Adaptive-blue
by Erick Schonfeld on 2009年1月5日

ユーザーが自分の友達の活動や考えを対象として検索できたら便利ではないだろうか? これは多くの場合、間違いなく検索体験を改善するはずだ。たとえば、レストランや本、映画などを検索すると、ユーザーが実際に知っている人々の推薦が表示される。イタリーのフィレンツェに旅行を計画しているとしよう。検索で10人の友達がすでにフィレンツェを訪問していると分かったら、いろいろとアドバイスを求めることができるだろう。ここ数年、こういった夢のシナリオの実現に向けてソーシャル検索の試みが続けられてきた。スタートアップだけでなく検索エンジンも意欲を見せている。しかし、残念ながらどれもあまり成功していない。

Facebookのニュースフィードが(Googleで)検索可能になれば、夢のソーシャル検索の実現に向けて大きく近づくことになる。Facebookのフィードはすでに、単にFacebookだけでなく、ウェブ全体(Twitter、Flickr、YouTube、Digg等々)でわれわれの友達が今、何をしているかを教えてくれるようになっている。その点Friendfeedも機能は同様だが、Facebookの方がユーザーがはるかに多い。

一見ランダムなソーシャル・フィード情報の検索を意味のあるものにするカギは、ユーザーにとっての関連性をランク付けするソーシャル・アルゴリズムの発見にあるだろう。たとえば、私がイタリーのフィレンツェについて検索すると、フィレンツェに住んでいる友達が上位に来なければならないが、同時に、最近フィレンツェで写真を撮った友達、Twitterでフィレンツェについて話した友達なども、おそらくはその順で表示されるべきだろう。この種の関連性のランク付けは技術的に難しい課題だが、まさにGoogleが得意とする分野だ。

Blue Organizerの最新版「Indigo」リリース―セマンティック技術でウェブページではなく話題そのものを検索
by Erick Schonfeld on 2008年2月13日

adaptive-blue-logo.png今年はいよいよセマンティック検索アプリケーションが実用化の段階を迎えるようだ。今日、Adaptive BlueはFireFoxのアドオン「Blue Organize」の最新版Indigoをリリースした。ひと言でいえば、Blue Organizeはウェブページではなくそのページの内容になっている対象そのものをサーフィンすることができる。Blue Organizerはユーザーが閲覧しているウェブページを解析して、それが特定のクラス―本、映画、音楽、株、レシピ、レストラン、ブログなど―に属しているかどうかを認識できる。認識に成功した場合、話題となっている「ものごと」(あるいはオブジェクト)を掲載している他のウェブページにリンクを張る。本のレビューが書いてあるブログ記事を読んでいるとしよう。Blue Organizerを使うとAmazon、AbeBooks、Alibris、Barnes & Noble、eBayなど多くのサイトでその本を売っているページに直接ジャンプすることができる。さらに、その本のブックレビューが掲載されているページだけを検索するカスタムGoogle検索ページが作成される。「ものごと」が属するクラスによってコンテキストが異なるのに対応して、それぞれ適切な検索オプションが生成されるようになっている。

Blue OrganizeはReadWriteWebの常連寄稿者としても知られるAlex Iskoldによって開発された。Iskoldは、2006年2月にFred WilsonのUnion Square Venturesから$1.5M(150万ドル)を調達している。最近、ラウンドBの資金調達の準備をしているという。

blue-organizer-small.pngIndigoに組み込まれているセマンティック検索テクノロジーは、通常の意味での検索というよりディスカバリー・エンジンのように働く。まだどんな対象でも認識できるわけではないが、特定のクラスに属する「ものごと」や「コンセプト」は認識できて、それらになるべく近い内容をもつウェブページを探しだす。ユーザーは自分でいちいち検索エンジンを訪問して検索を行う必要がない。ユーザーはIndigoの勧めにしたがって、コンセプトから似たようなコンセプトへ次々にウェブページをジャンプしていくことができる。Indigoはウェブページ全体のテキストとページ内のリンクを解析して推論を行う。

Indigoがあるページを解析した結果、それが本、映画、レシピ、その他のテーマに関するものだと判断できると、ブラウザの上部に表示されているBlue Organizerのアイコンがそれぞれに対応する(本なら本、映画ならフィルムのリール、レシピならコック帽)の形に変わる。これはIndigoがページ内容を「認識した」というしるしで、ここからさまざまな関連あるリンク、たとえば本だったらAmazonサイトのその本についてのページや書評をリストしたページにジャンプできる。またユーザーのウェブ利用の習慣に応じて「Del.icio.usにブックマークする」、「Facebookで共有する」「Diggに投稿する」などのオプションも示される。このソフトは同時にユーザーのウェブ閲覧履歴をチェックしてユーザーがすでに訪問したサイトからも関連あるサイトを選び出す。さらにAdaptive BlueはそれぞれのクラスごとにカスタマイズされたGoogle検索ページを用意しており、認識したオブジェクトすべてについてカスタムGoogle検索によってさらに詳細な情報が得られるようにしている。

smartlink.pngページ中でユーザーが著者名やフィルムのタイトルを選択すると、小さいSmartMenuボックスがポップアップし、それらの対象に関連あるリンクを表示する。Indigoがその本なりレストランなりに対して、以前すでにリンクを張ったことがあると、小さい青いフォルダーのアイコンがその語の横にエンベッドされる。クリックすると、多数の「SmartLink」が現れる仕組みだ。SmartLinkはまた検索結果ページにも現れる。StumbleuponのFirefoxアドオンをインストールしていて、Stumbleuponコミュニティーが格付けを行ったことがある検索結果が表示された場合にアイコンが変化するのに似ている。

前のバージョンのBlue Organizer同様、ユーザーはスライド式に閉じることができるサイドバーにオブジェクトを保管することができる。これは単にリンクをお気に入りなどに登録するのとは異なる。というのは、これはIndigdoが認識したクラス(ブログ記事、本、画像、株式、おもちゃ、etc)に属するオブジェクトであり、SmartLinkやカスタマイズされた検索結果、その他、すでに生成されたオブジェクトの属性がすべて同時に保管される。

ウェブをページの集まりとしてではなく、「ものごと〔オブジェクト〕」の集まりとして考えるのには少し慣れが必要だ。私はBlue Organizerのアドオンを1年以上前にインストールしたのだが、実際に利用したのはたぶん2回くらいだろう。あまりにも進歩しすぎていて、普段私がブラウザを使う流れにうまくマッチしないのだ。(これは必ずしも私だけの問題ではなく、130万回もダウンロードされているのにアクティブなユーザーは数千人くらいしかいない)。ところが今回のIndigoの新しいバージョンでは、ユーザーがウェブをサーフィンしている間に暗黙のうちにサービスが準備される。いちいち何をセーブすべきかユーザーが考える必要がない。ユーザーは小さな青いフォルダーのアイコンをクリックするだけでよい。すると対象となるコンセプトに関連ある有用なリンクが多数表示される。ツールバーのアイコンの形が変わったらクリックすると、プルダウン・メニューが現れて、ここにもいろいろ便利な機能が満載だ。

複雑なアプリケーションには分かりやすいとっかかりが必要だが、Indigoにはそういう入り口がいくつも用意してある。このアプリケーションにはここでは説明しきれない機能が他にもいろいろある。スマートウィジェットを作るのも簡単だし、マイクロフォーマットもサポートしている。一般的な名前やアドレスをそれとして認識する機能、ユーザーが任意のテキストを選択するとそれを自動的にTwitter、Tumblr、Lijitのメッセージとして送信する機能もある。Indiigoのリリースについてのさらに詳しい情報はここここに。読者もチェックしてで感想を聞かせてほしい。

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(翻訳:Namekawa, U)

Adaptive Blue、Blue Organizerの新版をローンチ
by Duncan Riley on 2007年5月24日

Union Square Venturesから資金を調達しているAdaptive Blueが人気のFirefoxアドオン、「Blue Organizer」の新バージョンをリリースした。新しいバージョンでは改良されたさまざまなセマンティック・ウェブ機能が提供されている。

われわれは過去にもAdaptive Blueを紹介してきた。それ以来Blue Organizerは60万回ダウンロードされ、Michael Arringtonが「相当のもの」と呼ぶまでに成長した。旧バージョンも優れた製品だが、新バージョンはこれをベースにして、さらにユーザー・エクスペリエンスが改善されている。

Blue Organizerでいちばん注目される機能は「スマートリンク」だ。スマートリンクはユーザーが見ているページのデータに基づいてコンテキストを解析して関連あるリンクをツールバーとページ内プルダウンメニューから表示する。新バージョンではこのコンテキスト解析エンジンが改良された。またオプションも進化している。旧版ではつねに同一の決まった外部リンクが表示されていたのに、新しいバージョンのBlue Organizer では解析エンジンがユーザーのそれぞれの閲覧履歴を考慮するよう、劇的に改良された。たとえばユーザーがFacebookとDe.licio.usを頻繁に利用しているが、Newsvineは利用していない場合、スマートリンクにNewsvineは表示されない。
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Adaptive Blueは、またウィジェット市場にも進出してきた。新しいリンク共有機能で、セマンティックリンクをサイドバーのブックマーク方式のリストも、通常のエンベッドも可能だが、どんなウェブページにもエンベッドできる。レベニューシェア無しの、アフィリエイトプログラムにも対応している。つまり、ユーザーがeBayやAmazonのアフィリエイト・コードをエンベッドした場合、アフィリエイト収入は100%そのユーザーにもたらされる。


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この新しいBlue Organizerはなかなか魅力的なパッケージに仕上がっている。パワーユーザーには右クリックによるスマートリンク機能が便利だろう。ユーザーが閲覧しているページのコンテキストをセマンティックに解析して、ダイナミックに関連あるウェブページへのリンクを表示するこのスマートリンク機能は大いに時間の節約になる。私はこの記事を書くためにBlueOrganizerをインストールしてみたわけだが、なかなか便利なのでしばらく使ってみるつもりだ。
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Union Square VenturesがAdaptive Blueに出資
by Marshall Kirkpatrick on 2007年2月21日

セマンティックウェブのFirefox対応プラグインを提供するAdaptive Blueが今日(米国時間2/20)、Union Square Venturesからの調達を完了したことを明らかにした。調達額は明らかにされていない。

Adaptive Blueは「Blue Organizer」 という名前のタグ&検索ツールを提供している会社だ。優れた機能を一式網羅しており、対象ページからセマンティックな意味内容をパースすることに特化したツールである。

Union Square Venturesの投資先で最も良く知られているのはYahoo!買収前のDel.icio.usだが、同社はFeedburnerにも出資している。Blue Organizerは今週さらに全サービスを一通りアップグレードした。僕が昨年11月に書いた前バージョンのレビューはこちら

Adaptive Blueは1年前に創業した社員4人の会社で、ファウンダーAlex Iskoldの個人出資で運営してきた。躍進のきっかけはFirefox 2.0追加機能のページとして正式に推奨されたこと。 これを境にユーザーのダウンロード数は昨年11月、推奨リストに加わる前の2万件から一気に13万件に増え、今では34万件まで伸びている。面白いことに、Firefoxの最新バージョンがリリースされてからも同社は相変わらず成長率を維持しているのだ。

Blue Organizerの実力を知るには同社のブラウザ専用プラグインを実際に使って試してみるか、これについて書いた僕の過去エントリが参照になるだろう。以下のスクリーンショットを見れば、僕が音楽レビューのウェブページでBlue organizerを使ったときの大体の感じが掴めるだろう。 このツールを使うと、こちらの読んでいる内容がミュージックに関するものだと自動的に認識し、それに最も関連性の高い検索オプションが何か考えてくれるのだ。実に素晴らしい。

僕の場合、ウェブは大体ひとつのトピックに集中して使うので、トピック識別やバーティカル検索のパワーはあまり実感できないが、もっとワインや本なんかのトピックをオンラインで読みたいカジュアルなウェブ利用者ならその違いが実感できそうだ。

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