Zecco
by ゲスト ライター on 2009年2月3日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

2006年にわれわれは、Zeccoのゼロ手数料モデルの何が危険であるかについて、3点指摘しておいた。このディスカウントオンラインブローカーが、経済不況で価格構造を変えざるを得なくなったのは驚くにあたらない。

最近の数年、この「手数料ゼロ」証券取引サービスは、最低残高を$2500に引き上げ、無料取引数を40件から10件へと引き下げてきた。今度はさらに取引に制限をかけようとしている。顧客宛のレターの中で、CEO Jeroen Vethは、3月1日以降、無料取引のためには、顧客の資産が$25,000以上必要になると言っている。レターの全文が下にある。

なぜか? Zeccoは、今や低利率になってしまった顧客の口座からは、もはや利益を上げられなくなったのだ。ディスカウントされた手数料から得られる収益はごくわずかにすぎない。

Billeo、$7Mの資金を確保
by Nick Gonzalez on 2007年11月15日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

billeologo.pngオンライン支払いサービスのBilleoはこのほど$7M(700万ドル)のシリーズBの資金調達ラウンドを完了した。ATA Venturesがリードし、Billeoの従来からの投資家、Altos Ventures、Claremont Creek、Pacifica Fundがこれに加わった。

ユーザーの個人的な会計処理を助けるオンラインサービスを提供するスタートアップは多数生まれている。資金の投資、運用の分析に重点を置いたサービス(CakeZeccoCovestor)と支出の管理(MintWesabe)を助けるサービスなどがある。これに対して、Billeoはオンラインでの支払いを自動化したり、支払い日を通知するなどしてユーザーを助けるシンプルなツールだ。

ユーザーはBilleoに対し、どの支払いは自動的引き落としにするか、どの支払いについては念押しの通知が欲しいか、などの情報を入力する。ユーザーの指示に応じてBilleoは支払いに注意を促すメールを送ってくれる他、オンラインでの支払いをモニタして記録を取る。多くの金融機関が第三者への支払い(引き落とし)サービスを提供しているが、Billeoはそれに加えて支出の統計を取って平均と比較するなどのサービスを提供する。われわれが以前紹介したツールバーをダウンロードしてインストールすると、Billeoはオンライン金銭処理に関わるさまざまなフォームに自動的に記入してくれる。他の会計、資金管理ソフトで直接のオンライン支払い機能を備えているものはないので、この点は将来Billeoの大きなセールスポイントとなっていくだろう。

Crunchbase Billeo

Crunchbase Wesabe

Crunchbase Cake Financia

Crunchbase Mint

Crunchbase Zecco

[原文へ]

(翻訳:Namekawa、U)

Zecco順調に伸びる – $25MをシリーズB調達
by Nick Gonzalez on 2007年11月14日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

1年と少し前のローンチ以来、われわれはZeccoにかなりつらくあたってきた。このサービスの手数料ゼロの証券仲介には、多くの危険信号が灯っていた。特に、われわれが心配したのは、このサービスに魅力を感じるのは市場のごく低価格の層だけではないかということだった。

われわれの批判にめげず、この会社は辛抱を続けた。自前の取引プラットホームを作ってハードなデイトレーダーに使ってもらい、Zeccoshareなるソーシャルサイトを立ち上げて、同好の投資家たちが株式についての意見交換(結果的に取引が増える)をする場を提供した。近いうちにこのユーザーたちの「集合知」を活かし、株式に関するデータをさらに集めて、トレーダーに提供するつもりだという。他にもこの分野で試行しているところはある。

本日(米国時間11/13)Zeccoは$25M(2500万ドル)の調達ラウンドを終え、既存の$10M(1000万ドル)に上乗せしたことを発表する。同社では経営陣も入念に立て直しをしている。まだわからないが、今回に限っては、彼らを負け組と呼んだのは間違いだったのかもしれない。

かわりにEtradeをデッドプール入りさせた。

Zecco

[原文へ]

(翻訳: Nob Takahashi)

CAPS、「少数者の英知」を借りて株価を予想
3 コメント
by Nick Gonzalez on 2006年10月7日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

2週間ほど前、PicksPalという仮想スポーツギャンブルサイトの紹介記事中で群集の英知 (書籍:Wisdom of the Crowds 著者: James Surowiecki)というコンセプトについて多少触れた。PicksPalの新しいサービスは、ここでの仮想ギャンブルに関してもっとも良い成績を上げたユーザーの予想(本人たちには知らせず)をまとめたパッケージを制作、有料サービスとしてスポーツギャンブラーたちに提供するというものだ。最初の2週間についてこの試みは大成功を収めた。このアイディアは大勢の中から本当のエキスパートを探し出すことができて、彼らの意見を平均すれば驚くほどの結果が得られるというものだ。

今度はこの分野の最近2番目となるMotley Fool CAPSという実験がスタート、(SocialPicksなどの)市場予測サービスの一群に新たなメンバーが加わることになった。CAPS ではユーザーが市場で取り引きされている銘柄について、それが特定の期間内にS&Pを上回るか下回るかを予測する。同一のユーザーが7回の予測を行った後で、このユーザーは運用成績と正確性(的中した予測数÷総予測数)に基づいて100分位数によるCAPSの評価を付与される。

優秀な成績を収めたユーザーは掲示板の筆頭に掲載される、プロフィールページに受賞歴を表すアイコンを授与される、などさまざまな自慢のタネを目当てに参加する。しかしCAPS ではそれだけに止まらず、このデータを株式売買の助言として利用していく予定だ。より優秀な成績をおさめたユーザーの意見には、成績の悪いユーザーにくらべてずっと高い重みづけが与えられる。 これは「群集の英知」の一変形だが、実績のあるユーザーにウェイトを与えたうえでの平均を利用している。

市場は従来からもっとも効率的に情報を評価するシステムだとみなされてきた (ひどい結果に終わってしまったが、DARPA テロリズム先物市場の考え方もこれだった)。わずかでも優位性を求める投資家にとって、CAPS は必要な情報を与える手段となるかもしれない。

しかし、ひとつ気になるのは、 PicksPal とは違って CAPS で非常に高い評価を得ているエキスパートユーザーは、自分が株の推薦に影響を与えていることに気付いてしまうことだ。単に本人がその事実を知っただけでも予想内容に影響が出る恐れがあり、システム全体を破壊してしまうかもしれない (これは「群集の英知」の理論で最初に「群集対エキスパート」の比較が行われたときの背景となった考え方だ)。もし、そういうことが起こるようだと、CAPSは専門家が自分の金銭的利害を考慮して―あるいは似たような理由で―特定の株を推薦する非効率なシステムと変わらなくなってしまう。

手数料無料の新しい証券会社 Zecco が似たようなサービスを始めるという噂がある。もし Zecco の顧客が自分が予想屋ユーザーグループの一員であること知らない場合、長期的に見れば、予想の質をはるかに高めることになるだろうと思われる。

[原文へ]

Zecco、前途は険しい
1 コメント
by Neil Kjeldsen on 2006年9月23日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

注:以下の記事は常連寄稿者Neil Kjeldsenのものだが、Neil は9年間にわたって株のブローカー業界で働いていた。最近の仕事はschwab.comのウェブサイト管理だった。

昨日(米国時間9/21)、Zeccoのコミッション無料の株式売買プラットフォームの発表は、テクノロジー界に大きな反響を呼んでいる。現代というマーケットにとって逆風の不安定な時代を考えると、これは面白い試みだ。しかしZeccoなどのスタートアップが大手のブローカーに影響を与えるようになるまでには長い時間がかかると思う。これにはいくつか理由がある。

  1. ほとんどの顧客は株の売買をあまり頻繁に行わない。そこで手数料が問題になるのはマーケット参加者のごく一部に過ぎない。 非常に活発な短期売買(Active Trading:buy-and-hold―買い持ちの反対で、短期のトレンドを見て売買・予測するアプローチ)で株式仲買業に大きな手数料収入をもたらす顧客もいるが、多くの口座の持ち主は平均して年に数回取り引きを行うだけだ。そのため、一生に一 回出会うかどうかというめったにない右肩上がりの市場で(たとえば90年代のような)、誰も彼もが株を始めるようなことでもないかぎり、 AmeritradeやeTradeは生まれない。そういうことが起きてZeccoが繁盛するようだったら、私が間違っていたことになるだろう。 Zeccoが生き延びることができないと言っているのではない。小さなニッチビジネスを築くことはできるかもしれない。しかし大手に対する脅威になるかっ て? 猛烈に強気な市場にならないかぎりそれはない。私はもちろん市場の予言者ではないが、石油価格が70ドルでアメリカが世界中あちこちで戦争をしてい る現状では、ここ数年そんなことは起きそうにない。
  2. ディスカウント・ブローカーはすでに手数料をゼロに近づけている。Schwab は2年間で手数料を30ドルから10ドルにまで下げ、それに応じて社内も改革した。売買手数料に永久に頼りつづけるわけには行かないと認識して、彼らは助 言サービス、マネージドアカウント、固有のミューチュアルファンド(米国の投資信託)、バンキング・貸出業務などに向かっている。 細かい数字までは知らないが、SchwabとFidelity は両社ともトレーディングよりはるかに多くの収入をミューチュアルファンドとキャッシュバランスから得ている。前回の危機からeTradeを救ったのはお そらくバンキングだろう。現在eTradeは助言業務にも進出中だ。 Ameritradeは助言業務を強化するためにWaterhouseの一部を買収した。手数料ゼロトレードは将来の形だろうが、これらの会社の場合、そ れに対応するよう社内体制を整備するのにあと数年はかかるだろうと思う。.
  3. 安いからといって人気が出るとは限らない。安ければいいというのならSchwabは何年も前にMerrillをやっつけて いたはずだ。もちろん一定の影響は与えたが、Merrillは金融サービス分野で大きな存在でありつづけている。Merrilが生き延びたのはマネーがら みでは(運用実績の助けになるとは限らないが)顧客サービスが重要だからだ。実例を見てみよう。たとえば現在SchwabとFidelityがどうやって Merrill、 Smith Barney、などの大手に挑戦しているか? 顧客サービスの売り込みによってだ。

こ ういうことを踏まえたうえで、もしZeccoが非常にすぐれた短期売買のトレーディングプラットフォームを作りあげるのに成功し、活発に短期売買を繰り返 す最上の顧客グループを引き寄せるのに成功するなら、大したものだが、そういうことは起きそうにないと思っている。活発に取り引きする最上の顧客グループ は何の資産もなくて料金にだけは非常にうるさい22歳の若者ではない。彼らはもっと年上で、地位を築いており、大きな財産を持っている。こういう人々はた いていの場合、財産のほんの一部で株式投資をしている。こういう顧客が年に何千ドルか節約するためにZeccoに走るとは考えにくい。大手ブローカーは彼 らの多くを満足させる顧客サービスを提供している。ZeccoはおそらくTradeStationのようなブローカー会社と直接の競争関係になるだろうが、TradeStationも熱心なファンがついており、しかもすでに手数料は十分に安い。

それではZeccoは誰を引き付けられるのか? もしZeccoが非常に優れた短期売買のプラットフォームを作りあげることができたら、私は前言を 取り消す。Zeccoの顧客ターゲット層が財政的に有料助言サービスやミューチュアルファンドを必要とするほどの力があれば良いビジネスチャンスがあるだ ろう。しかし広告収入で支えられる代わり映えしないブローカーサイトに過ぎない場合、顧客はほとんど財産のない、料金を出し惜しみする若い層だけというこ とになる。そしてそういう若い層も中年になって財産ができれば、多様なサービスを揃えている大手ブローカーのもとへ流れていくことになってしまいそうだ。

[原文へ]

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