ数で計算される(最低料金は100ページで$8.90)。国際配送の場合その費用が加えられる。
Medpedia については、プライベートなベータテストが始ったときわれわれも紹介している が、このほど一般公開された。このプロジェクトは世界の健康・医療コミュニティーに対し、透明かつ信頼性の高い情報サービスのプラットフォームを提供する。MedpediaはSNSとWeb2.0的なユーザー生成健康情報を統合し、公衆に対しては健康情報のWikipediaとなり、医療・健康関係者に対してはLinkedInの役割を果たす。またFacebookのように、専門家と一般ユーザーに対して症状や治療法についての対話の場を提供する。
Medpediaはコンテンツや人材のネットワークを得るために、Harvard Medical School、Stanford School ofMedicine、Berkeley School of Public Health、University of Michigan MedicalSchool、その他の医療教育機関との提携している。多くの機関は著作権による制限をつけず、コンテンツを自由に利用できるようにしている。すでにアメリカとイギリスの25の医療ならびに政府機関が専門家のネットワークをMedpediaに提供する契約に署名している。
このたった一つの例から一般論を言うつもりはないが、でも少なくともWikipediaのTechCrunchに関する記事 は、うちがコーンやオートミールなどのシリアル を売っているとは書いてないし、略歴欄に”Troll “としか載ってないような人が書いてはいない。そのほかの点だは、記事はかなり正確だが。
プライベートカンパニーの評価を行うのは、インサイダーおよび経営情報のすべてにアクセスできるベンチャーキャピタルにとってすら非常に難しいことだ。それを外部の人間が行う場合、たとえ十分な情報が開示されていたとしても、アテモノのようになってしまうこともある。とはいえ、それがシリコンバレーに集う人々の間でもっとも人気のあるゲームのひとつであるらしい。
本日(米国時間4/28)、Silicon Alley InsiderのHenry Blodget & Co.が25のプライベートカンパニーの評価を試みた。リストのトップにあるのはFacebook 。しかしMicrosoftが評価した$15B(150億ドル)を下回る$9B(90億ドル)の評価となっている。なぜか? それはもちろん$15Bの評価が高すぎるのが明らかだからだ。それでSAIはFacebookの2008年の収益見込みの$350M(3億5千万ドル)を25倍して、企業価値と見なした。これで評価額は妥当なものになったか? おそらくなっていない。ただ、実際に市場での価格表かが為されていない以上、誰でも好きな値段をつけることができる。
このことは他のSAI25リスト についても同様だ。リストではWikipediaが$7B(70億ドル)、Craiglistが$5B(50億ドル)、Mozillaが$4B(40億ドル)、LinkedInが$1.3B(13億ドル)、Ningが$560M(5億6千万ドル)、RockYouが$325M(3億2500万ドル)、Sport Runnerが$250M(2億5千万ドル)と評価されている。上位5つのうち3つ(Wikipedia、Craiglist、Mozilla)が、非常に価値のある資産を持ちつつ、基本的に非営利で運営しているのは注目に値する。それら3社に対する評価は、利益の最大化を目指す観点から運営した場合に、どれだけの価値を持ち得るかというという点から為されている。もちろんこれは、利用者の反応にも影響を与える話で、そしてそれが企業価値の算出にも影響を与える。
このリストには他の25のスタートアップが掲載されており、Federated Mediaが$245M(2億4500万ドル)、Yelpが$225M(2億2500万ドル)、Meeboが$220M(2億2千万ドル)、Mahaloが$150M(1億5千万ドル)、Diggが$125M(1億2500万ドル)、Etsyが$115M(1億1500万ドル)、Powersetが$80M(8千万ドル)およびTwitterが$75M(7500万ドル)などとなっている。全体のリストはここ にあり、Nasdaqに応じて20分毎に動的に更新されている(但し、Nasdaqとどのように連動しているのか、詳細には明かされていない)。
ここに掲載される評価のいくつかは、他で為されているものより価値がある。いくつかについては無価値だ。たとえばSAIは、我々がレポートした$200Mでの買収の噂 と、Kara Swisherによる$60-$80Mの評価の「足して2で割る」方式でDiggを$125Mと評価 している。2つの噂を足して2で割る方式が、財務分析に基づく評価と同じ価値を持つことはあり得ない。
しかしだからどうなんだ? SAIもリストが完璧じゃなく、作業中のものだと認めている。数字にあまりこだわるのは利口なやり方とは言えない。評価されているスターとアップの間の、評価の違いについて考える出発点として役に立つと思われる。Meeboは本当にTwitterが持つ価値 の3倍なのだろうか? NingはSlideと同じだけの価値を持つのか? さて、アテモノゲームを始めよう。
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(翻訳:Maeda, H)
Encyclopedia Britannica は、新しい情報技術が伝統的ビジネスを窮地に追いやる典型的な事例として、ケーススタディの材料に使われてきた。Britannicaは創業250年にもなる非公開企業だが、インターネットが登場し、「カテゴリー5」級のハリケーン に直撃されるまでは、何もかもがうまくいっていた。しかしComscoreによれば、Brittanica.comの1ページが参照される間に、Wikipediaは184ページが参照されている計算だ。(月間のページビューでは38億対2100万)。簡単に言えば、〔ひとつの状況で成功し過ぎた企業が陥る〕革新のジレンマ の古典的な例ということだ(音楽産業も同じ)。
Britannica32巻には、4400万語からなる6万5千項目が含まれ、現在印刷版は1400ドルだ。年間70ドルの購読料でウェブからもアクセスできる。
そして今回オンライン版へのアクセスが無料になったのは、Britannica Webshare という新しいプログラムだ。あなたが「ウェブ・パブリッシャー」ならば参加が認められる。しかしウェブ・パブリッシャーの定義というのは、ちょっと要領を得ない。「このプログラムは、インターネット上である程度定期的に情報を公刊している人々を対象としており、ブロガー、ウェブマスター、ライターなどが含まれます。私たちが資格を有さないと判断した方には、参加をお断りする権利を留保しています 」。基本的には、まずサインアップし、自分のサイトのURLを告げて説明すると、彼らが審査して合否を判定する。じゃ、FacebookやMySpace、それにTwitterのユーザーは資格があるのだろうか、と考えてしまう。全員が「インターネット上である程度定期的に出版を行う 」連中ではあるのだが。
もし参加が認められたら、ブロガーはフルバージョンへのアクセス権が得られる。ブロガー公開した記事のリンクをクリックした訪問者はBritannicaのその項目だけは読むことができるが、他の部分は読むことができない。参加者は、下の例のようなウィジェットをエンベッドすることもできる。
しかしまだ中途半端
Britannicaが巧みに処理していることも多い。なにしろ、100人くらいの比較的小規模な編集者グループが、あらゆる分野の権威とされる4000人もの無給(私の推測)の寄稿者を管理しているのだ。しかし、音楽レーベルと同じように、彼らもなお、コンテンツを利用する人々は金を出すべきだという考えを捨てきれないでいるように見える。しかし〔有料化は〕検索エンジンが彼らのコンテンツを検索の対象から外すことを意味する。しかしそれではインターネット上に存在しないも同然になってしまう。
Britannicaは全員に無料で公開する代わりに、価格の差別化を図っている。一部のユーザーにはサイトへのリンクを許可すると同時に無料のアクセスを提供するが、その他大勢は金を払わねばならない。下世話に言う「半分だけ妊娠することはできない」の例のように思える。ウェブからリンクは欲しいが、購読料金を払い続ける愚か者がいるかぎり、それも欲しい、というわけだ。
外部から見れば、Britannicaの将来は明らかだ。先に倒産してしまえば別だが、結局は全部のコンテンツを無償でインターネット上に公開することを余儀なくされ、おそらくはwiki風のフォーマットでユーザーの編集も認めるようになるだろう。Wikipediaとの差別化は、記事をガイドする専門家を擁していることで、したがって権威を主張できる。ちなみに、これはWikipediaの共同創立者のLarry Sangerが2006年に提唱したCitizendium のビジネスモデルそのものだ。
このモデルを採用するのが早ければ早いほど、Britannicaが長期的に存続しうる見込みが高まる。全32巻のセットはもう少数の図書館に売りつけることしかできまい。何よりオンライン購読料をあきらめるのはつらい。しかし、それがダメになれば、違うモデルを試さざるを得ないだろう。
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(翻訳:Namekawa, U)
これは、オランダの映画監督IJsbrand van Veelenが先週Next Webカンファレンス で初上映して大きな物議を醸したドキュメンタリー『The Truth About Wikipedia (ウィキペディアから見た真実)』。YouTubeに出たので45分空きがある人は是非どうぞ。見るだけの価値はある。
映画では 『The Culture of the Amateur (アマチュア文化)』著者のAndrew KeenとBob McHenry元Encyclopedia Britannica編集長が登場し、ウィキペディア共同ファウンダーのLarry Sanger、ジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)、Web 2.0の指導者ティム・オライリー(Tim O’Reilly)らと2手に分かれて激論を交わしている。
たくさんの視点を盛り込みつつ巧みに作り込まれた作品ではあるが、結局すべてKeenのウィキペディア酷評を盛り上げるマシンになってる感は否めない。きっと見終わった方は映画では議論の軍配がKeenに上がったと思うはずだ。そして事実、van Veelen監督にステージで僕が個人的にはどっちの言い分に賛同する部分が多いか尋ねたら(僕はこのカンファレンスの司会進行役だった)Keenだと白状していた。まさに敵陣に加勢だが、それだからこそ尚更ドキュメンタリーは考えさせられる内容に仕上がっている。会場では騒然となり、あと一歩のところで監督糾弾の講釈をぶち上げそうな勢いの男までいた。
この映画でKeenが主張しているのは真実にはゲートキーパー(門番)が必要であり、ゲートキーパーはその道の専門家で固めなくてはならないということだ。もちろん彼が見逃している点もある。つまりウィキペディアでは比較的少数の集団が執筆・編集を手掛けており、各テーマ領域ではもはやエキスパートと言ってよい存在だという点だ。あるいはWikipediaのエントリ向けに行う執筆・調査活動を通じてエキスパートになっている。
無論それでも事実の不正確なところとか編集戦争、ウィキペディアの記事書き換えで広報PR活動に励む企業 が丸々消えるわけではない。こういった問題をめぐっては四六時中議論が持ち上がっているのが実態だ。だが、あと一点この映画ではウィキペディアがアイディア市場に極めて近いものである点も見落としている。市場はなんでもそうだが、ある時点で与えられた情報が間違いである可能性はあるものの、結局は間違いより正解である確率の方が多いものだ。
Keenとウィキペディア人のどちらに共感するかは、観た人それぞれの「真実の定義」によって変わってくる。 Keenは完璧主義者だ。「真実」はひとつであって、それ以外はすべてフィクションであり、エキスパートは真実の守護者である。 ところが実際の真実はどうかと言うと、「真実」それ自体が常に変容しており、この「真実」に対するエキスパートの見方も絶えず変わっているのだ。
(via The Next Web )
まだ時間が余ってる人のために、van Veelen監督が昨年Googleをテーマに作った50分のドキュメンタリーもはっておこう。:
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(翻訳:satomi)
やはりスケジュールどおりだった。カレンダーが東部標準時で4月1日になると同時に、Googleはエープリルフールのジョークをぶつけてきた。 (これが去年の実績 )。Googleオーストラリアは未来検索Google で先陣を切ったが、これはまあ面白かった。しかし今年のGmailのジョークは、私には全然面白くない。
Gmailのカスタム・タイム というジョーク機能は、過去の適当な日付でメールを出すとその古い日時に合わせて相手の受信トレイにメールが配信されるというもの。
使い方
メール作成画面から「Set custom time」をクリックします。過去日付で送信したメールは相手の受信トレイにそれに応じた時間的な順序で配信されます。「未読」、「既読」いずれの状態で配信されるかオプションから指定しておくことができます。
メールの日付を遡らせる場合に、何か限度がありますか?
あります。過去の日付の指定は2004年4月1日、つまりわれわれがGmailを公開した日よりも遡らせることはできません。Gmailが存在する前のGmailにメールするなんて、タイムスリップしてあなたが生まれる前の自分の親とデートしたらどうなるかというパラドックスみたいなクレージーな話になってしいます。
おもしろいかって? 人それぞれ考えがあるだろう。私の意見では、去年のほうが おもしろかった。
しかしこのジョークが元で、Wikipediaにちょっとした戦争が起きている。こっちほうがおもしろいかもしれない。この「過去に向かってメールを出す」仕組みを説明して「eフラックス・キャパシター」なるテクノロジーで「Grand Father Paradox〔「時間旅行者が自分の祖父を赤ん坊の頃に殺したらどうなるか」というパラドックス〕を回避したと述べた後で、Wikipediaの「Grandfather Paradox 」のページへのリンクを載せた。するとそのページを誰かが編集して「time travel」という部分を「 gmail」に変えた改定版 を作り、さらに「Gmailは4月1日にこの記事に直接リンクを張ってwiki戦争を挑発した」というコメントを残した。
この編集はすぐにWikipedia当局によって削除された。が、誰かが変更を再度投稿した。するとまた削除された。ドラマの経過は問題の記事の改定履歴(revision history) のページでリアルタイムで見ることができる。(なんなら参加してもよい)。
誰が先に疲れてあきらめるか見もの。
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(翻訳:Namekawa, U)
Wikipediaについに第1千万項目 目の記事が投稿された。Nicholas Hilliard という16世紀ハンガリーの画家の伝記である。(英語版はここに )。
Wikipediaでは、この1千万の記事は250種類の異なる言語で書かれているとしている。英語はWikipediaで依然としてもっとも広く使われている言語で、230万項目が書かれている。(2007年9月に200万番目 の英語の記事 が投稿された)。英語の次に広く使われているのは、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、日本語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語、スペイン語、スウェーデン語。
言語別の記事数についてはこちら を参照。
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(翻訳:Namekawa, U)
今日(米国時間3/26)、Wikipediaを運営している非営利団体、Wikimedia財団はAlfred P. Sloan財団から$3M(300万ドル)の寄付を受けたことを発表した 。この寄付は3年間に渡って分割払いされる。
昨年同財団は$2.7M(270万ドル)の総収入があり、総支出は$2.1M(210万ドル)だった。(ここに収支報告がある )。今年の収入はこれによってずっと多くなるはずだ。この寄付に加えて、昨年Wikipediaは一般からの寄付を募る運動 を広く展開していた。財団には15人の職員がいるが、2010年には25人まで増員したいとしている。
財団は最近(Sloan財団とは別の)大口寄付者 との間に利害の衝突があるのではないかという疑いをもたれたことがあった。またある時点では、サイトの広告を導入することで経済的な独立を確保してはどうかという提案 を真剣に考慮した節がある。ごく一部に広告を導入するだけでも収入は膨大なものになるはずだ。2億5千万人に近い人々が毎月Wikipediaを訪問しており(全インターネットで第5位のサイトだ)、ページビューも40億弱ある。(Comscore Worldwide調べ、2008年2月現在)
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(翻訳:Namekawa, U)
Wikimedia Foundationは先週、2007年の監査済み決算報告 ( 下にエンベッドしておいた)を公表した。 Wikimediaの会計年度は実際は6月30日に終了しているので、それからほとんど8ヶ月もたってからの公開となった。とはいえ、Wikipediaの運営母体について、いくつか興味深い事実もうかがえる。
通例Wikimediaは決算報告を会計年度末の5ヶ月後くらいに公表してきたが、今年はなぜか8ヶ月かかっている。寄付その他の収入の総額は2006年の$1.5M(150万ドル)から、2007年は$2.7M(270万ドル)に増加している。(これには最近の 募金キャンペーンの期間は含まれていない)。なお、Google株の寄付が収入のかなりの部分を占めている。2007年度に681株が寄付され、これは現在の株価で$315,000(31万51千ドル)に相当する。
旅費が$140k(14万ドル)から$264k(26万4千ドル)へと大幅に増えている。これはJimmy WalesがWikia Search のプロモーションのために世界中を回って歩いた時期が含まれているので、一部の陰謀論者はこの旅費について、営利団体であるWikia(これもWalesが設立)のための活動の旅費を非営利団体のWikimedia Foundationから不当に補填していると邪推 している。しかしWalesは私にメールを寄こして、Wikimedia Foundationは彼に旅費の補填は一切行っていない、と断言した。純然たるWikipedia関連のイベントでも、2つの団体の間の資金の管理を完全に独立させるために、WikimediaはWalesに旅費を補填していないという。Walesは「私は全部自腹でやっている。すべて私のポケットマネーでまかなっている」 と述べた。
ただし決算報告には、WikiaとWikipediaは一部のインフラ的経費、資産、職員、経費を共用していることが指摘されている。
本Wikimedia Foundationはホスティングおよびネットワーク通信費用の一部を、本団体を創立したのと同一人物によって創立された営利団体Wikia,Inc.と共用している。これらの経費について、Wikia, Incに対して本団体は2007年6月30日現在6千ドルの未収金を有する。本団体は2006年6月30日に終了する年度において、WikiaInc.から6千ドルに相当する事務所スペースの寄付を受けた。2007年にはこのような事務所スペースの寄付はなかった。
2007年6月30日現在、本団体の理事会の理事2名がWikia, Inc.に従業員、管理職あるいは役員として所属している。
2006年の財務諸表はこちら 。
Wikimedia Foundation, Inc 2007 Financial Statement
CrunchBase: wikia
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(翻訳:Namekawa, U)
クラウドソース動画の新会社KalturaがWikimedia財団と提携し、自社の動画マッシュアップ技術をWikipediaに導入することで合意した。プログラムは本日(米国時間1/17)ベータ版で公開となった が、一般の人たちはここでWikipediaや他のWiki向けに共同制作の動画を作ることができる。Kalturaの動画編集テクノロジーは、複数の人たちが協力して動画を作り上げることができるもの。
この機能が加われば、Wikipediaに投稿を貢献する人たちもいずれ動画クリップ、画像、図表、アニメーション、PowerPointのプレゼン資料を簡単に追加できるようになるだろう。(あそこは場を盛り上げるものが何かあっていいと思わない?)
ベータの一環でKalturaは、その動画&リッチメディアのリミックス技術をオープンソースとして公開する。これはMediaWikiソフト上で動作するwikiならどこでも入手できるようになる。また本プログラムの一環でユーザーはクリエイティブ・コモンズのライセンスの下で動画やリッチメディアのライブラリにもアクセスが可能に。
Kalturaはニューヨーク市が拠点。TechCrunch 40 でローンチした。
CrunchBase: Kaltura
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(翻訳:satomi)
乱れ飛ぶ憶測なくしてMacWorldは語れない。しかし今年は、さらに踏み込んだ誰かがWikipediaを使って 、明日のJobs講演のニセ講演メモらしきものを流布し、ブログやマスコミが大挙して飛びついている(ここ もここ も)。引っかかってならない人(Steve Rubel )まで。
このメモ、一見もっともらしい。新MacBookにあっと驚くようなものなし、16GB版iPhone、iTuneでのYouTubeダウンロード、iPhoneソフトウェア開発キット(SDK)の紹介など。
しかし、致命的なミスがいくつかある。iTunesの映画レンタルや、Microsoft Office 2008、DRM無し音楽パートナーの追加、期待のビートルズiPodなどへの言及がないのだ(こうしたきわめて確度の高い予測のうち少なくとも1つは本当のはず)。もちろんすでにWikipediaの自浄作用が働いて、このメモのウラが暴露されている。あるコメントには 「全くのデタラメだ」 、と書かれている。
それでも、よくできた予想はWikipediaの信頼に乗じて噂となって広がっている。私が気に入ったのは、噂のSDKのニュース。この「メモ」によると、Steve Jobsはかなりの時間をこれに割く予定。詳細はこうだ。iPhoneアプリの価格は$6.99、ウィジェットは$2.99で収益の70%がデベロッパーに入る(無料にもできる)。Appleはデバイス保護のため、ソースコードのみを受け付け、実行プログラムは受け付けない。Jobsがデモを行う予定のiPhoneアプリのサンプルは、RSSフィードリーダー(あると嬉しい)、Last.fmの音楽アプリ、iPhone版Twitter(この部分は本当かもしれない )。
関係のある部分を以下に引用しておこう。[訳注:引用部分は原文のまま]
iPhone/iPod Touch SDK
- Apps and Widgets
- Using Cocoa with Objective-C
- Developers submit programs as source code, not executable
- Specify iPhone or both iPhone/Touch (certain features iPhone only)
- Set your own price: Apps $0-$6.99, Widgets $0-$2.99
- Users buy/download in iTunes Wi-Fi Store / iTunes Store (Mac/PC)
- Automatic updating wirelessly or docked
- Demonstration of exporting from XCode 3 to iTunes Store
- Submits source code to Apple for validation (make sure that people aren’t abusing the system, prevent malware and viruses)
- If using microphone or GSM, iPhone only; otherwise, available for both iPhone and iPod Touch
- Apps can be free or up to $6.99; Widgets free or up to $2.99
- Developers recieve 70% of revenue for their products
- Licensed under Apple Mobile Software License
- Can download wirelessly from iTunes Wi-Fi Store or docked to computer from iTunes Store
- Demonstration of wirelessly downloading (and running) the app submitted earlier
- Apps and widgets can be rearranged on front screen; front screen scrolls to show all apps/widgets
- Resubmit updated versions of apps; when added to store, iPhone/Touch will ask you to update it next time you use it (or next time you dock the iPhone/Touch)
- Developers can get their hands on a beta version of the SDK tomorrow on ADC and start developing; final version due early February
- iTunes 7.6 and iPhone/iPod Touch Software update 1.3 allowing for Apps mid-February
Example apps/widgets
Apps:
- iChat (coming with 1.3 update) (AIM, Jabber/Google Talk)
– Quick demonstration
- RSS Feed Reader (coming with 1.3 update) (read feeds online or off)
- One of our partners made something cool: Last.fm (scrobble tracks played on iPhone/touch wirelessly without syncing w/ computer)
Widgets:
- Dictionary (coming with 1.3 update) (quickly look up words, translate, use wikipedia)
– Quick demonstration
- Yellow/White Book (coming with 1.3 update) (search for contacts, add them to your address book directly from the app, will sync back with address book on your Mac/PC)
- Sports Ticker (coming with 1.3 update) (choose your sports and teams, get updates on their progress)
- Another partner: Twitter (update your Twitter on the fly, see your friends tweets)
- Try these out on the show floor today
もう一度念のため、これは全部デマ。それでもApple信者が聞きたがっていることをそれなりに反映している。あとは明日Jobsが、AppleのiPhone SDKプランを「いくらかでも」明かしてくれることを願うばかりだ。
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)